F1第15戦バーレーンGPの予選が行なわれ、レーシングポイントのランス・ストロールはQ3進出を逃し、13番手となった。
チームメイトのセルジオ・ペレスは5番グリッドを獲得したが、コンストラクターズランキング3番手を争うチームにとって、ストロールが下位に沈んだのは痛手だったと言える。
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前戦トルコGPで見事なポールポジションを獲得したストロールは、今回もQ1をルイス・ハミルトン(メルセデス)に次ぐ2番手で通過するなど、決して調子は悪くなかった。しかし、ミディアムタイヤを履いたQ2で歯車が狂ってしまった。
今回はソフトタイヤのデグラデーションが大きいことから、決勝スタートタイヤに影響するQ2ではほとんどのマシンがミディアムタイヤでコースインした。
しかしカルロス・サインツJr.(マクラーレン)がスピンしたことにより赤旗掲示。ストロールを含め、全車がタイムを残せていない状態でアタックを中断した。
セッションが再開されると、新品のミディアムタイヤを残していたドライバーはタイヤをリフレッシュ。ストロールはQ1でミディアムタイヤを1セット使った関係で、新品タイヤが残っておらず、タイヤを変えずにアタックに出た。
もしタイムが十分でなければ、ピットインしてソフトタイヤに交換。最終的にQ3には進出できるだろうという考えも彼らにはあったようだ。しかし、そうはならなかった。ストロールはミディアムタイヤでトップ10に入ることができず、もう一度アタックするだけの時間も残っていなかったのだ。
ストロールは、もし1度しかアタックできないと分かっていれば、おそらく中古のミディアムタイヤではなくソフトタイヤでのアタックを選んでいただろうと話した。
「僕たちは間違ったタイヤを選んでしまった。(中古の)ミディアムではなく、ソフトを選ぶべきだったと思う」
「それは誰のせいでもない。僕とチームの間で反省しなくてはいけない」
「タイミングに関してミスコミュニケーションがあったんだ。2本走れると思っていたのに、1本しか走れなかった。Q1で1セット使っていたから、そのアタックは中古のミディアムタイヤを使っていたんだ。Q2で赤旗の前に1周して、また同じセットを使ったんだ」
「他の人たちは新しいセットのタイヤを使っていたので、近づくことすらできなかった。残念ながら、あれは悪い判断だった」
メルセデスとレッドブルに次ぐ5番手で予選を終えたペレスは、Q1をスムーズに通過できたのがその一因になったと語った。
「今日の予選は本当に良かった。Q1は本当にうまくいったと思う。1セットのタイヤで通過できたから、それが僕たちのタイヤ戦略に貢献した」
「僕たちがやりたいことは明白だった。ミディアムタイヤでレースをスタートしたかったんだ。それもまた、僕たちにとって良い違いをもたらしてくれたと思う」
「決勝はそれが功を奏して、良いスタートを決めて良い戦略があれば、多くのポイントを獲得できるはずだ」
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