現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > いい意味で見掛け倒し!? スズキ「ハヤブサ」はスリリングと優等生の2面性が楽しめるハイパフォーマンスバイク

ここから本文です

いい意味で見掛け倒し!? スズキ「ハヤブサ」はスリリングと優等生の2面性が楽しめるハイパフォーマンスバイク

掲載 3
いい意味で見掛け倒し!? スズキ「ハヤブサ」はスリリングと優等生の2面性が楽しめるハイパフォーマンスバイク

大型免許を取ったら絶対乗りたかった1台

 皆さんこんにちは! バイク女子の高梨はづきです。

【画像】!スズキ「Hayabusa」の走りを楽しむバイク女子の高梨はづきさんを画像で見る

 今回の記事では、世界最速の鳥にちなんで名付けられ、その名の通り世界最速バイク上位にランクインし続ける、スズキ「Hayabusa(ハヤブサ)」の試乗記をお届けしていくよ!

 わたしがハヤブサと初めて対面したのは2022年9月のこと。その時のわたしはまだ大型免許を持っていなかったので試乗することは叶わなかったのだけど、その日ご一緒したモーターサイクルジャーナリストの青木タカオさんの後ろに乗せてもらい、タンデムでハヤブサの乗り心地を楽しんだのを記憶しているよ。

 当然、パッセンジャー(後ろに乗る人のこと)とライダーでは乗り心地や感じ取れることは違うので、あの時乗れなかったことにガッカリはしていたけど、「大型免許を取得したら絶対リベンジするんだ!」と決めてから今日までハヤブサに乗れることを楽しみにしていて、撮影当日までワクワクしっぱなしだったんだ!

 ハヤブサのカラー展開は3色で、今回試乗したカラーはマットスティールグリーンメタリック/グラススパークルブラックだよ。マフラーはボディのカラーに合わせたシャンパンみたいなシルバーカラーで統一感があるね。

 スズキのwebサイトでその他のカラーリングもチェックしてみたけど、どれも渋くて高級感もあるしカッコイイんだ。

 2022年にタンデムで乗ったモデルは白×青カラーと、トゥルンとした見た目の好青年みたいな若々しい印象だったけど、今回乗ったグリーンカラーはシックと清涼感の中間のような印象。

 カラーリングが変わるだけで、こんなにも感じ方が変わるんだね! しかもカラーオーダーが出来るらしく、18色ものバリエーションからカラーリングを選べるんだ。自分好みの色に出会えちゃうね!

大型モデルとは思えない操作性の良さにビックリ

 ではエンジンスタート! ハヤブサは、排気量1339ccの直列4気筒水冷エンジンの188馬力で、この馬力はクルマに匹敵するくらいの力があるんだ。ふ、振り回されないように気をつけないと⋯⋯。

 キーを回すとカラー液晶画面に一瞬だけ『隼』の文字が出現して、その演出がかっこいいー!

 その後スターターボタンを押すと歯切れの良い低いサウンドが左右から聴こえてくる。コクピットのように沢山並ぶメーターの取り扱いはちょっと複雑そうだけど、少し触れてみるよ!

 ハヤブサには3種類のPW(パワー)モードと10段階のTC(トラクションコントロール)が備わっていて、PWモード1はクイックなレスポンス、モード2はソフトでトルクフルなレスポンス、モード3はソフトかつモード2より穏やかなレスポンスがそれぞれ楽しめるようになっているよ。

 TCは数字が大きくなるほどスリップ防止の度合いが高くなるみたい。このモードカスタムでは自分に合った走り心地を見つけることができるし、その時の気分や路面状況に応じて変えられるのはいいよね。

 いざ走り出していこう。トルクの太さを感じる動き出しから低速の安定感も抜群で、すごくストレスフリー! すこし調子に乗ってストレート上で思いっきりアクセルをひねってみた時は、身体が置いていかれるようなスリリングさの中にも、包み込まれているような快適さがあったんだ。

 車重があって重心が低い位置にあることと、空力特性に特化した独特なフォルムによってバイクと一体化している感じで、低速から高速までブレることなくスムーズに走行できたよ。

 わたしの経験上、大型バイクだとどうしてもハンドル捌きや体重移動の難易度が高くなってくるものだけど、コーナリングは意外にも操作性がよくてめちゃくちゃ扱いやすいから、嬉し楽しくなって顔が綻んでしまった。これがスズキの最高峰か。

 特に設定をいじらずとも、標準設定でかなり優等生なことがわかる。スムーズにパワーを伝達してくれるので、非の打ち所がないバイクだなって感じたよ。どんな路面にも適応してくれる余裕さ、さらにグッとアクセルを捻ればスリリングな乗り心地も楽しめる二面性には、グッと心惹かれるものがあるよね!

