新車試乗レポート [2022.04.08 UP]
現行スバル車インプレ大全【4】フォレスター
OEM車を除き、全車が水平対向4気筒を搭載するスバルラインナップ。
それぞれどこが同じで何が違うのか。
その乗り味をぜんぶまとめて紹介しよう。
本企画では写真のジャスティのようなOEM車は含まず、スバルが開発したモデルを取り扱う。
●文:川島茂夫
スバル車共通解説
全天候ツアラーを基本に
車種ごとに異なる味付け
スバル車に乗るといつも頭に浮かぶのはアルシオーネSVX(1991)が唱えた「全天候500マイルツアラー」。一方、ハードコア志向のスポーツ4WDの系統もあり、そこに共通点もあれば対照的な部分もある。現在のラインナップで見るとオンロード系は軽快感を旨としたファントゥドライブ、SUV系はラフ&オフロードまでカバーするツーリング系として大別できる。もっとも、STIスポーツ系は軽快感より限界性能を重視した特性であり、スーパーツアラーとも呼べるタイプである。
一見、ダブルスタンダードのように捉えられそうだが、ハンドリングや乗り味の傾向は主要な顧客の嗜好による部分が多い。軽快感重視はレガシィ以降のスバルスポーツの特徴であり、やや誇張気味の回頭反応が操る手応えの妙味となる。一方、SUV系は穏やかな印象。鼻先の重さを意識させない特性だが、回頭反応の立ち上げは控え目。STIスポーツ系は精度感の高い回頭反応と収束性を旨とした特性で、加減速を用いたラインコントロール性に優れる。
いずれもクルマのキャラに似合いの特性と言え、スバル車の中からそのモデルを選んだ理由が反映された味の違いとなっている。
フォレスター【SUV】
【DATA】データ
●価格:293万7000~330万円
●発表年月(最新改良):'20年10月('21年11月)
●パワートレーン:【2ℓハイブリッド・4WD】【1.8ℓターボ・4WD】
【PROFILE】プロフィール
現行スバル車の中でもアウトドア&オフロード志向がもっとも色濃いモデル。現行型デビュー時は、2.5ℓNAに加え、モーターアシストの「e-BOXER」を初設定。'21年8月のマイナーチェンジを経て、e-BOXERとレヴォーグ譲りの1.8ℓターボの2本立てになっている。
シティ派クロスオーバーがクーペフォルム寄りになっていく中、アウトドアレジャー重視を貫くボクシーなフォルムを堅持。遊びの道具としての存在感が大きな魅力だ。
車体傾斜の表示など、インパネもSUVらしさ満点。CB18ターボ(写真)も選べる。
【IMPRESSION】インプレッション
スバルSUV戦略の主軸であり、アウトドア趣味向けのキャビン実用性や性能とのバランスに優れたミドルSUVとして開発。当初はNA2.5ℓ車を標準設定としていたが、MCから2ℓのe-BOXERと1.8ℓターボの構成となっている。e-BOXERは動力性能や実用燃費では恩恵も少ないが、電動走行など部分的ながらハイブリッド車ならではの走りが楽しめる。1.8ℓターボは「スポーツ」にのみ採用。低回転からの太いトルクで全車速域で余裕を示す。また、サスチューンも専用のハードセッティングになるが最低地上高は標準系と同じ。また、Xブレイク同様にオールシーズンタイヤを履く。標準系でも不足はないがツーリング&レジャー用途には「スポーツ」が魅力的だ。
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みんなのコメント
………ほんと・・・ナゼ?
表題通りフォレスター出せばわかるケド……。