現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 日野チームスガワラ、2026年もダカールラリー参戦へ。日本から選抜メカニックが帯同

ここから本文です

日野チームスガワラ、2026年もダカールラリー参戦へ。日本から選抜メカニックが帯同

掲載 3
日野チームスガワラ、2026年もダカールラリー参戦へ。日本から選抜メカニックが帯同

 日野自動車は6月30日、ダカールラリー2026に『日野チームスガワラ』として参戦することを表明した。

 “世界一過酷”と言われる同ラリーの2026年大会は1月3日から17日にかけて、中東のサウジアラビアで開催される。日野はこのラリーに、全国から選び抜かれたメカニックと、改良を重ね熟成させた車両による“最高の総合品質(トータルサポート品質×商品品質)”を実現し、35回目のゴールを目指す。

ダカールラリー2026のルート概要が公開。サービスなしのマラソン・ビバークは2箇所に設定

 引き続き菅原照仁が率いる同チームは、2026年大会に向け、今年のラリーを戦った日野600シリーズをベースに悪路走破性の向上を図り、平均車速を上げることでカミオンクラスことトラック部門での上位入賞を狙う。

 この車両開発においては、前回大会で得られた解析データと、搭乗クルーからのフィードバックをもとに議論を重ね、サスペンションの改良や2025年大会でトラブルに見舞われたトランスファーの破損対策などが施されたという。

 また、チームの戦いには、日本全国の販売会社から選抜されたメカニックが帯同する。選考会を経て今回選ばれた、田澤正和さん、今川博貴さん、菊池拓実さんの3名は、メカニックとして日々磨いてきた技術を生かし、物資や設備が限られているなかで14日間/約8000kmにおよぶ過酷なラリーで、日野600シリーズがすべてのステージを走破できるようサポートを行っていく。

 チーム代表でありドライバーも務める菅原は、並み居るモンスタートラックたちとの争いに向けて、攻めの姿勢で臨むことを強調した。

「2025年大会では上位勢と互角に争える感触を得られた一方で、リタイアに直結する深刻なトラブルにも見舞われました。そのピンチをチーム一丸となって乗り越えたことで、チーム力はより一層高まっています」

「2026年大会に向けては、トラブルに対する改良に留まらず、攻めのマシン作りでさらなる高みを目指します。日野自動車として35回目のダカールラリーにぜひ、ご期待ください」


■日野チームスガワラ 選抜メカニックコメント


●田澤正和(西東北日野自動車)

「西東北日野自動車の代表として参戦できることに感謝しています。社員全員の想いと、選考会でともに切磋琢磨した仲間の想いも背負って全力でサポートして参ります。今回大会で35回連続完走し、前回参戦した販売会社メカニックから引き継いだバトンを必ず次に渡します」


●今川博貴(南関東日野自動車)

「夢であった日野チームスガワラのメカニックとしてラリーに参戦できることをとても嬉しく思います。”世界一過酷”と呼ばれているレースですが、今まで学んだことを生かしたうえで新しいことを学び、どんな困難もチーム全員で乗り越え上位入賞できるように全力を尽くします」


菊池拓実(広島日野自動車)

「以前より目標にしていたダカール・ラリーの舞台にメカニックとして挑めることを誇りに思います。仲間に信頼されるよう、謙虚な気持ちで戦って参ります。過酷な環境ではありますが、どんなトラブルが起きても的確な判断と正確な整備で、チームを全力で支えます」

[オートスポーツweb 2025年07月03日]