 路面からの振動も少なくゆったりした乗り心地で、雑な性格のわたしでも紳士的に操ることを強制させられるような懐の深さがある。

 乗る前の印象とはまるで違う、乗ってみたらあら不思議! “これ以上ないくらいのトータルバランスに、どこまでも乗っていたくなるバイク”といったところ。

 でも乗車姿勢が、わたしの苦手な前傾姿勢なのは変わりないから、ロングツーリング時にどれくらい長く快適に乗り続けられるかが気になるところ。

 今回の撮影時間は長くなかったので、満足いくほど1日中乗りまくれる機会をまた作りたいな。近々、ツーリング特集とかどうですか編集長! と、アピールしてみたりして。

 最後に! 乗り心地以外でハヤブサの好きなポイントを発表するよ!

 なんといってもモデル名に「隼」っていう漢字名を使っているところがかっこいいよね。ボディや鍵はもちろん、透明なヘッドライトの中にまで、隼の文字が浮き出るように施されているデザインは日本人として粋に感じるな。

 ちなみに、鳥のハヤブサの急降下の最高時速は300km/hだそうだけど、バイクのハヤブサの最高速度は1999年に実測値で312km/hを叩き出しているんだって。

 その名に恥じないスピードスターなハヤブサは、わたしの力量では持て余してしまうほどパワフルで、でもまた乗りたいと思わせてくれるバイクだったよ!価格(消費税込)は223万3000円です。

 ということで本日はここまで! また8の付く日にお会いしましょう。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

