F1カナダGPの決勝レースで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2位に入った。優勝はメルセデスのジョージ・ラッセル……しかしレース中のペース推移を見ると、フェルスタッペンはよくぞ2位に入ったなと思ってしまうような状況だった。
フェルスタッペンは2番グリッドから決勝レースをスタート。最初はミディアムタイヤを履いた。
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このミディアムタイヤの扱いには各車とも大いに苦労したが、中でも特に苦労したのがフェルスタッペンだったと言えそうだた。
フェルスタッペンはスタート直後こそラッセル同等のペースで走ったが、6周目から急激にペースダウン。その後も周回を重ねるごとにペースが落ちていった。
■フェルスタッペンのペース
このグラフは、カナダGP決勝レース中の上位勢のペース推移を折れ線で示したものだ。紺色の線で示したフェルスタッペンが、6周目から大きくペースダウンしているのがよくわかるだろう(グラフ赤丸の部分)。他のマシンも同等のタイミングでペースが落ちていったが、フェルスタッペンのペースダウンはライバルよりも激しく、たまらず早々にピットインすることになってしまった。
そのフェルスタッペンはピットストップでハードタイヤに履き替えた。しかしこの第2スティント終盤も、他に比べてペースを落としている(グラフ青丸の部分)。
この2例だけを見ても、フェルスタッペンにとって今回のカナダGPが、非常に厳しいモノであったことがよく分かる。
フェルスタッペンはレース後、次のように語った。
「ミスはまったく無かったし、堅実なマシンを手にしていたと思う。ただレースでは全然ペースがなくて、最初の2スティントではタイヤのデグラデーション(性能劣化)もちょっと大きすぎたことで、かなり守備的なレースをせざるを得なかった」
このグラフは、まさにフェルスタッペンのコメントを裏付けるモノであったと言えるだろう。
なおフェルスタッペンはこうも語っていた。
「幸運にも終盤は燃料が減ってよりコントロールしやすくなった」
確かにレース終盤には、デグラデーションの傾向が見られない。
全体的に見ても、今回は優れた部分が全く見えなかったフェルスタッペン。苦戦を強いられたマクラーレン勢のペースよりも厳しいものであったと言わざるを得ないだろう。
そんな中でも2位を確保したフェルスタッペン……さすが4年連続でF1チャンピオンに輝いているドライバーだ。
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