新型フィアット・トリス登場！ これは現代の“トゥクトゥク”だ！──GQ新着カー

ダイハツ・ミゼットの再来か!?

最高速度は45km/h

5月21日、フィアットは、新型「トリス」を発表した。

新型トリスは、電動3輪車だ。タイの「トゥクトゥク（3輪タクシー）」を彷彿とさせるデザインが特徴だ。全長はわずか3.17mで、ボディ形状はシャーシキャビン、フラットベッド、ピックアップの3種類を用意。最小回転半径は3.05mを実現した。車両総重量は1025kgに抑えられており、最大積載量は540kgを確保する。

パワートレインには、6.9kWhの容量を持つリチウムバッテリーを搭載。満充電時の航続可能距離は90kmだ。搭載するモーターは、9kWの最高出力と、45Nmの最大トルクを発揮し、最高速度は45km/hである。

充電性能は、家庭用コンセントを使うと約3.5時間で0%から80%まで充電可。4時間40分で満充電可能だ。

インテリアには、最新の5.7インチデジタルクラスターを設置。残距離やバッテリー残量など、運転に必要な情報が表示される。USB-Cプラグと12Vソケット、3点式シートベルト、イグニッション連動ロービーム付きフロントLEDライト、バックブザー、ウォッシャータンクなども備える。

新型トリスは、まずアフリカ地域と中東地域で販売予定。その他の市場への導入は明かされていない。

文と編集・稲垣邦康（GQ）