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【米国】6年ぶり全面刷新! スバル新型「アウトバック」世界初公開! スクエア感増した「“タフすぎ”デザイン」で25年後半より発売

掲載 更新 26
【米国】6年ぶり全面刷新! スバル新型「アウトバック」世界初公開! スクエア感増した「“タフすぎ”デザイン」で25年後半より発売

■米国で300万台を販売した人気モデルがフルモデルチェンジ

 スバルの米国法人は2025年4月16日(現地時間)、新型「アウトバック」2026年モデルを「2025年ニューヨーク国際オートショー」で世界初公開しました。
 
 新型アウトバックは、今回のフルモデルチェンジで通算7代目となります。

【画像】超カッコいい! これがスバル新型「アウトバック」です! 画像で見る(30枚以上)

 アウトバックは1994年、北米における「レガシィ」シリーズのクロスオーバーワゴンとして誕生。日本では当初「レガシィ グランドワゴン」として1995年に登場しました。

 その後「レガシィ ランカスター」(1998年登場)を経て、日本でもグローバル共通の“アウトバック”を名乗るようになったのは、2003年登場の通算3代目(BP系)からで、現行型は2019年(日本登場は2021年)に登場した6代目です。

 6代目はスバルグローバルプラットフォーム(SGP)+フルインナーフレーム構造による車体剛性の最適化を図り、動的質感と衝突安全性能を大幅に向上。先進安全機能も大幅に進化しました。

 国内仕様のパワートレインは、1.8リッター水平対向4気筒(ボクサー4)直噴ターボ「DIT」エンジンとリニアトロニック(CVT)を採用し、シンメトリカルAWD(四輪駆動)と組み合わせます。

 対する北米仕様は、ボクサー4の2.5リッターガソリンエンジンと2.4リッターターボエンジンという、国内仕様とは異なるラインナップが用意されていました。

 そんなアウトバックは、米国だけでも300万台以上を販売しているロングセラーモデルです。

 スバルの北米法人は「アウトバックは(米国における)アウトドアアドベンチャーの代名詞となる文化的アイコンとなっている」とし、スバルにおいて主要なモデルの1台に成長したことを説明します。

 そして今回、6年ぶりのフルモデルチェンジを実施した新型アウトバックは、北米のユーザーニーズを捉え、実用的な日常づかいのクルマというアウトバックのルーツと、SUVテイストの象徴的なスタイリングを融合しました。

 フロントは、ワイド感を強めたボディに合わせてヘッドライトを四隅へ垂直に配置し、オフロードとオンロードの機能性を両立させます。

 大型化されたフロントグリルからバンパーにかけた面も6代目モデルよりも直立させ、さらにバンバーのロア部分にも傷つきにくいクラッディング(樹脂パーツ)を付加することで、力強いイメージを強調しました。

 またボディのシルエットは、より箱型に近い形状となり、タフさやリフトアップされた車高を強調するとともに、フラットなルーフラインで室内や荷室空間の広さを想起させます。

 なかでも太く強調された後部のルーフピラー(柱)は、強い剛性感と堅牢さを象徴するものだといいます。

 標準装備のルーフレールは、位置合わせ用のマーカーを備えるほか、静的荷重800ポンド(約363kg)、動的荷重220ポンド(約100kg)に強められ、さらに横方向に対し最大220ポンドの動的荷重を与えたことで、ハンモックなどを吊るすことも可能としました。

 テール回りは、新たなリアライトシグネチャーで高い車高とワイドボディを視覚的に伝えるとともに、「OUTBACK(アウトバック)」のネームプレートや、空力にも配慮した下部のクラッディングによって、新型アウトバックの印象を一層強いものとしています。

 室内は、12本のペットボトル再生素材からつくられたヘッドライナーインサートなど環境にも配慮した技術や素材を使用するなど、落ち着いたクリーンなラインデザインを採用します。

 機能性と先進性を融合したインテリアレイアウトとし、ワイヤレスAndroid AutoとApple CarPlayにも対応した12.1インチのタッチスクリーンセンターディスプレイと12.3インチフルデジタルメーターパネルを全車に標準装備しました。

 空調パネルの操作は、6代目のディスプレイ上でのタッチ操作から、独立した物理ボタンによるものに変更され、手袋をはめたままでもコントロール可能です。

 フルデジタル化されたメーターパネルは、ノーマルモードのほか、リラックスしたドライブのための「カームモード」、地図重視モード、先進運転支援機能「アイサイト」重視モードなどが選択できます。

 室内空間は拡大されて前後席の頭上が広くなったほか、荷室容量も2立方フィート拡大されました。

 シャシに直接取り付けられた新開発のシートや、吸音材、外装の空力パーツなどにより高められた静粛性などによって、長距離ドライブでの快適性も向上しています。

■改良版の2.5リッター水平対向エンジンを搭載

 スバル独自の先進運転支援機能「アイサイト」は最新世代にアップデートされ、広角カメラを含む3台の前方カメラと、新たに追加されたレーダーセンサーが組み込まれました。

 さまざまな高度運転支援システムが追加され、時速85マイル(約130km/h)までのハイウェイハンズフリーアシストもオプション設定されています。

 また、アドバンスド アダプティブクルーズコントロール使用時には、ドライバーが警告に反応しなくなった場合に、セーフ レーン セレクションを備えたエマージェンシー ストップ アシストが作動する機能も追加されました。

 新型アウトバックのパワートレインは、改良版の2.5リッター水平対向4気筒エンジンを搭載します。最高出力180hp、最大トルク178ポンドフィートを発生させ、8速マニュアルモード付きリニアトロニック、シンメトリカルAWDと組み合わせます。

 ただし、タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけた新型アウトバック “ウィルダネス”については、最高出力260hp、最大トルク277ポンドフィートの高性能版、2.4リッターターボエンジンが搭載されます。

 X-MODEはステアリングホイール上での切り替えが可能となったほか、さまざまなオフロードでのパフォーマンスも改善されているといいます。

 最低地上高は、本格的なラダーフレームタイプの四輪駆動車同等かそれ以上の8.7インチ(約220mm)が確保される一方、低く設定された荷室床面によって、荷物の積み下ろしにも配慮されています。

 一部のグレードには、アウトバックとしては初めて大径の19インチホイールも採用されたほか、よりタフなアウトドア仕様「アウトバック ウィルダネス」では、17インチホイールと大型オールテレインタイヤを組み合わせます。

 新型アウトバック米国仕様のグレード展開は「プレミアム」「リミテッド」「ツーリング」「リミテッドXT」「ツーリングXT」「ウィルダネス」と多彩に用意されます。それぞれ2025年後半の発売予定ですが、ウィルダネスのみ2026年初頭となる模様です。

 なお詳細な仕様・スペックや価格などについては、発売が近づいた段階で改めて発表される予定です。

※ ※ ※

 スバルの日本法人は2024年10月、国内向けの6代目アウトバックを、2025年3月末の受注をもって販売を終了すると発表しました。

 今回米国で世界初公開された7代目新型アウトバックの国内導入は明らかにされておらず、今後の動向が注目されるところです。

[※編集部注記:2025年4月17日 15:30 本文の一部を修正しました]

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みんなのコメント

26件
  • mt********
    よく分からない車になった
  • 天ぷらうどん
    こりゃ名前からレガシィ無くすわね。
    ザ!アウトバック!って感じで、ある意味始まりなんやろうね。アメリカウケは良さそう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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