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『カフェカブミーティング』はこうして誕生した!カブ主として最高の1日を実感~小野木里奈の○○○○○日和~

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『カフェカブミーティング』はこうして誕生した!カブ主として最高の1日を実感~小野木里奈の○○○○○日和~

開催当初はカブをメインにしたミーティングではなかった?

 皆さん、こんにちは!バイク好き女優の小野木里奈です。先日、2023年10月14日(土)、15日(日)に開催された『第26回 カフェカブミーティング in青山』に行ってきました!

私、カブ主になりました!ホンダの原付二種モデル「スーパーカブ110」を選んだ理由

 今年の7月にスーパーカブ110を納車し、晴れてカブ主となった私。初めてカブが主役のイベントに行ってみました。全国各地からたくさんのカブがこの『ウェルカムプラザ青山』に集まるのです。同じカブなのに全く同じ車両は1台もなくライダーの皆さんが好きにカスタムしているものばかりでとっても個性的。

 すでに26回目を迎えるこのイベントですが、そもそもなぜこのイベントが始まったのでしょうか。今回は「カフェカブミーティング」に長年携わってきた、元本田技研工業広報部の高山正之さんにお話を伺いました。今回の『小野木里奈の○○○○○日和』は『カブ日和』です!

小野木:このバイクイベントはいつ始まったのでしょうか。

高山さん:『カフェカブミーティング in青山』が始まる以前に『バイクフォーラム』というイベントを開催していたのです。少し遡ると、開催地であるホンダ青山ビルは1985年8月19日の「バイクの日」に建てられ、私は翌年の1986年からこのウェルカムプラザ青山の企画担当だったんです。当時、「この場所を色んな人に情報を発信したい、どんどんお客様に来ていただきたい」と私たちは考えていました。単にバイクと車を綺麗に飾るだけという印象が強い「ショールーム」という名前でなく、あえて「ウェルカムプラザ青山」と名付けました。

小野木:たしかに、ウェルカムプラザとショールームでは印象が全然違いますね。

高山さん:次にお客様に来ていただくためには、当時流行っていたトークショーでバイクの素晴らしさを伝えようと考えました。あまりお金はないけど月1回で長く続けようと思いイベントを『バイクフォーラム』と名付けたんです。イベントは、かつてのTV番組『笑っていいとも!』の人気コーナー『テレフォンショッキング』のように、ゲストの方がまた次のお友達ゲストを紹介するような内容でトークショーをしました。最初の司会者は冒険家の風間深志さん、ゲストは歌手の宇崎竜童さんや次に根津甚八さんなどが来てくださいました。このイベントを月1回で開催し、全部で80回続けられました。

小野木:80回も!当時はカブだけでなく、それ以外のバイクも含めたイベントだったんですね。

高山さん:実を言うと当時は、ほとんどカブの話をしなかったんですよ(笑)1986年にはF1ブームもありましたしスポーツ系よりのバイクの話が多かったです。

小野木:カブとは程遠いタイプのバイクが人気だったんですね。

時代と共に変化していった『バイクフォーラム』

『カフェカブミーティング in青山』の以前には『バイクフォーラム』というバイクの車種に限定しないバイクのトークショーをメインとしたイベントからスタート。当時はカブの話をほとんどしなかったということにも意外です。『バイクフォーラム』からどのような経緯でカブ主体のイベントへ変わっていったのか気になりますよね。どんどん掘り下げていきましょう!

高山さん:それから私の後任の方が、「バイクフォーラムもいいけど、できればお客様がバイクに乗ってきて語り合うような、そんなイベントもやってみたいよね」と提案したんです。今で言うバイクの集まりといえば『バイクミーティング』ですよね。「今度はトークイベントを残しつつもバイクがわさわさっと集まるようなイベントにしたいよね」って。

小野木:ここで『バイクミーティング』が登場するんですね。

高山さん:じゃあ、そのミーティングで何をするのか?と考えるとやっぱり「『バイクの文化』について話し合いたいよなぁ」と。「じゃあ『バイクの文化』ってなんだろう」と考えたとき、歴史も売っている年月も長い『スーパーカブ』だよねと。

小野木:まさか『バイクの文化』の代名詞として登場するとは…。

高山さん:そこで「11月3日『文化の日』にスーパーカブの文化を語ろう」という内容に決めたんです。さらに、イギリスのカフェレーサーのような、カフェに自慢のバイクで集まってコーヒーを飲みながらお互いのバイクについて語り合うような雰囲気も合わせてやりたかったんですよ。その結果、『カフェカブミーティング』と命名し始まったんです。

小野木:自分の相棒であるカブに乗って、カブ同士集まってカブの文化を語るって素敵ですね!

