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フェルスタッペン、2つの罰で15秒加算「ペナルティばかりのスポーツ。僕にとってこれはF1ではない」/第21戦決勝

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フェルスタッペン、2つの罰で15秒加算「ペナルティばかりのスポーツ。僕にとってこれはF1ではない」/第21戦決勝

 2021年F1サウジアラビアGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2位という結果だった。

 スタート直後は3番手を守って走行。10周目のセーフティカーで上位を走るメルセデス2台はピットイン、フェルスタッペンはステイアウトしてトップに立ち、その直後の赤旗の際にタイヤも交換することが可能になった。

遺恨残す接触。ハミルトンへのブレーキテストでフェルスタッペンに10秒加算ペナルティ。2人は同点で最終戦へ/F1第21戦

 再スタートの際、フェルスタッペンはターン2でコース外に出て首位を守ったため、2回目の赤旗後の再スタートでは、3番グリッドに下がってスタート。ここで首位に立ったフェルスタッペンは、ハミルトンとの優勝争いを展開することに。

 ハミルトンに仕掛けられた際にフェルスタッペンはターン1でコース外を使用して前の位置を維持。チームからポジションを返すように指示が出た後、フェルスタッペンは38周目のターン27に向けて急激に減速、ポジションを譲られると知らなかったハミルトンは避けられずに接触するというインシデントが起きた。

 フェルスタッペンは接触後も前の位置を走行し続け、一瞬譲った後に、すぐにポジションを取り返したが、結局はハミルトンに抜かれて2番手に落ちる結果となった。

 フェルスタッペンには、コース外を使ってアドバンテージを得たとして5秒加算のペナルティが科された。さらにこの接触について、レース後に審議が行われ、レース結果に10秒加算のペナルティが科されたが、2位の順位には影響なかった。

 ハミルトンが優勝し、ファステストラップも記録したため、タイトル争いをするふたりは同点で最終戦に臨むことになった。

■マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ) 決勝=2位
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム(50周)

 今日はたくさんのアクションがあり、さまざまなことが起こった。ポジションを返すように指示を受けたから、レーシングラインを外れて減速したのだが、ルイスは後ろにとどまっていた。彼がなぜ前に行かなかったのか、理解できない。

 5秒ペナルティには納得できない。でも今となっては仕方がないので、前に進むしかない。

 今日のレースではペースが完璧ではなかった。アブダビに向けて、取り組んでいく必要がある。
 同点で最終戦に臨むことになる。エキサイティングなシーズンの締めくくりになるだろう。

(レース後のインタビューで語り)5秒ペナルティを受けたと聞いて、もう戦う価値がなくなった。5秒のギャップを築くことはできなかったからだ。5秒ペナルティは正しいとは思わないけど、これについてはあまり話したくない。

(ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたと聞いて)今日起こったことは信じられない。でも幸い、ファンの人たちはレースについて明確に理解している。僕はレースをしようとしているだけだ。でも今のF1はレースよりペナルティの要素の方が多い。僕にとってはこれはF1ではない。でもファンが喜んでくれたのはよかった。

 今日は全力を尽くした。でも十分な速さがなかった。それでも2位になれてよかったよ。

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みんなのコメント

4件
  • 昔のF1 に戻ったような気がして、楽しかった。これぞF1 と思いました。
  • 原始時代のF1を目指すならパルクフェルメで殴り合いでもすればいいよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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