MotoGP第6戦イタリアGPの初日、アレックス・リンス(LCRホンダ)は総合3番手タイムをマーク。彼はホンダ勢最上位となったこの日を振り返り、パフォーマンスを引き出せたことに満足していると語った。
リンスは今年、ホンダへ加入して3戦目のアメリカズGPで初優勝を達成。浮き沈みはありつつも結果を出してきた。
■ホンダのカレックス製シャシー、サテライトは今回もお預けか? アレックス・リンス「追って知らせがあるまで無いと言われた」
ただ、イタリアGPが始まる前にはホンダへの不満ものぞかせていた。陣営が第5戦フランスGPで実戦投入したカレックス製のシャシーが、リンスのマシンにはまだ供給されておらず、その見通しも立っていないためだ。
そうした状況ではあったが、リンスは従来型のRC213Vからしっかりとパフォーマンスを引き出し、ホンダ勢トップとなる総合3番手タイムを記録。彼も初日をポジティブに振り返っている。
「僕の持っているパッケージから、最大限の力を引き出すことができて満足している」
リンスはそう語る。
「実際、もう少し改善の余地はあると思う。ファステストラップを記録した後も、まだ速く走れる場所があると思っていたからね」
「タイムも誰かの後ろを走るのではなく、ひとりで記録したものだし、良いリズムを刻めている。良い1日だったと思う」
「ここはテクニカルで複雑だから、サーキット攻略の糸口を見つけるのには少し時間がかかった。プラクティス2の序盤にはかなりゆっくり走行していたけど、その後は気に入るセットアップを施せて、速く走る助けになったよ。僕らには速さがあるということを証明できつつある」
「ル・マンやヘレスで使用していたベースに立ち戻って、セットアップとサスペンションにいくつか変更を加えたら、かなり良くなったんだ」
プラクティス2終盤には、リンスがターン1でファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ)に前を行かせると、そのディ・ジャンアントニオが転倒し、危うくリンスが轢きそうになる場面があった。リンスとしても、この時は動揺があったと振り返っている。
そして予選とスプリントレースが行なわれる2日目に向けてリンスは、次のように語った。
「雨が降ってこなければ、明日は前進できると思う。Q2進出が決まっていて、メンタル的にも落ち着いて作業できるし、少しづつ近づいて行けると思う」
「ここではドゥカティ勢がリードしているのも確かだけど、何かできないか様子を見てみよう。僕らは高速セクションで違いを生むことができていると思う」
なお彼はホンダからカレックス製シャシー供給のない現状については「今日の僕の仕事の内訳で言うと、“怒り”というのは0%だった。怒ったまま走っても、転倒する可能性が高いからね」と、冷静な様子だった。
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みんなのコメント
勝つ可能性のあるライダーに勝つ可能性のあるバイクを渡すのは当たり前やのに、それをしない。
どこまでマルケスのご機嫌取りをしとるねん!
サテライトにも供給してメーカーとしてのポイント獲得を優先した方がいいよ。
まずは底上げが最優先だと思う。