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“サーキットの狼”世代にはたまらない!? 1973年式デ・トマソ「パンテーラL」が米国オークションに登場 ネットに寄せられる反響と気になる落札価格とは

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“サーキットの狼”世代にはたまらない!? 1973年式デ・トマソ「パンテーラL」が米国オークションに登場 ネットに寄せられる反響と気になる落札価格とは

“サーキットの狼”世代には懐かしい デ・トマソのスーパーカー!

 2025年4月25日、米国オンラインオークションでデ・トマソ「パンテーラ」Lの1973年式モデルが落札されました。

【画像】「えっ...!」これがネットで反響を呼ぶ1973年式デ・トマソ「パンテーラ」です(30枚)

 そんな中、ネットではさまざまな反響が飛び交っています。

 今回落札された73年式のパンテラ Lは、フォード幹部が新車時に1年間使用したのち、カリフォルニアで30年以上保管されてきました。

 インテリアは黒布張りのレカロ・バケットシートを中心に、ビニールで統一したダッシュとコンソールがカラーコーディネートされています。

 外装は21年にメタリックブルーへ再塗装され、US仕様バンパーに代わりグラスファイバー製ユーロスタイルバンパーとクワッドヘッドライトを搭載。

 ブラックで統一した外装トリムと新調ウェザーストリップが鮮青の発色を際立たせました。船首や後輪後方に小さなロックチップが残るものの、全体の仕上がりは高水準です。

 MOMOコンペティションステアリングの奥にはSpeedhut製200mphスピードメーターと1万rpmタコメーター、中央にはデジタルダッシュを配置し、補助計器が水温や油圧を監視します。

 パワーウィンドウやワイヤレスフォブ付きセキュリティ、3点式シートベルトも備わり、完成後の走行距離は2600マイル(4184km)にとどまります。

 心臓部は2019年に換装された第1世代5リッターのコヨーテV8です。

 リムサイズは前17×9インチ、後18×11インチで、ブリヂストンPotenza RE-71RSタイヤ(前245/40、後295/35)が組み合わされています。

 アフターマーケットピストンとコンロッド、強化カムシャフト、Haltechエンジンマネジメント、カスタムステンレスエキゾーストが組み合わされ、サテンブラックで整えたエンジンベイにはアルミラジエーターとデュアル電動ファンを追加。

 動力はZF製5速マニュアルトランスアクスルとCVアクスルを介して後輪へ伝達され、トランスアクスルオイルは2024年3月、エンジンオイルは2025年1月に交換済みです。

1973年式デ・トマソ「パンテーラL」の気になる落札価格とネットでの反響とは

 そんな1973年式デ・トマソ「パンテーラL」について、ネット上ではさまざまな反響が見て取れます。

「雨の日チョイとアクセル踏んだだけでケツ振るトルクは凄かった」、「インテリアもオシャレだったし名車に乗れた良き思い出」、「ものすごいエンジン音が未だに忘れられませんね」、「この初期の色々ついてない姿が1番好き」といったポジティブな意見が多くあり、沢山の人が興味を持っているようです。

※ ※ ※

 この1973年式デ・トマソ パンテーラL、落札額は14万4000ドル、日本円で約2070万円となりました。

 純正度を重視する同世代の車両より高値ながら、フレームオフ修復と近代化改装、低走行距離、そしてビルド工程の詳細記録と動画が信頼性を高め、評価を押し上げたと考えられます。

 半世紀前にイタリアとアメリカの“融合の象徴”として誕生したパンテーラが、最新の5リッターV8と現代電装によって再び路上へ舞い戻りました。

 往年のモノコックと新世代パワートレインが溶け合った鮮青のボディは、落札額に見合う価値を示し、旧車と現行車の境界を超える魅力を放っています。(VAGUE編集部)

文:VAGUE VAGUE編集部
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みんなのコメント

5件
  • 上州 浪漫
    こんなウェッジ シェイプを見せてて、エクゾースト ノートは「ドロドロドロ•••ドゥルン!」というアメリカンマッスルの様なサウンドという アンバランスさがまた魅力的に思える不思議なヤツ。
  • pfl********
    「サーキットの狼」世代としては、オレンジ色の車体色に半艶消し黒のボンネットとリアゲートがしっくりきますネ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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