チューニングパーツメーカーのオーエス技研(何森行治社長、岡山市中区)は、ワンボックス車向けに走行安定性能を高めたLSD(リミテッドスリップデフ)を開発、市販では異例となる年販1千台をめざす。
新製品は「OSデュアルコアネオ」で、トヨタ「ハイエース」と日産「NV350キャラバン」向けの専用LSD。サイドギアをスパイラル形状とすることで、片輪の空転を感知しデフを制御、高い耐久性とともに制動力をよりスムーズに引き出すことができるのが特長。
連載「アフターパーツの魅力 カー用品企業のものづくり」(3)オーエス技研
これにより、直進安定性が高まり長時間運転時のドライバーの疲労を軽減するほか、悪路やコーナーリング時の走行性を「高次元で安定させることができる」という。
同社ではワンボックス車を利用する商用ユーザーのほかファミリーユース、キャンパーなどをターゲットに売り込む方針だ。このため、10月から来年1月末まで同LSD専用オイル3缶(1万2540円相当)をプレゼントする発売記念キャンペーンを展開するほか、専用サイトを設け製品PRに取り組む。
価格は18万円(消費税別)で、市販向けLSDでは異例の年間1千台を販売する計画だ。同時に、ディーラーを含む取り扱い代理店も募集し販売体制の強化を図る方針だ。
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みんなのコメント
ただ、費用対効果は未知数。四駆を買うより性能含めトータルコストでどれだけアドバンテージがあるか?
しかし、ノンスリ入れて車が別物になるのは魅力的だな
ふた昔前の日産は、FFでもビスカスながらオプション設定があった。雪道では大助かりだったよ。
今なら、ブレーキLSDの設定で足りるかもしれないけど。