まもなく新型に切り替わるダイハツ「ムーヴ」は、気合のかなり入ったモデルだった! 現時点の情報などから、新型ムーヴの全貌を予想する。
価格競争力も高そうだ!
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5月12日、ダイハツは、新型「ムーヴ」について一部情報を明らかにした。
初代ムーヴは1995年に登場。軽トールワゴンの先駆者とも言うべき、スズキの「ワゴンR」が1993年の登場だから、約2年遅れだ。ライバルを研究した結果、採用されたのが横開き式のテールゲートだ。
横開き式のテールゲートは、狭い場所での開閉が可能で、かつ跳ね上げ式よりも軽い力で操作出来るのがメリット。当時はトヨタ「ラウム」や三菱「トッポBJ」なども採用した。ただし、6代目となる現行モデルは跳ね上げ式のみとなった。
もうひとつはムーヴ カスタムの設定だ。メッキグリルやフラッシュサイドのフロントフェンダー、専用アルミホイールなどスポーティなパーツを多数装備。当時、標準モデルに対し“裏ムーヴ”とも呼ばれた。
初代以降、最大のライバルであるワゴンRなどを意識したデザイン、日常の使い勝手を考慮したパワートレイン、時代に合った快適装備などによって商品力を高めてきた。
6月に発表される新型ムーヴも、大いに期待できそうだ。
ひとつはスライドドアの採用。ヒンジ式ドアを継承するワゴンRやスズキ「ハスラー」、ホンダ「N-WGN」と差別化を図る。ティーザーサイトには「待望スライドドア採用!」と、記されているのでユーザーの要望が高かったのだろう。
スライドドアは、ホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」などとおなじく両側に採用し、電動開閉機能も備えるはずだ。公開された画像では、リヤスライドドアの内側にパワーウインドウのスイッチらしきものが見えることから、リヤウインドウは開閉可能となる模様。リヤドア用サンシェードなども備わるはずだ。
スライドドア部分のステップ高は、画像で見る限り低く抑えられている。ライバルの多くが300mm前半に抑えているだけに、おそらくムーヴも近しい数値を実現しているはずだ。
エクステリアは、軽トールワゴンらしくスペース効率を追求したボクシーなデザイン。フロントまわりは、薄型の灯火類を採用し、シャープな印象を強める。
現時点でティーザーサイトにはカスタムに関する情報はない。新型は標準モデルとカスタムが一本化されるようだ。ゆえに、カスタムオーナーにも受けて入れてもらえるよう、ややスポーティ寄りのデザインとしたのだ。
フロントグリルのダイハツロゴ下には、運転支援用のミリ波レーダーらしきものが映る。これまでの「スマートアシスト」は、ステレオカメラとソナーセンサーのみだったので、機能性の向上に期待したい。スズキの新型「スペーシア」とおなじく、ミリ波レーダー、単眼カメラ、超音波センサーを組み合わせた高機能バージョンにアップデートされるはず。検知エリアが拡大された事により、対象物を早く検知出来るようになるはずだし、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)によって、長距離運転時の疲労も軽減するだろう。
ボディカラーは「ロッキー」などでも選べる「コンパーノレッド」を用意。これは、1963年に発売された「コンパーノ」が由来だ。コンパーノに採用された、鮮やかなレッドのボディカラーを彷彿とさせる同色は、ダイハツらしいカラー。現行モデルと同様、2トーンカラーも選べるが、「ムーヴキャンバス」ほど色分けは細かくない。
インテリアは明かされていないものの、「タフト」などに採用されている電動パーキングブレーキ(オートブレーキホールド機能付き)を採用する可能性が高い。オートモード(EPBシフト連動機能ON)にした場合は、シフトをPレンジにすると自動でパーキングブレーキが作動するので安心だ。大型のディスプレイオーディオなども採用し、快適性を高める。
搭載するパワートレインについて、“ノンターボ”と“ターボ”としか明かされていない。ロッキーに採用された「e-SMART HYBRID」の採用はナシ。マイルドハイブリッド機能も搭載しないようだ。トランスミッションは明かされていないものの、世界初のスプリット駆動を採用したD-CVT(Dual mode CVT)を搭載する可能性が高い。ベルトに加えより伝達効率の高いギヤを組み込むことで燃費/加速感/静粛性を向上させる。
価格競争力の高さも特徴で、エントリーグレード「L」(ノンターボ・2WD)で、130万円を切る可能性があるという。ワゴンRのエントリーグレード「FX」(ノンターボ・2WD・CVT)が¥1,296,900だから、ほぼ変わらない金額となりそうだ。
約11年ぶりのフルモデルチェンジだけに、新型ムーヴはかなり気合の入ったモデルだ。認証不正問題後初の新型車だけに、その完成度に期待したい。
文と編集・稲垣邦康(GQ)
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