アントニオ・ジョビナッツィは、今季限りでアルファロメオF1のシートを失うことが決まったため、来シーズンはフォーミュラEに主戦場を移すことになった。そのジョビナッツィはF1のシーズン終了前にも関わらず、フォーミュラEのバレンシアテストに参加。そのマシンの感触は、これまで走らせてきたモノとは「完全に異なる」と語った。
アルファロメオが、来季のドライバーとしてバルテリ・ボッタスと周冠宇を起用することを決めたため、ジョビナッツィはF1のシートを失うことになってしまった。そのためジョビナッツィは、フォーミュラEのドラゴン・ペンスキー・オートスポーツに加入。セルジオ・セッテ・カマラとコンビを組んで、シーズンを戦うことになった。
■F1シートを失ったジョビナッツィ「財政面が交渉材料となった場合、F1はあまりにも冷酷」
そのジョビナッツィは、まだF1のシーズンが終わっていないにも関わらず、リカルド・トルモ・サーキット(バレンシア)で行なわれている合同テストに参加。フォーミュラEマシンを走らせた。
11月29日(月)から始まったテストの初日、そして2日目の午前中を終えた段階でジョビナッツィは、フォーミュラEのマシンについて「まだまだ学ぶべきことがたくさんある」と語り、F1マシンとの違いも大きいと語った。
「完全に異なるカテゴリーだ」
フォーミュラEとF1の違いについて尋ねられたジョビナッツィは、そう語った。
「僕はこれまで色々なマシン、GTカーも走らせたし、LMP2にも乗った、そしてF1だ。それらのクルマを経験してこのフォーミュラEのマシンに乗り込んだけど、全てがとても違っているように感じる」
「初日は本当に混乱した。学ぶことがたくさんあったんだ。でも僕にとっての最大の問題はブレーキングだ。F1マシンはダウンフォースが大きいから、誰でもブレーキングでギリギリまで攻めることができるんだ」
「でも、フォーミュラEではそれはできない。そこに苦労している。2018年にフォーミュラEの初代マシンであるGen1を走らせた時にも、同じ感覚だったのを覚えている」
ジョビナッツィは、F1サウジアラビアGPに参戦するため、木曜日(12月2日)の午前中に予定されている最後のセッションを走行することができない。そのため、まだまだフォーミュラEデビューに向け、準備が整っていないと語った。
「昨日の午後(予選トライアル中)にも、数周走ることができなかった。理想的ではなかったんだ」
そうジョビナッツィは語る。
「今朝も同じだ。サウジに行かなきゃいけないから、木曜日のテスト最終日にも走れない」
「こういうのは素晴らしいことじゃないけど、それは仕方ない。マシン対して自分自身をセットアップするため、もっとシミュレータで走りたいと思う。最初のレースまでに、走行距離が圧倒的に不足しているからね」
「12月と1月に、ファクトリーでシミュレータをたくさん走らせて、最初のレースでもベストを尽くしたいと思う」
「当初は、難しいシーズンになるだろう。でも僕らは懸命に働き、できるだけ早く良い状態になるように努めたいと思う」
「僕はまだ、F1でさらに2レース戦わなきゃいけない。その後クリスマスを過ごす。でもクリスマスが終わったら、僕はすぐにファクトリーに行き、シミュレータでたくさん走りたいと思う」
「時間はあまりない。もちろん、もっと時間があれば良かったけどね」
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