初心者の不安を全部解決!! スズキ「ジクサー250」は程よいパワーとコンパクトさで車体との一体感を楽しめる自然体モデル
初心者の不安を全部解決!! スズキ「ジクサー250」は程よいパワーとコンパクトさで車体との一体感を楽しめる自然体モデル
バイクのニュース
イメージは高倉健!? ロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ450」は無骨感に隠されたジェントルが魅力の本格アドベンチャー
イメージは高倉健!? ロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ450」は無骨感に隠されたジェントルが魅力の本格アドベンチャー
バイクのニュース
「スズキDR-Z4S&SM」注目の400ccオフ&モタードモデルにまたがってみた!~第41回大阪モーターサイクルショー2025速報~
「スズキDR-Z4S&SM」注目の400ccオフ&モタードモデルにまたがってみた!~第41回大阪モーターサイクルショー2025速報~
モーサイ
カワサキ「“新”エリミネーター」発表! “ロー&ロング”スタイルが超カッコイイ! 「抜群の足つき」と軽快な走りの「ストリート“クルーザーバイク”」登場!
カワサキ「“新”エリミネーター」発表! “ロー&ロング”スタイルが超カッコイイ! 「抜群の足つき」と軽快な走りの「ストリート“クルーザーバイク”」登場!
くるまのニュース
スズキ「GSX-S1000GX」は快適性とスポーツ性能を兼備したグランドクロスオーバー! 新色レッドが追加された「2025年モデル」は何が変わった?
スズキ「GSX-S1000GX」は快適性とスポーツ性能を兼備したグランドクロスオーバー! 新色レッドが追加された「2025年モデル」は何が変わった?
VAGUE
スズキ「GSX-8S」がカラーバリエーションを一新! 新色シルバーの追加でアップデートされた「新世代ネイキッド」の魅力とは
スズキ「GSX-8S」がカラーバリエーションを一新! 新色シルバーの追加でアップデートされた「新世代ネイキッド」の魅力とは
VAGUE
扱いやすい「ニーハン」モデルもお値段すえおき!! スズキの軽二輪スポーツ「ジクサーSF250」「ジクサー250」2025年モデル発売
扱いやすい「ニーハン」モデルもお値段すえおき!! スズキの軽二輪スポーツ「ジクサーSF250」「ジクサー250」2025年モデル発売
バイクのニュース
スズキのアドベンチャーツアラー「Vストローム800」シリーズが2025年モデルへ進化! カラー設定が刷新された「最新モデルの魅力」とは
スズキのアドベンチャーツアラー「Vストローム800」シリーズが2025年モデルへ進化! カラー設定が刷新された「最新モデルの魅力」とは
VAGUE
1リッターで“驚異の56km”走行! スズキ「バーグマンストリートEX125」がスゴイ! “快適性と低燃費”を両立した「コスパ優秀」スクーター!
1リッターで“驚異の56km”走行! スズキ「バーグマンストリートEX125」がスゴイ! “快適性と低燃費”を両立した「コスパ優秀」スクーター!
くるまのニュース
【ホンダ Eクラッチ vs ヤマハ Y-AMT】大きな違いは「クラッチのつなぎ方」! 初心者ライダーにオススメなのはどっち?[後編]
【ホンダ Eクラッチ vs ヤマハ Y-AMT】大きな違いは「クラッチのつなぎ方」! 初心者ライダーにオススメなのはどっち?[後編]
レスポンス
スズキから775ccのスポーツバイク「GSX-8R」の2025年モデルが登場! 市街地から峠道、サーキットまで卓越した走りを楽しめます
スズキから775ccのスポーツバイク「GSX-8R」の2025年モデルが登場! 市街地から峠道、サーキットまで卓越した走りを楽しめます
VAGUE
ホンダの電動スクーター「CUV e:」日本初公開&発売日決定 原付2種クラスで走りも機能も別次元の高スペック!? コネクテッドなマルチモニターのガジェット感が高水準!!【大阪MCS2025】
ホンダの電動スクーター「CUV e:」日本初公開&発売日決定 原付2種クラスで走りも機能も別次元の高スペック!? コネクテッドなマルチモニターのガジェット感が高水準!!【大阪MCS2025】
バイクのニュース
さらば「プロジェクトBIG-1」、ようこそ「Eクラッチ」、ホンダが描くバイクの“新世界”…大阪モーターサイクルショー2025
さらば「プロジェクトBIG-1」、ようこそ「Eクラッチ」、ホンダが描くバイクの“新世界”…大阪モーターサイクルショー2025
レスポンス
スズキ新「ジクサー250/ジクサーSF 250」発表! 独自の「油冷エンジン」&軽量ボディが楽しそう! “ヒラヒラ曲がる”快適な走行性の「スポーツバイク」登場!
スズキ新「ジクサー250/ジクサーSF 250」発表! 独自の「油冷エンジン」&軽量ボディが楽しそう! “ヒラヒラ曲がる”快適な走行性の「スポーツバイク」登場!
くるまのニュース
「目新しさナシ」とか言われて43年存続!? 「ヤマハを代表するバイク」SR400は何がスゴかったのか?「え、もう作ってないの?」
「目新しさナシ」とか言われて43年存続!? 「ヤマハを代表するバイク」SR400は何がスゴかったのか?「え、もう作ってないの?」
乗りものニュース
トライアンフ「タイガースポーツ660」発売直後から大反響! 「クイックシフター」&「“新”走行モード」搭載でめちゃ楽しそうなミドルバイク! 試乗ユーザーから「想像以上だった!」の声も
トライアンフ「タイガースポーツ660」発売直後から大反響! 「クイックシフター」&「“新”走行モード」搭載でめちゃ楽しそうなミドルバイク! 試乗ユーザーから「想像以上だった!」の声も
くるまのニュース
ヤマハ「WR155R」国内販売スタンバイ!? 謎展示の水冷オフ車を考察~大阪モーターサイクルショー2025速報~
ヤマハ「WR155R」国内販売スタンバイ!? 謎展示の水冷オフ車を考察~大阪モーターサイクルショー2025速報~
モーサイ
ドゥカティ新型パニガーレV2 Sをイギリス人レーサーが斬る!「旧型より35馬力ダウンも全ては軽さのため。車重177kgが同等以上の速さをもたらす」
ドゥカティ新型パニガーレV2 Sをイギリス人レーサーが斬る!「旧型より35馬力ダウンも全ては軽さのため。車重177kgが同等以上の速さをもたらす」
モーサイ

みんなのコメント

3件
  • *****
    何とキャワイイはづきさん!
  • zae********
    「見掛け倒し」に、いい意味もなにもない。強そうな見た目に反してあっさり倒れる(弱い)ってことだから。
    「見た目に似合わず」ならいい意味でも使う。ハヤブサはこっち。鈍重で重たそうにみえる割に、軽快で軽い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村