【MotoGP】マルケスがドゥカティを”自分向け”マシンに作り変えた？ 同型バイクのジャンアントニオは憶測否定

　VR46のファビオ・ディ・ジャンアントニオは、2025年のドゥカティマシンがマルク・マルケス向きになっているような事はないと語った。

　今シーズンのMotoGPは第6戦までが終了したが、ドゥカティのファクトリーチームに昇格したマルク・マルケスがシーズン序盤戦を席巻。2度の転倒がありつつも、現在ランキング首位に立っている。

　しかしマルク・マルケスが絶好調な一方で、同じ最新型マシンに乗る他のふたり……フランチェスコ・バニャイヤとジャンアントニオはそれと比べると苦戦傾向にある。特にジャンアントニオは旧型のGP24に乗るチームメイトのフランコ・モルビデリ、そしてアレックス・マルケス（グレシーニ）にも後れをとっている状況にある。

　マルク・マルケスがひとり絶好調な状況ということで、今季の最新型マシンは“マルケス向け”に作られたマシンになっているのではないかという憶測も出ている状況だ。

　しかし、ジャンアントニオはフランスGPでそういったことは無いと明確に否定した。

「僕の知る限り、バイクは全部同じだ。でもジジ（ダッリーニャ／ドゥカティのゼネラルマネージャー）に聞けばいいんじゃないかな」

　フランスGPでジャンアントニオはそう語った。

「結局のところ、このバイクは過去何年間もペッコ（バニャイヤ）とテストチーム、そして全てのファクトリーライダーが力を合わせて開発してきたものなんだ。マルクはまだファクトリーライダーとして参加したばかりで、2レースでバイクの調子が劇的に上がって、急にマルクのように走らなくちゃいけないモノになるとは思っていない」

「マルケスはとても好調だ。彼は並外れた才能の持ち主で、凄くハードなライディングをしている」

「でも、このバイクは去年ホルヘ・マルティンが勝って、2年前にもペッコと世界選手権を制している。勝利へと導くバイクなんだ。僕らも2年前（カタールGP）そうだった。勝つためには、他のライダーよりも優れた存在である必要があるんだ」

　なおジャンアントニオはフランスGPではバランスに苦しみ、予選Q2に進めず17番手に沈んだ。しかしスプリントレースと決勝では共にある程度挽回し、7位と8位を記録。次戦イギリスGPに向けて、ポジティブな姿勢を見せた。

「僕にとっては厳しい週末だったけど、少なくとも何故なのかはわかっているし、イギリスGPに向けては全てがクリアだ」

「レースでは上位のライダーに近づくこともできた。序盤はリヤグリップを発揮するのが難しかったところなど、改善点はまだあるけどね。でもタイヤが温まれば、良いフィーリングだった。これからは走行を重ねて、僕のバイクの性能を最大限引き出す方法を理解するのが大事だと思っている」

Comments

[wsnnowsnnowsnnow]

相も変わらず無知とは恐ろしいもので。
幾ら技術的な事が判らないからと言って、マルクのセルフマネジメント能力とスキルを見くびらないで貰いたいものです。

[hau********]

どこのメディアもそうだけど
失言を拾おうとして不快な質問をするのやめてほしい