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レッドブルF1代表もマルコとの不仲説を否定「ヘルムートがいなければ私がこの立場にいることはなかった」

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レッドブルF1代表もマルコとの不仲説を否定「ヘルムートがいなければ私がこの立場にいることはなかった」

 レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーと、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコとの間に亀裂があるとのうわさが渦巻くなか、ホーナーは不仲説を強く否定した。

 以前から流れていたこのゴシップは、チームの問題にマルコが干渉することにホーナーがますます不満をつのらせていることを示唆している。しかしホーナーは、断固としてこうしたうわさに反論した。ホーナーは、マルコとの間に力強い協力関係があることを強調し、彼がチーム内のポジションからマルコを追放しようとしているという見解を退け、マルコ自身が今週初めに出したコメントに同意している。

レッドブルF1のマルコ、ホーナー代表との政治的な争いの噂を否定。ペレスへの最後通告も「まったくない」

「私とヘルムートとの関係は1996年にさかのぼる。フォーミュラ3000選手権に参戦するために、私が初めてのトレーラーを彼から購入したときだ」とホーナーは『Mirror』に語った。

「そして彼のチームと争った。当時彼はレッドブルのジュニアドライバーの責任者だった。私はそうした彼のドライバーたちとF3000の参戦契約をして、タイトルを獲得した」

「その結果、彼は私を推薦し、(昨年10月に亡くなったレッドブル共同創設者)ディートリッヒ・マテシッツの前で私にチャンスを与えてくれた。ヘルムートがいなければ、私は今日この立場にいることはなかっただろう。彼がチャンスを与えている若手ドライバーたちと同様に、彼は私にもチャンスを与えてくれた」

 長期にわたる関係で見られるように、長年の間にはふたりにも摩擦が生じる時期があった。しかし彼らのコラボレーションは、F1史上最も成功したチームのひとつを生み出した。

「我々は力強くオープンな関係をいつも築いてきた。もちろん意見が合わないこともあるが、それは健全なことだと思う」

「我々はあらゆることについていつも話をしている。ヘルムートにとっては、友人で同僚だったディートリッヒが亡くなってから状況はわずかに違ったものになっているが、今もチーム内で非常に重要な役割を担っている。私やチーム内の誰も、それが変わるところを見たいという意図や願望を持っていることは決してない」

 マルコは現在、オーストリアのレッドブルGmbHのCEOオリバー・ミンツラフが率いる新たな経営陣の直属となっている。これはマテシッツのみが彼の上司であった以前の体制が変わったことを表している。また、マルコはレッドブルと2024年末までの契約を結んでいることから、すぐに役割を追われる可能性は低いことにも注目すべきだ。

 しかし、81歳なら故郷グラーツで引退することも当然に思えるが、新経営陣が契約終了後に彼の役割や責務の変更を決める可能性もある。

「彼は今も非常に元気な80歳であり、彼が続けたいと思う限り、この先の我々の仕事のやり方に変化は見られない」とホーナーは述べた。

「我々がF1に初めて参入してから、役割もビジネスも非常に進化してきた。運営について言えば、私は日常的に関わっている」

「重要な決定については、それがドライバーのことであれ戦略判断であれ、もちろん我々は協議を行う。このパートナーシップは長年機能しているのだ。全員に、それぞれの役割と果たすべき任務がある」

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