■アルファード級の室内空間が魅力の「ミニバン」とは?
トヨタの高級ミニバン「アルファード」は、2002年から4代に渡って発売されているラージサイズのフラッグシップミニバンで、世界各国でも展開されています。
特にアジアでの人気は非常に高く、関税の影響で価格が1000万円を超えるにもかかわらず、高級ミニバンの代名詞として広く知られています。
そんななか2024年10月に、中国ではミドルサイズのボディにアルファード級の室内空間を持ったミニバンが発表されました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
【画像】「えぇぇぇぇッ!」 これがガバッと開く新型「観音開きミニバン」です! (26枚)
そのクルマとは、吉利汽車が展開するプレミアムEVブランド「Zeekr(ジーカー)」が発表した「MIX」です。
このモデルは、吉利汽車が開発したEV用モジュラープラットフォーム「SEA-Mアーキテクチャ」を初めて採用したBEV(バッテリーEV)のファミリーカーであり、ジーカーのラインナップに新たな選択肢を加えています。
ボディサイズは全長4668mm×全幅1995mm×全高1775mm、ホイールベース3008mmと、アルファード(全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm、ホイールベース3000mm)と比較すると、全長と全高においては短いものの、全幅とホイールベースが長くとられているのが特徴です。
またMIXの室内使用率(ボディサイズに対しての室内サイズ)が93%と、ジーカーが業界最高とうたう広さを誇っています。
ちなみにアルファードの室内サイズは室内長3005mm×室内幅1660mm×室内高1360mmであり、ボディサイズや室内容積をガラスの傾斜や最低地上高、内装の凹凸など一切考慮していない1つのボックスとして仮定した場合、室内使用率は約38%です。
MIXの室内サイズの値が公表されていないため一概には言えませんが、ボディサイズと室内サイズ比で数値の差が少ない全幅とホイールベースがアルファードよりも長いことや、BEVはガソリン車に比べて部品点数が少なく、エンジンやトランスミッションのような大きな部品がないことから、アルファードを超える室内容積を持っている可能性も十分に考えられるでしょう。
それにくわえて、前輪の回転角度が50度を超えることで、最小回転半径4.95mを実現し、狭い街中でも取り回しやすい設計となっています。
外観は、滑らかな曲線と「カプセルスタイル」のデザインを採用。
フロントおよびリアに一文字型のライトを配置し、未来感を強調しています。
なかでも注目すべきは、市販車として初となる「ダブルスライドドア」です。
これによって最大1480mmの乗降口幅を実現し、床面高はわずか390mm。
子どもや高齢者でも簡単に乗り降りが可能です。
シートレイアウトは2列シート5人乗りを採用しています。
また、前席は270度回転が可能で、全9種類のシートレイアウトに対応。
全席をフラットにしてベッドとして使うことも、ラウンジやヨガスタジオのような空間に変えることもできます。
センタートンネルには冷蔵庫やテーブルが内蔵され、快適性が追求されています。
室内にはフローティングスクリーンと小型メータークラスターを配置。
ARヘッドアップディスプレイやAI音声操作機能が備わり、車内のどこからでも操作が可能です。
そして運転支援には、ライダーや高解像度カメラ、ミリ波レーダーを組み合わせた高度なセンサースイートを搭載。都市部や高速道路での自動運転をサポートします。
パワートレインはリアにモーターを搭載し、最大出力310kW(422馬力)、最大トルク440Nmを発揮。
バッテリーは76kWhのリン酸鉄リチウムバッテリーと、102kWhのニッケルマンガンコバルトバッテリーの2種類から選択でき、それぞれ航続距離(CLTC方式)は550kmと700kmです。
また、5.5C充電技術により、バッテリーは10%から80%までをわずか10分30秒で充電可能な点も大きな魅力となっています。
なお、MIXの価格は中国市場で27万9900人民元(約596万円)から。
ファミリーカーとしての利便性とEVの先進技術を融合したこのモデルは、EV市場においてジーカーの競争力をさらに高めることが期待されています。
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