トニー・カナーン(A.J.フォイト)は、2020年のインディカーシリーズのうち、オーバルで行なわれる5レースにスポット参戦する形となる。そして、インディ500への参戦を除けば、彼がインディカーを戦うのは今季が最後となるようだ。
カナーンはインディ500、テキサス、リッチモンド、アイオワ、ゲートウェイでA.J.フォイトの14号車をドライブする。
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プレスリリースでは、カナーンが「今後インディ500に戻る可能性はあるが、NTTインディカーシリーズの一部およびフルシーズン参戦には戻らない可能性がある」とされている。
現在45歳のカナーンは、これまでインディカーに377レース出走(CART時代含む)し、計17勝を挙げた。2004年にはチャンピオンを獲得、2005年にインディ500勝利を飾り、ポールポジションは15回、表彰台獲得は78回を数える。
「インディカーでレースをした、すべてのシーズンを振り返っている。まず最初に思い浮かぶのは、これほど長い間トップレベルにいられるということがどれほど幸運かということだ」
カナーンはそう語った。
「たくさんに夢と希望を持ち、23歳でこのスポーツに参加した。間違いなく、自分が望む全てを達成したと言える」
「僕は今、45歳だ。まだ長い間レースを続けられると感じているけど、人生のあらゆることと同じで、レースにおいてもサイクルがある。これまで長い間、いつ引退するのかと訊かれてきたけど、僕の答えはいつも同じだった。『朝起きて、もうこれができないと感じる日。それが引退する時だ』とね」
「残念なことに、将来の計画を立てる際に考慮すべきことは他にもある。おそらく最も重要なのは利用可能な選択肢が何なのかだ。2020年に向けて僕の最善の選択肢は、5つのオーバルでレースをすることだった」
「レースをやめるわけじゃない。それは確かだ。今年は一歩下がって5つのレースを楽しみ、家族と僕のファン、僕を支えてくれたスポンサーのために時間をとる」
これまでインディ500に18度出場してきたカナーンは、「まだある程度インディカーに関与したい」と認めつつも、すでに他のシリーズでレースをするオファーを受け取っているという。
A.J.フォイト・レーシングは、チャーリー・キンボールが4号車に乗ることを発表済み。オーバル以外のレースで14号車に乗るドライバーは、来週初めに発表する予定だ。
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みんなのコメント
ここ数年は正直衰えが目立ってきたけど日本とは馴染みのあるあなたを琢磨と同じように応援してきました。この危険なスポーツで怪我もなく長年続けてこれたのは間違い無くトップドライバーの証です。最後まで無事に、あわよくばもう一度勝利したあなたの姿を見れることを祈ってあります。