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より力強い新型トヨタ ヴェルファイアが出た! 和製高級ミニバンのカスタマイズは“深化”する!──GQ新着カー

掲載 更新 8
より力強い新型トヨタ ヴェルファイアが出た! 和製高級ミニバンのカスタマイズは“深化”する!──GQ新着カー

東京オートサロン2026の会場には、新型トヨタ「アルファード」と「ヴェルファイア」のカスタマイズカーが多数展示された。なかでも注目したい2台から、最近のトレンドを考える。

さらに先鋭化したエクステリア

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東京オートサロン2026の会場において、台数が多く圧倒的な存在感を放っていたのが40系のトヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」だ。

納車が進み、街中で見かける機会も増えた今、オーナーたちの関心は“いかに他と差別化するか”に向けられているのだろう。

その解答として提示されたのが“王道カスタマイズ”である、KUHL JAPANの「KRUISE KR-40VRR ヴェルファイア」。逆に新たな“提案”がモデリスタの「アルファード モデリスタ コンセプト」だ。

KUHL JAPAN(クールジャパン)は、愛知県名古屋市に本社を置く、総合カスタムカーメーカー兼プロショップ。単なるパーツ販売店ではなく、自社で企画・デザイン・開発・製造(国内自社工場)までを一貫して行うメーカーとしての機能と、自社パーツを装着した状態でクルマを販売するコンプリートカー販売としての機能を併せ持っているのが特徴だ。

東京オートサロンでは、その圧倒的な造形技術と塗装技術で総合グランプリを含む数々の賞を受賞しており、国内のみならず海外からも高い評価を受けている。

エアロパーツブランドはKUHL RACING(クールレーシング)、 KRUISE(クルーズ)、VRARVA(ブラーバ)を展開。ホイールブランドはVERZ-WHEELS(ヴェルズ ホイールズ)で、KUHLのエアロパーツに合うよう設計されたオリジナルホイールブランドだ。

KUHL JAPANが展開するブランド「KRUISE(クルーズ)」から出展されたKRUISE KR-40VRRヴェルファイアは、40系ヴェルファイアが持つ本来の力強いキャラクターを、さらに先鋭化させている。

同ブランドは、純正バンパーの下に装着する薄型のディフューザータイプが中心。車高を下げすぎなくても格好良く決まり、段差などで擦りにくい(実用性が高い)ため、近年人気だという。

“シンプル&スポーティ”を標榜しつつも、最大の特徴である「レーシングボンネット」と「フロントグリルTYPE II」の組み合わせにより、フェイスリフト並みの劇的な変化を実現した。ボンネットは左右に厚みを持たせ、ノーズを延長するような造形で鋭い目つきとし、純正の“優等生”的なラインを覆す。圧倒的な威圧感が目をひく。エアロパーツ自体は厚さ15mmの薄型ディフューザーを採用し、実用性を確保しつつもサイドフィンでワイド感を強調。4本出しマフラーやGTウイング風のルーフスポイラーと相まって、高級ミニバンを“走れるスポーツカー”へと昇華させた。

一方、トヨタ直系カスタマイズブランドであるモデリスタが披露したのは、アルファード モデリスタ コンセプトだ。こちらはKUHLのスポーティ路線とは対極にある、ラグジュアリーを体現。“ドレス”をデザインテーマに掲げ、風になびく裾のような優美で有機的なラインをボディ下部に与えているのが特徴だ。従来の、メッキで輝きを足す手法から一歩進み、シームレスに発光するシグネチャーライトや、幾何学的かつ有機的な面構成(GEOMETRICAL organic)を取り入れ、光と影を駆使した“五感に響く機能価値”を追求する。

両車を比較すると、40系カスタムの方向性が明確に二分されていることがわかる。純正の重厚感を削ぎ落とし、ボンネット交換による顔つきの激変と低重心化で、シャープで戦闘的なスポーツモデルを目指す。対してモデリスタは、純正の高級感を増幅させ、光の演出と流麗なラインで未来的かつアーティスティックなプレミアムモデルを目指す。ターゲット層も、走りの質や個性を強く主張したい層と、洗練されたステータスを求める層とで明確に住み分けがなされていると言える。

2台の対比は、東京オートサロン2026全体のカスタムトレンドをも象徴していた。会場を見渡すと、40系アルファード・ヴェルファイアのカスタムには大きく3つの潮流が見て取れた。

ひとつは、「フラップ系・薄型エアロ」の定着である。純正デザインの完成度が高いため、バンパーごと交換するよりも、KUHLのように純正+αで楽しむ薄型フラップ系が、日常の使い勝手とローダウン映えを両立する現実的な選択肢として主流になりつつある。

もうひとつは、「フェイス・スワップ」による個性の発揮だ。街中に車両が溢れ始めたことで、ボンネット交換やマークレスグリルへの換装など、純正の強烈な顔つきをあえて変更し、他人とは違う表情を作る手法もトレンドとなっている。

最後は、「脱メッキと光の演出」である。スポーティ派はメッキをブラックアウトして引き締め、ラグジュアリー派はLEDや導光板を用いたライティングで近未来感を演出するなど、表現手法の高度化が進んでいる。

総括すると、東京オートサロン2026は、40系アルファード・ヴェルファイアが単なる高級ミニバンという枠を超え、オーナーのライフスタイルや哲学を表現する“キャンバス”となっていた。KUHL JAPANが提示した“走りの機能美”と、モデリスタが提示した“未来の優美”。2台が示すように、2026年のカスタムシーンは、さらに自身の好みをより鮮明に、より大胆に投影する時代へと突入したと言えるだろう。

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文:GQ JAPAN 稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント

8件
  • lan********
    レーシングボンネットってミニバンにいるの…?
  • shoudougairu
    もう高額になりすぎたからカスタムなんてしてる人ほぼいなくなったね 査定にも響くし 金融車はノーマル+純正オプションのみでいいんですよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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