現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【500台限定】V8搭載のレクサス「IS500」に最終モデルか? 特別仕様車「クライマックスエディション」は足元をBBSとブレンボで武装

ここから本文です

【500台限定】V8搭載のレクサス「IS500」に最終モデルか? 特別仕様車「クライマックスエディション」は足元をBBSとブレンボで武装

掲載 23
【500台限定】V8搭載のレクサス「IS500」に最終モデルか? 特別仕様車「クライマックスエディション」は足元をBBSとブレンボで武装

レクサスから特別仕様車「IS500クライマックスエディション」登場

2013年の登場以来、10年以上にわたりレクサスのFRスポーツセダンの中核を担ってきた3代目「IS」。その長い歴史は、熟成の歴史でもある。度重なる改良で走行性能と先進安全装備を磨き上げてきた。そんな現行ISの歴史に、一つの大きな節目を刻む特別なモデルが発表された。その名は「IS500 “Climax Edition”(クライマックスエディション)」。その特別な設えは、まさしくシリーズの集大成、一つの到達点(クライマックス)であることを雄弁に物語っている。

【624万円で200台限定】ジープ「コマンダー」に充実装備の「オーバーランド」登場! スウェード素材の内装など魅力たっぷり!

【画像11枚】アナログ時計も特別仕立て! 950万円のレクサス「IS500」限定車を見る

絶滅危惧の至宝、5リッター自然吸気V8エンジン

この限定車、IS500クライマックスエディションの核心にあるのは、もはや現代においては“至宝”と呼ぶべきパワーユニット、2UR-GSE型5.0L V型8気筒自然吸気エンジンだ。この大排気量の自然吸気エンジンを搭載して2021年に登場したIS500は、電動化の波が押し寄せ、ダウンサイジングターボが全盛の現代において、実に希少な存在となった。

そのスペックは、最高出力354kW(481ps)/7100r.p.m.、最大トルク535Nm(54.6kg-m)/4800rpmというもの。しかし、このエンジンの真価は単なる数値では表せない。アクセルペダルを踏み込めば、ターボラグとは無縁のリニアなレスポンスとともに、7000rpm超のレッドゾーンまで一気に駆け上がる。高回転域で炸裂する官能的なサウンドと、どこまでも伸びていくかのような加速フィールは、ドライバーの五感を揺さぶる。これこそが、大排気量自然吸気エンジンでしか味わえない醍醐味であり、多くのクルマ好きが追い求めてきた内燃機関の理想形の一つと言っても過言ではない。

「クライマックス」の名にふさわしい特別な装備群

「クライマックスエディション」は、その名に恥じぬ特別な装備が与えられている。まずエクステリアで目を引くのは、特別設定色の「ニュートリノグレー」。光の当たり方で陰影が変化する深みのあるこのカラーは、ISのシャープな造形を一層引き立てる。

足元には、走りのポテンシャルを象徴するBBS製19インチ鍛造アルミホイールを装備。標準モデルのグロスブラックとは一線を画す、特別仕様のマットブラック塗装が施され、精悍で引き締まった印象を強調する。その奥には、制動性能の向上と耐フェード性を確保するブレンボ製フロント対向6ポッドアルミ製キャリパーと大径ディスクブレーキが鎮座。まさに「走り」のクライマックスを追求した本気の証である。

インテリアに目を向ければ、そこは特別な空間が広がっている。ブラックを基調としながら、シートやドアトリム、センターコンソールなどに鮮やかなフレアレッドのアクセントを大胆に配置。ステアリングやシフトノブにはディンプル本革を採用し、スポーティな中にもレクサスならではの上質さを感じさせる。

アナログクロックは、立体構造の文字盤を複数層で塗装し、さらにレーザーで赤色を削りだす緻密な加工を施すなど、細部にまで徹底的にこだわっている。さらに、センターコンソールやスカッフプレートには「Climax Edition」の専用意匠が刻まれ、8インチTFT液晶式メーターも専用のオープニング画面でドライバーを迎える。これらの演出は、このクルマが単なる移動の道具ではなく、選ばれたオーナーだけが享受できる特別な一台であることを強く意識させるものだ。

一つの時代の終わりと、伝説の始まり

このIS500クライマックスエディションは、500台の限定販売で、価格は950万円(税込)と発表されている。これは、標準のIS500 Fスポーツパフォーマンスから100万円高の設定だが、その特別な装備と希少性を考えれば、むしろバーゲンプライスとさえ言えるかもしれない。

前述の通り、レクサスはこのモデルを「ファイナルエディション」とは呼んでいない。しかし、「クライマックス」という言葉を選んだ背景には、純粋なガソリンV8エンジンを搭載したFRスポーツセダンという存在が、自動車史において一つの頂点を極め、そして新たな時代へと移行しつつあるという作り手のメッセージが込められていると解釈するのは、決して深読みではないはずだ。大排気量自然吸気V8エンジンの咆哮を新車で手に入れることができる、おそらくはこれが最後のチャンスとなるだろう。

【画像11枚】アナログ時計も特別仕立て! 950万円のレクサス「IS500」限定車を見る

文:LEVOLANT LE VOLANT web編集部
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

