F1で2026年シーズンから導入された新パワーユニット(PU)では、メルセデスが”最強”だとトト・ウルフ代表が認めた。そしてアップデート制度への注目が再び高まっている。
新PUが導入されたのと同時に、現在のレギュレーションでは救済措置も定められた。最強のエンジンを持つと認められたメーカーと比べて性能が劣るメーカーに、シーズン中のPUアップデートを認める制度(=ADUO)ができたのだ。
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そして最初の評価結果が、モナコGPでチームに通達された。そこではレッドブル・フォード・パワートレインズのエンジンが最強だと評価され、フェラーリやアウディ、ホンダだけでなく、開幕から連勝を収めてきたメルセデスにもアップデートが認められることになった。
なおこの評価はPU全体ではなく、内燃エンジンのパフォーマンスのみを対象に行なわれている。またアップデートできる領域はエンジンに限られているわけではなく、MGU-Kなどハイブリッドシステムのコンポーネントの性能を底上げすることも可能だ。
一方でレッドブル側は、実際にはメルセデスのPUが最強だと主張。さらに、ライバルメーカーは理論上、エンジンの性能を意図的に引き上げずに、エンジン以外の要素をアップデートすることで、レッドブルをADUO上のトップに据え続け、一方的にADUOの恩恵を享受することができるのではないかという懸念も示している。
そんな中、ベルギーGP後にウルフ代表が、信頼性問題について語る中で、自らメルセデスPUの優位性を認めた。
ジョージ・ラッセルがストレートスピード不足に苦しみ、その影響でルイス・ハミルトン(フェラーリ)と接触してリタイアした件について、ウルフ代表は『Sky Sports F1』に対し次のように語った。
「メルセデス製PUを搭載するすべてのマシンで、ストレートスピードが不足する問題が発生していた。そのせいでジョージは大きく不利になった。責任は100%我々にある」
「チームとして全力を尽くしている。我々には最もパワフルなパワーユニットがあり、優勝できるだけのマシンもある。誰もがミスを最小限に抑えようと最大限努力しているが、それでも問題は起こる。人間が関わっている以上、それは避けられない」
「シルバーストンではキミ(アンドレア・キミ・アントネッリ)に申し訳ないことをした一方で、ジョージは本来以上とも言える3位表彰台を獲得した。モントリオールでは片方がリタイアし、バルセロナではもう片方がリタイアした。それが今季の我々を象徴している。F1は技術のスポーツであり、機械のスポーツなんだ」
このウルフ代表の発言について問われたレッドブル代表のローレン・メキーズは、全面的に同意。そして次戦ハンガリーGP終了後に第2回ADUO評価期間が終了することを示唆した。
「トトの言う通りだ。私もメルセデスが最もパワフルなパワーユニットを持っていると思っている」とメキーズ代表は言う。
「実際、この週末も彼らはストレートでかなり大きなアドバンテージを持っていた」
「それは今回だけではない。多くの週末で彼らはストレートに優位性がある。そして今回は、このサーキット特性もあって、その差がさらに大きく見えた」
「ご指摘の通り、第2回評価期間は来週のブダペストで終了する。その後どうなるか見てみよう」
■ADUO制度を巡る駆け引き
第1回ADUO評価では、先述のようにレッドブル・フォード・パワートレインズがエンジン性能でトップと判定され、メルセデスは2~4%劣ると評価された。
そのためメルセデスには、今季1回、来季1回の追加アップグレード権が認められている。
一方、フェラーリ、アウディ、ホンダは4%以上遅れていると判断され、今季2回、来季2回の追加アップグレードが可能となっている。
第2回ADUO評価期間はモナコGPから始まり、来週のハンガリーGPで終了する予定であり、理論上はその約2週間後に結果が通知される。ただし、第1回評価結果も、レッドブルによる再審査要請の影響もあり、いまだ正式には公表されていない状況だ。
そのため、第2回評価結果がハンガリーGP後にどのような形で示されるのか、そしてメルセデスが最上位に変更される可能性があるのかに注目が集まっている。
なお仮にメルセデスが最上位と評価された場合でも、レッドブル・フォード・パワートレインズが追加アップデートの権利を得るためには、メルセデスから少なくとも2%以上遅れていると判断される必要がある。
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みんなのコメント
エンジン規制してどうするんだ
いずれ遅いところが早くなり不平が出る
これが世界最高峰のモータースポーツか?