ミドルクラスの魅力のひとつが選択肢の多さ。アドベンチャーカテゴリーで注目なのがテネレ700。本格ビッグオフだが、扱いやすさに定評がある1台なのだ。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ヤマハ「テネレ700」インプレ・解説(宮崎敬一郎)
スキルに関係なく楽しい「ワクワク」させる1台
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テネレはオフロード指向の強いミドルアドベンチャースポーツ。さすがに小柄なライダーでも簡単に…とは言えないが、そのサイズに慣れさえすればすばらしく扱いやすい。
まずエンジン。これはMT-07と同じ688ccのCP2ユニットを積み、72馬力を発揮する。パワーモード切り換えやトラコンなどの装備は一切なく、あるのはABSだけ。でも、扱いにくさはまったくない。低中回転域からトルキーでレスポンスは滑らか。わざと滑らすような操作も意のままに行える。
ビッグオフローダーと言うだけで、大柄で屈強なライダーしか扱えないシロモノ…などと想像するかもしれないが、ふつうに流すペースであれば抜群の走破性を発揮する。ホイールトラベル200mm越えの前後サスは威力絶大。
純粋なオフローダーとして見ると、少し硬めのバネをベースにセットアップしてあるように感じるが、オンオフともに乗り心地はいいし、車体から伝わる衝撃に硬さがないので、走っていて気楽。スキルの高いライダーでなくともなじみやすく、この頼感と身軽さは「ビッグオフは手強い」というイメージを払拭してしまうだろう。
さらに、このテネレ700はツアラーとしての魅力も山盛りだ。エンジンはオンでも扱いやすく快活で静か。峠道も元気に走るし、高速道路での直進安定性はツーリングスポーツなみ。大柄な車体だが、追い越しも十分強力。振動にいたっては、CP2エンジンを搭載するシリーズでもっとも少ない。乗り心地もよく、オンでの長距離移動はリッタークラスのツアラー以上の快適さだと思う。
扱いやすくて、使いこなせばオフでの優れた走破性と意のままになるハンドリングを楽しめる。行き着いた先が酷路でもワクワクしながら楽しめるワークブーツのような1台。それがテネレ700だ。
ヤマハ「テネレ700」カラーバリエーション
マットダークグレーメタリック6
ブルーイッシュホワイトパール1
マットブラック2
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元サイトで投票・回答ヤマハ「テネレ700」ライディングポジション
シート高:875mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg
シートは高く、自然に足を下ろすと両足のカカトが少し浮く。タイトなスクリーンとその周囲のクリアパーツはカウル的な効果があって、100km/h程度なら、スクリーンの幅より広いエリアで胸元から下を風から守る。
ヤマハ「テネレ700」各部装備・ディテール解説
ヤマハ「テネレ700」主なスペック・価格
[ 表が省略されました。オリジナルサイトでご覧ください ]
[ アルバム : 【写真23枚】ヤマハ「テネレ700」 はオリジナルサイトでご覧ください ]
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
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