【速報】すべてが黒。「ディフェンダー・オクタ・ブラック」電撃発表! その“黒”はただの黒ではなかった
【速報】すべてが黒。「ディフェンダー・オクタ・ブラック」電撃発表! その“黒”はただの黒ではなかった
LEVOLANT
【速報】新型アストンマーティン「ヴァンテージS」デビュー。伝統と革新が融合した680馬力の真髄とは
【速報】新型アストンマーティン「ヴァンテージS」デビュー。伝統と革新が融合した680馬力の真髄とは
LEVOLANT
【速報】ポルシェ、70台限定の「911 クラブクーペ」を発表。世界最大のオーナーズクラブ「PCA」70周年を祝う記念モデル
【速報】ポルシェ、70台限定の「911 クラブクーペ」を発表。世界最大のオーナーズクラブ「PCA」70周年を祝う記念モデル
LEVOLANT
【レンジローバー スポーツ】漆黒の特別仕様車「SVブラック」登場。究極のパフォーマンスとラグジュアリーの融合
【レンジローバー スポーツ】漆黒の特別仕様車「SVブラック」登場。究極のパフォーマンスとラグジュアリーの融合
LEVOLANT
KithとBMWがコラボした世界47台の限定車「XM by Kith」の注文受付開始。日本では1台のみ! 【新車ニュース】
KithとBMWがコラボした世界47台の限定車「XM by Kith」の注文受付開始。日本では1台のみ! 【新車ニュース】
くるくら
【続報】新型ジープ「コンパス」の技術詳細が判明!「史上最もエアロなジープ」の称号は伊達じゃない。航続650kmの鍵は“風”にあり
【続報】新型ジープ「コンパス」の技術詳細が判明!「史上最もエアロなジープ」の称号は伊達じゃない。航続650kmの鍵は“風”にあり
LEVOLANT
80年代“レーサーレプリカ”ブームをけん引! 中型スーパースポーツの概念を刷新したホンダ「CBR400RR」ってどんなバイク?【昭和の名車】
80年代“レーサーレプリカ”ブームをけん引! 中型スーパースポーツの概念を刷新したホンダ「CBR400RR」ってどんなバイク?【昭和の名車】
VAGUE
BMW M2 CSが第2世代に進化!大幅なパワーアップと30kgの軽量化を実現したクーペはM3並みのパワーを誇る
BMW M2 CSが第2世代に進化!大幅なパワーアップと30kgの軽量化を実現したクーペはM3並みのパワーを誇る
AutoBild Japan
V8エンジンの圧倒的なパワーで一段上の走行性能を実現!! レクサスが限定500台の特別仕様車「IS500“Climax Edition”」を発売
V8エンジンの圧倒的なパワーで一段上の走行性能を実現!! レクサスが限定500台の特別仕様車「IS500“Climax Edition”」を発売
バイクのニュース
【最新モデル試乗】ベストセラー・メルセデスにお買い得モデル登場。900万円でも欲しいと思わせる、GLC220dクーペのコストパフォーマンスとは!?
【最新モデル試乗】ベストセラー・メルセデスにお買い得モデル登場。900万円でも欲しいと思わせる、GLC220dクーペのコストパフォーマンスとは!?
カー・アンド・ドライバー
2025年のプジョーとは?新型「プジョー 3008」はヒットの予感
2025年のプジョーとは?新型「プジョー 3008」はヒットの予感
AutoBild Japan
【8年ぶりの大変革】新型プジョー「3008」、ついに登場。近未来ファストバックSUVへと生まれ変わった全て
【8年ぶりの大変革】新型プジョー「3008」、ついに登場。近未来ファストバックSUVへと生まれ変わった全て
LEVOLANT
旧車ブームで高騰中の70年代バイク 空冷4気筒エンジン搭載のホンダ「CB750F」が米国オークション登場 “思ってたより安い”落札価格の理由とは
旧車ブームで高騰中の70年代バイク 空冷4気筒エンジン搭載のホンダ「CB750F」が米国オークション登場 “思ってたより安い”落札価格の理由とは
VAGUE
【デザイン・空力徹底解説】新型フェラーリ「アマルフィ」の美しいフォルムに秘められた真相、「ローマ」からの進化とは?
【デザイン・空力徹底解説】新型フェラーリ「アマルフィ」の美しいフォルムに秘められた真相、「ローマ」からの進化とは?
LEVOLANT
意外と万能だった4気筒250cc、メットインを備えた機種もあったが1989年以降は本気系に変わっていった[クォーターマルチ烈伝#02]
意外と万能だった4気筒250cc、メットインを備えた機種もあったが1989年以降は本気系に変わっていった[クォーターマルチ烈伝#02]
WEBヤングマシン
クラシック・ミニを再定義! 現代の技術で蘇ったレストモッド車両「ウッド&ピケットMiniバイ・カラム」が欲しい!【新車ニュース】
クラシック・ミニを再定義! 現代の技術で蘇ったレストモッド車両「ウッド&ピケットMiniバイ・カラム」が欲しい!【新車ニュース】
くるくら
なぜランボルギーニのデザインは電動化でも「最強」なのか?「レッド・ドット賞3冠」が示した、揺るがぬ哲学と未来
なぜランボルギーニのデザインは電動化でも「最強」なのか?「レッド・ドット賞3冠」が示した、揺るがぬ哲学と未来
LEVOLANT
5速MTあり! 三菱「“3列・7人乗り”ミニバン」がスゴかった! 230馬力の快速ターボד高性能4WD”の「ファミリーカー」!? デカいサンルーフも異色すぎた「シャリオ リゾートランナーGT」とは
5速MTあり! 三菱「“3列・7人乗り”ミニバン」がスゴかった! 230馬力の快速ターボד高性能4WD”の「ファミリーカー」!? デカいサンルーフも異色すぎた「シャリオ リゾートランナーGT」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

23件
  • bnr********
    アンチトヨタの人ってなんでわざわざトヨタ・レクサスの記事読んで文句タラタラ書き込むんだろう?
    トヨタファンからしたら不快でしかない
    好きなメーカーの記事でも読んで幸せな気分に浸ってれば良いのに
  • sil********
    僻みがひどい笑
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481 . 0万円 950 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

34 . 8万円 1180 . 0万円

中古車を検索
レクサス ISの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

481 . 0万円 950 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

34 . 8万円 1180 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村