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マイルドな乗り心地が人気の秘訣!? パラツインが搭載された大型バイク5選

掲載 更新 13
マイルドな乗り心地が人気の秘訣!? パラツインが搭載された大型バイク5選

パラツインの大型バイク5選!

 バイクのエンジンは、同じ排気量であってもシリンダーの数や配置の違いによって性能やフィーリングが異なり、それに伴いバイクの乗り味も大きく変わります。

【画像】大型初心者におススメのエンジン!? パラツインエンジン搭載の人気モデルを画像で見る

 そもそも2気筒エンジンには、「並列」、「V型」、「水平対向」といったシリンダー配置のバリエーションがあり、その中でも「並列2気筒エンジン(パラツイン)」は、シリンダーが進行方向に対して横並びに2つ配置された形式で、並列=parallel(パラレル)という意味から、「パラレルツイン」または「パラツイン」と呼ばれています。

 ちなみにパラツインエンジンは、シリンダーが横並びであるためエンジンの横幅は広くなるものの、V型や水平対向に比べて部品点数が少なく、軽量でコストが抑えられるという利点があります。

 さらに構造がシンプルなため整備性にもすぐれており、扱いやすいエンジン形式として広く採用されています。

 では、具体的にはどのようなモデルが挙げられるのでしょうか。

■ホンダ「ホーク11」 

 ホーク11は、2022年9月に登場し翌年12月に生産終了となった、日本市場専用のスポーツモデル。

 経験豊富なベテランライダーをターゲットにした同モデルは、丸目ヘッドライトやロケットカウルが特徴で、どこかレトロな雰囲気を漂わせたデザインが人気を集めました。

 搭載されるのは1082ccの水冷パラレルツインエンジンで、6速マニュアルトランスミッションとの組み合わせにより、操る楽しさを体感できる1台。

 低速域から豊かなトルクを発揮し、270度位相クランク特有の心地よい鼓動感とサウンドも楽しめる魅力的なモデルとなっています。

■ヤマハ「YZF-R7」

 YZF-R7は2022年2月に発売されたスーパースポーツで、ヤマハの人気シリーズ「YZF-R」の第5弾にあたります。

 搭載される689cc水冷パラレルツインエンジンは、2021年モデルの「MT-07」がベースとなっており、低中速域での力強い加速性能が特長。

 さらにクラッチ操作や減速時の安定感を高める「アシスト&スリッパ―クラッチ」が備えられ、街乗りからサーキットまで幅広く楽しめる仕上がりとなっています。

 その扱いやすさから、初心者からステップアップを目指すライダーにも人気の1台です。

まだまだある!人気のパラツインモデル

■スズキ「GSX-8R」 

 2024年1月に発売されたGSX-8Rは、ネイキッドモデルの「GSX-8S」をベースに、フルカウルとセパレートハンドルを装備したスーパースポーツです。

 エンジンには775cc水冷パラレルツインが採用され、スズキ独自の「スズキクロスバランサー」により振動を軽減。

 低回転域でのトルクフルな特性に加え、高回転域までスムーズに吹け上がる性能が魅力です。

 このエンジン特性と専用のサスペンションセッティングにより、ワインディングや長距離ツーリングなど、さまざまなシーンで楽しめる1台となっています。

■カワサキ「Z650」 

 Z650は2017年5月に登場したスーパーネイキッドで、649cc水冷パラレルツインエンジンを搭載。低中回転域での力強いトルクと高回転域でのスムーズな伸びが特長で、日常的な使い勝手のよさとツーリングでの楽しさを兼ね備えた1台です。

 さらに、このクラスでは低めの790mmのシート高と189kgという軽量な車体が、初心者ライダーやリターンライダーにとっても親しみやすいポイントとなっています。

■トライアンフ「スピードツイン900」 

 スピードツイン900は、クラシカルなブリティッシュスタイルが美しいネオクラシックモデルです。

 2016年に発売された「ストリートツイン」が2022年に名称変更と共にアップデートされたもの。899cc水冷パラレルツインエンジンが搭載されています。

 中速域での豊かなトルクと、270度位相クランクによる心地よい鼓動感を楽しめる1台です。

※ ※ ※

 パラツインエンジンは、シリンダーが横並びに配置されたシンプルな構造により、軽量で扱いやすいだけでなく、低中速域でトルク重視の特性が際立つエンジンです。

 そのため、街乗りを中心に楽しみたいライダーや、力強い加速を求める人にとって理想的な選択肢と言えるでしょう。

 性能とコストのバランスがよく、多くのシーンでその魅力を発揮するパラツイン搭載の大型バイクは、これからも多くのライダーに愛され続けることでしょう。

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モーサイ

みんなのコメント

13件
  • mn5********
    「必要な出力が得られればそれでよい」って人が選んでいることが多い気がする
    Vツインになるとルックス的な趣味が出てきて…
  • yhj********
    音と、一捻りした時のツキやその後の吹けのフィーリングがイマイチ触手が伸びない理由。重心の高さやマスの感じ方でも3気筒や4気筒の方が好み。Vツインや270度位相クランクは2気筒なりの良さも感じる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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