トヨタ自動車のメディア「トヨタイムズ」が13日におこなったライブ配信で、5ブランドの新戦略について発表。その中で、2ドアクーペとなる新型センチュリー、6輪を備えたミニバンタイプの新型レクサス『LS』のコンセプトモデルの姿を公開した。
配信では豊田章男会長、デザインのトップでBrand Creation Officeのサイモン・ハンフリーズ氏が新ブランド戦略を解説。高級車のセンチュリーをトヨタの頂点とし、レクサス、GR、ダイハツを含めた5ブランドの立ち位置を明確にするとし、各ブランドのメッセージを発信するCMを制作した。
センチュリーのCMはハンフリーズ氏みずから主導し、新モデルとなる2ドアクーペを公開した。従来の黒、セダン、というイメージを覆し、オレンジ色、2ドアクーペとすることで、新時代を象徴するものとした。
レクサスLSは、現行モデルが終了となることが発表されていた。今回のCMでは新型LSが従来のセダンではなく、6輪のミニバンとして開発が進められていることが判明した。LSの“S”をセダンではなく「スペース(空間、宇宙)」と捉え、他にはないクルマをめざす。豊田会長は「本気でやっている」とし、開発が進められていることがわかった。
またトヨタは新型『カローラ』のコンセプトの一部も見せた。これら3モデルについては、10月末の「ジャパンモビリティショー2025」で実車を公開するとみられる。
GR(トヨタGAZOOレーシング)については年末、もしくは1月のオートサロンで新モデルが発表される。配信では「エンジン音」を公開していることから、BEVではなくエンジン車であることが判明した。富士スピードウェイではこの新モデルの一部が映った写真を仕様した広告が掲示されている。
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