文:AUTOSPORT web
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

「王者奪還に向けて万全の体制」三菱ラリーアート、2500kmを競うクロスカントリーラリーに向け意気込みを語る
「王者奪還に向けて万全の体制」三菱ラリーアート、2500kmを競うクロスカントリーラリーに向け意気込みを語る
レスポンス
今年も三菱は想像を絶する過酷なラリーに挑む! 2025年AXCR参戦マシン「トライトン」を堂々公開!!
今年も三菱は想像を絶する過酷なラリーに挑む! 2025年AXCR参戦マシン「トライトン」を堂々公開!!
WEB CARTOP
TRDの現場で社員でさえ「クルマのこんな動き、見たことない」と語るラリーマシンの走り
TRDの現場で社員でさえ「クルマのこんな動き、見たことない」と語るラリーマシンの走り
Auto Messe Web
GRヤリス Mコンセプト、スーパー耐久第5戦オートポリスは欠場。第6戦でのデビューを目指す
GRヤリス Mコンセプト、スーパー耐久第5戦オートポリスは欠場。第6戦でのデビューを目指す
AUTOSPORT web
他を圧倒した大竹がMCCの連勝継続。平川も初グラベルで無事完走/JRCラリーカムイ
他を圧倒した大竹がMCCの連勝継続。平川も初グラベルで無事完走/JRCラリーカムイ
AUTOSPORT web
TOYOTA GAZOO Racing、WRCラリー・フィンランドでの『GR Yaris Rally2 H2 Concept』公開を発表
TOYOTA GAZOO Racing、WRCラリー・フィンランドでの『GR Yaris Rally2 H2 Concept』公開を発表
AUTOSPORT web
三菱自動車が技術支援、北海道「ラリー・カムイ」で『トライトン』2台が完走
三菱自動車が技術支援、北海道「ラリー・カムイ」で『トライトン』2台が完走
レスポンス
ピックアップトラックなのに軽量化のために荷台がない! アジアクロスカントリーラリーに参戦するトヨタ・ハイラックスがエコだった
ピックアップトラックなのに軽量化のために荷台がない! アジアクロスカントリーラリーに参戦するトヨタ・ハイラックスがエコだった
WEB CARTOP
トヨタでラリー1復帰予定のオリバー・ソルベルグがテストに参加「最高峰クラスでの戦いを学ぶ準備はできている」
トヨタでラリー1復帰予定のオリバー・ソルベルグがテストに参加「最高峰クラスでの戦いを学ぶ準備はできている」
AUTOSPORT web
WEC富士でのキャデラック初優勝に高まる期待。JOTAが見据えるシーズン後半の戦い
WEC富士でのキャデラック初優勝に高まる期待。JOTAが見据えるシーズン後半の戦い
AUTOSPORT web
勝田貴元がマニュファクチャラー登録に。オリバー・ソルベルグもラリー1復帰予定、WRCエストニアのエントリーが公開
勝田貴元がマニュファクチャラー登録に。オリバー・ソルベルグもラリー1復帰予定、WRCエストニアのエントリーが公開
AUTOSPORT web
小暮ひかる、TGR WRCチャレンジプログラムからの離脱を発表「トップドライバーになるために全力を尽くしました」
小暮ひかる、TGR WRCチャレンジプログラムからの離脱を発表「トップドライバーになるために全力を尽くしました」
AUTOSPORT web
好調リンク&コーが連続ワン・ツー達成。予選最速エルラシェールとビョークが勝利/TCRワールドツアー第4戦
好調リンク&コーが連続ワン・ツー達成。予選最速エルラシェールとビョークが勝利/TCRワールドツアー第4戦
AUTOSPORT web
トヨタ、今季初のハイスピードグラベルに5台体制で挑む。ソルベルグに「チャンスを提供できて嬉しい」とラトバラ代表/WRC第8戦
トヨタ、今季初のハイスピードグラベルに5台体制で挑む。ソルベルグに「チャンスを提供できて嬉しい」とラトバラ代表/WRC第8戦
AUTOSPORT web
「2025 ARKラリーカムイ」XC-3クラスでWISTERIA 藤野・玉城組が優勝、トーヨータイヤ・OPEN COUNTRY装着車両が活躍
「2025 ARKラリーカムイ」XC-3クラスでWISTERIA 藤野・玉城組が優勝、トーヨータイヤ・OPEN COUNTRY装着車両が活躍
レスポンス
トヨタの優位性が「消滅」/ダークホースはプジョー?/ル・マン優勝車を継続使用etc.【WECサンパウロ木曜Topics】
トヨタの優位性が「消滅」/ダークホースはプジョー?/ル・マン優勝車を継続使用etc.【WECサンパウロ木曜Topics】
AUTOSPORT web
初年度のドライバー決定を急がず、幅広く検討するジェネシス。アビテブールは経験を重要視
初年度のドライバー決定を急がず、幅広く検討するジェネシス。アビテブールは経験を重要視
AUTOSPORT web
トヨタ、「グッドウッド2025」で世界最高峰マシンと水素燃料ハイパーカー披露へ
トヨタ、「グッドウッド2025」で世界最高峰マシンと水素燃料ハイパーカー披露へ
レスポンス

みんなのコメント

3件
  • nan********
    来年、新会社になっても参戦継続できるんかな…?
  • tam********
    こんなトラックでの参戦は経費の無駄だ
    消費税はらえ!!

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村