第3戦スパ・フランコルシャンで、WEC世界耐久選手権のLMGT3クラスに参戦するアイアン・デイムスに復帰したラヘル・フレイは、女性ドライバーのみで構成されているチームが最近連続して勝利を逃した後、この状況を打破する「自信がある」と考えている。
6月にフランスで開催されるル・マン24時間レースには出場せず、ドリアーヌ・パンにシートを譲るものの、第5戦サンパウロからはふたたび85号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2でミシェル・ガッティン、サラ・ボビーとチームを組むことになるフレイ。彼女たちのトリオは、今月スパで行われたWEC第3戦スパでポールポジションを獲得したが、決勝は5位に終わった。
女性WECチームにラヘル・フレイが復帰へ。F1アカデミーなど参戦のドリアーヌ・パンと交代
アイアン・デイムスは当初4番手でフィニッシュした。しかし、同レースでクラス2位となった92号車ポルシェ911 GT3 R(マンタイ・ピュアレクシング)との接触による5秒加算ペナルティで降格。ポジションをひとつ失っている。
この結果は、序盤はボビーの好走により優勢だったレースが、ピットでのタイヤ交換の失敗と長時間の赤旗中断から再開されたレースの終盤に追加の給油作業を要したことでクラス優勝を逃した後にもたらされた。
WECとELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの両レースで、女性ドライバーだけで構成されるこのチームにとっては、さまざまな状況下で力強いパフォーマンスが報われないという厳しいキャンペーンが続いている。こうした挫折はフレイにも影響したが、彼女はチームの実力を主張し続けた。
さらに、このスイス人ドライバーはランボルギーニに乗り換えて以来、アイアン・デイムスが最強のパフォーマンスを発揮していることをポジティブにとらえ、GT3マシンがまだ学習段階であることを指摘した。
「私たちはなんとか自信を保っています」と語ったフレイ。
「私たち全員が、うまくやれることを理解しています。ドリアーヌ(・パン)がホームレースであるル・マンに戻ってきますが、それは素晴らしいことです」
「チームは最初のシーズンで多くのことを学んだと思います。(チームとしては)昨年すでに1シーズン走ったとはいえ、(今季から投入されている)マシンは新しく、まだ学ぶことがたくさんあります」
「レースウイークごとに新しい発見があり、それは私たちのパフォーマンスの向上にも役立ちます。ル・マンやスパ24時間など、これから始まる大きなレースに向け、つねにポジティブなことです」
フレイはさらに、今年序盤のレースでのチームのつまずきについて触れ、度重なる不運を「受け入れるのが難しくなってきた」と述べた。
特筆すべきはELMS開幕戦のバルセロナで、アイアン・デイムスの85号車ポルシェ911 GT3 Rはトップを快走していたが、最後のピットストップでホイールナットに問題が発生しクラス優勝を逃した。また、WEC第2戦イモラ6時間レースでは、85号車ランボルギーニがスタートで後方から接触されリタイアとなった。
■ポジティブになれる複数の要因
「これは私たちの仕事の一部であり、スポーツの一部です」とフレイは語る。
「我々はともに勝ち、ともに負けます。(スパでは)また一緒に負ける日でしたが、最終的には私たちを強くしてくれました」
「重要なのは、自分たちが速いこと、お互いに信頼できること、頼り合えることを知っていること。そして最終的にはチームを信頼できることです」
「(これまでのレース結果は)とても残念ですが、少なくとも何が問題なのかは分かっています。それを解決する必要があるのはもちろん、(ル・マンでは)今季これまでに起きたミスを最小限に抑えられることを願っています」
チームメイトのボビーとガッティンは、WECの3レースを終えてLMGT3ドライバー選手権でランキング9位にとどまっているが、フレイはチームが「確実に勢いを増している」と指摘し、次戦ル・マンでの好成績を期待させるいくつかの要因を挙げた。
「私たちは学び続け、パッケージ全体の改善に役立つ小さな発見を続けています」
「私たちは間違いなく勢いを増しています。これはとても素晴らしいことですし、さらに伸ばすこともできると思います。(スパでは)タイヤマネジメントがうまくいきました」
「気温が下がると、それは私たちに向いてきます。また、ランボルギーニは雨のコンディションに強いことも知っています。つまり24時間レース、とくにル・マンで起こりうることは私たちに有利になるだけだと思います」
「彼女たちがル・マンでうまくやれると思えば、ル・マンに向けてポジティブになることができます」
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