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「レース生地のシートカバー」がしぶとく、ゴージャスに進化していた! イマドキのドレスアップ事情

掲載 更新 5
「レース生地のシートカバー」がしぶとく、ゴージャスに進化していた! イマドキのドレスアップ事情

お決まりのシート劣化にシートカバーで備えるメリット

 最近のクルマは、純正シートのクオリティが高くなっている。ファブリック素材でも、疲れにくい適度な硬さと体にフィットする高いホールド性を持つものも多い。また国産車でも、例えばトヨタのアルファードやハリアーなど、本革シートを選べるモデルも増えていて、どれも輸入車に負けない質感だ。

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 だが純正に限らず、シートは長年使っているうちに劣化する。ファブリックなら乗り降りする箇所が擦れてくるし、本革でも座面などが凹んだり、手入れが悪いと色が変色したりしてくるものだ。また、小さい子どもやペットなどを乗せる場合は、どうしても汚れてしまい掃除が大変だったりもする。

 そこでおすすめなのがシートカバーだ。最近はさまざまなタイプの商品があり、劣化や汚れを防ぐことを主としたリーズナブルなものから、純正シートよりもデザイン性や質感が高まるといったドレスアップ効果を望めるものまで多種多様だ。また、素材も好みや使い方などによってさまざまなものが選べるし、汎用品から車種専用、オーダーメイドものまで、まさに百花繚乱といえるだろう。 ここでは、そんなシートカバーについて、一般的にどんなタイプがあり、使う目的によってどんな選び方をすればいいのか紹介する。

あらゆる目的に立ち向かえる汎用性

 とにかく汚れや劣化を防ぐことが目的であれば、通販サイトだと数千円台から購入できる汎用タイプがおすすめだ。素材も、布やポリエステル、合皮(合成皮革)などさまざまで、ソファーのような風合いのものや、スポーティなメッシュ、竹炭入りの消臭タイプなどまである。

 また、例えば釣りやキャンプなどが好きなアウトドア派には、ウエットスーツ素材などを使った防水タイプもあり、濡れた服のままでもシートに乗り込むことができるタイプも選べる。愛犬家には愛犬の居心地を助けるものもあるのだ。

 汎用タイプにはフリーサイズのものが多いが、なかには軽自動車用やSUV用といったものもあるので、購入する場合は必ず対応車種などをチェックした方がいい。また前後シートでそれぞれ別売りのもの、前後席用でも2列シート車向け、3列シート車向けなどがある。選ぶ際には、セット内容もしっかり確認することをおすすめする。

 ちなみに、汎用タイプには、タクシーなどがよく装着しているレースタイプなんていうのもある。昭和の時代なら、例えば高級セダンのシートにレースのカバーを付け、「高級感を醸し出す」といった方程式もあった。しかし、さすがに今どきのクルマにはちょっとミスマッチかもしれないだろう。

 だが、例えば旧車に乗っている場合などで、「古き良き時代」を演出する、あるいは究極のゴージャスに舞い戻るには中国製「英得尔(インドゥアー)」 ブランドのレースシートカバーなどは、意外に使えるアイテムかもしれない。

純正シートを凌駕する車種専用ドレスアップシートカバーあり

 内装のドレスアップをしたいのであれば、車種専用タイプを選ぶといい。なんといっても、各モデルごとに採寸されているので、シートカバーといえどフィット性が断然いい。最近のものはよくできていて、まるで表皮を張り替えたような仕上がり感だ。 素材もかなり高級で、合皮や本革はもちろん、デニム生地からアルカンターラなどの高級素材を使ったものまである。カラーも、ブラック×ホワイトなどで高級感を出したツートーンや、ブラウンやワインレッドなどのレザーでクラシカルなイメージを演出したもの、ブラックの革にレッドステッチなどでスポーティさを醸し出したものなど、いろいろと選べる。

 また最近は、例えばケースペックの「ヴェルーチェ エルゴ」のように、低反発ウレタンを入れることで長時間ドライブでも疲れにくくするという、シートカバーに機能性を持たせた仕様も登場。しかもこのモデルでは、アルカンターラ仕様またはレザー仕様が選べるため、ドレスアップを目的とした使い方にも最適だ。

 最近は、メーカーの純正オプションでも、合成皮革製などが設定されているているほど、シートカバーは近年質感が高くなっている。純正オプションなら、まさに車種専用だからフィット感はいいが、ちょっと割高だ。例えば50プリウスのオプションには合皮を使った革調シートカバーがあり、価格はブラックが7万2600円、ホワイト×ブラックのツートーンが7万9200円(いずれも税込)だ。

 対してアフターメーカーのグレイスが販売する「エクスクルーシブライン」からは、オリジナルPVCを使ったやはり合皮だが、同じくブラックとブラウン×ブラックのツートーンが選べて、価格はいずれも3万8500円(税込)。しかも、ステッチワークやパンチングレザーを用いることで、質感もかなりいい。よりリーズナブルで高いドレスアップ効果が期待できるのだ。 車種専用タイプはモデルによっては10万円を超えるものもあるが、その分純正シートにはない高い質感を得られるのが魅力だ。

 また、イレブンインターナショナルのブランドであるクラッツィオのように、カスタムオーダーができるシートカバーもある。価格はオーダーの内容にもよるが、2列シート車全席分で4万3780円~、3列シート車全席分で5万4780円~と、比較的安価でオリジナルのカバーを手に入れることができる。

 このように、シートカバーには、さまざまなタイプがあることがおわかりになっただろうか。内装のドレスアップから汚れや劣化防止まで、リーズナブルなものから高級品質のものなど、自分の目的や予算に応じて最適な商品を選ぶことができるのが大きな魅力なのだ。

【写真協力】英得尔(インドゥアー)レースシートカバー https://m.tb.cn/h.4C5iFzj?sm=1630f

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みんなのコメント

5件
  • カートップで女性はこうだって記事をいつも書く
    さも女性代表面をしているアイツって、
    こういうピンクとレースとの組み合わせみたいなのが
    きっと好きなんだろうね。
  • 1枚目写真のシートカバーは色的に粟姫を連想させる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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