Moto3フランス予選｜マキシモ・キレスがキャリア初ポールポジション！ 日本人ライダーはグリッド4列目

　MotoGP第6戦フランスGPのMoto3クラス予選が行なわれ、CFMOTO Gaviota Aspar Teamのマキシモ・キレスが初ポールポジションを獲得した。

　2025年のMoto3クラスには古里太陽（Honda Team Asia）と山中琉聖（FRINSA - MT Helmets - MSI）の日本人ライダー2名が参戦。フランスGPでは共に初日のプラクティスでトップ14のタイムをマークし、予選Q2への直接進出を勝ち取った。

　日本人ライダー不在の予選Q1はヤコブ・ルールストーン（Red Bull KTM Tech3）がセッションをリード。1分41秒台前半のタイムでQ2進出を争った。

　ただ暫定トップタイムのルールストーンはQ1残り3分で転倒。これ以上タイムを更新できない状態で、Q1終了を待つことになった。

　しかしその後のアタックで暫定トップを更新できるライダーは現れず、転倒したルールストーンはトップでQ1を通過することができた。

　予選Q2は最初のアタックから1分40秒台前半が記録され、マキシモ・キレスが1分40秒301でトップタイムに。彼は連続アタックで新レコードタイムとなる1分39秒947をマークし、ライバル達に大差をつけた。

　この時点で暫定2番手につけたアンヘル・ピケラス（FRINSA - MT Helmets - MSI）ですら0.5秒以上の差をつけられた中、日本勢は山中がトップから1秒差の10番手、古里は2秒差の18番手に沈んだ状態でQ2折り返しとなった。

　ピケラスはQ2後半のアタックで自己ベストを更新してキレスまで0.2秒差まで迫った。他にもジョエル・ケルソ（LEVELUP-MTA）が0.098秒遅れの暫定2番手に食い込んできたが、キレスのレコードタイムはなかなか更新されない状態が続いた。

　ラストアタックでも多くのライダーが自己ベストを更新したものの、最後まで暫定トップタイムは更新されないまま。その結果、キレスがキャリア初ポールポジションを獲得した。2番手はグイド・ピニ（LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP）、3番手にはケルソが並んだ。

　日本人ライダーは古里が11番手、山中が12番手で予選を終えた。