高山さん:開催するにあたってホンダ内だけでなく外部の方にも主催に協力していただきました。そして1997年11月3日(文化の日)に第1回目の『カフェカブミーティング in青山』を開催することができました。当時は今のようにSNSなどのPR手段はありませんでしたが、それでも32台のカブが集まってくださいました。その時のゲストがミュージシャンのミッキー・カーチスさんでした。それから第2回、第3回と重ねるごとにお客様がどんどん増えていきました。

小野木:今までの『バイクフォーラム』と違い、カブだけに絞っていてもお客様が増えていったんですね。

高山さん:同年の1997年8月に可愛らしい『リトルカブ』が発売されました。当時、銀行やお蕎麦屋さん、郵便屋さんが乗っているようなスーパーカブから、ちょっとおしゃれなカブも認知されていきます。「働くカブ」から「楽しむカブ」という趣味で楽しめることから購入されるお客様が増えてきました。そしたら10年くらい経つと、会場がパンパンになるほどお客様でいっぱいになったんですよ(笑)

小野木 :カブパワーすごいですね。

高山さん:6年程前から、それまで日曜日の1日だけ開催だった日程を土日の2日間制に変更しました。そして、ネットでも申し込みをできるシステムになります。

小野木:どんどんイベントが盛り上がっていったんですね。

高山さん:でも2008年の「リーマンショック」の時に、『カフェカブミーティング in青山』の存続の危機があります。当時、ホンダはF1からも撤退したくらいだったので周囲から「高山さん、このイベントは本当に必要なんですか?」と問われることもありました。

小野木:そんなことがあったんですか…。

高山さん:当時、ウェルカムプラザの担当を離れて広報部だった私は、『カフェカブミーティング in青山』をやめるべきではないと思っていました。そこで同じ同僚だった方と一緒に『ウェルカムプラザ青山』の担当の方に「私たちもイベントを手伝うからなんとか残しましょうよ」と直談判をした結果、このイベントを残すことができました。

小野木:今年、私が初めて『カフェカブミーティング in青山』に参加できたのも高山さん達のおかげだったんですね。

高山さん:いやいや…でも、イベントは継続力が一番大事なので1年でも休んでしまうと復活が難しいものなんです。だからどうしてもやめてほしくなかったんですよ。

継続して開催するには感謝の気持ちが最も大切

 今年で第26回目を迎える『カフェカブミーティング in青山』ですが、こうして開催できている裏では、来てくださるお客様だけでなく、イベントに関わっている方が継続しようという努力の甲斐あってのことだということがわかります。長く続けてきているからこそ、時代も変わりそれに応じて変化もあると思います。一方、変わらず続けてきたことはなんだろうと疑問に思いました。

小野木:第1回目からこのイベントを開催するにあたり、変わらないものって何かありますか?

高山さん:やっぱり、来てくださるお客様に対する感謝の気持ちですね。「カブを乗ってくださってありがとうございます」という気持ちはこのイベントを開催するにあたってずっと変わりません。たくさん人を集めるとか、露出が多いとか、そういうことではなく来ていただいているお客様に感謝の気持ちを伝えるということはずっと変わらないですね。

小野木:カブオンリーのイベントを始めたきっかけは、『バイクの文化』を考えるにあたって生まれたんですよね。高山さんにとってスーパーカブの魅力とはなんでしょうか。

高山さん:私が感じたのは、世界中のバイクの本で、おそらく一番多く出版されているのがカブを題材にした本なんです。これだけ一冊丸々カブだけの本がたくさん発売されているってすごいことだと思うんですよ。このイベントでも私が実際に持っている本を並べています。意外と他の有名な車種でも本が少なかったりするんです。カブだけで本も番組も成り立ってしまう。そして、スーパーカブの場合は、姿形のベースは長年ほとんど変わっていません。だけど、歴史もあってエピソードが詰まっているんです。それが魅力ですよね。

 私がスーパーカブに惹かれたのも、レトロだけどどの景色にも馴染む長年変わらないデザインです。そして、自分色に染めやすいという点も魅力的で、それをお披露目できる楽しい場所がこの『カフェカブミーティング in青山』です。高山さんのお話を伺ってこのイベント開催のきっかけや26回も継続できている裏では主催者側の思いや色んな出来事が起こっていたんだということを知りました。

 改めて「人生初のバイクがカブで正解だったなぁ~」と思いました。それでは、次の月曜日にお会いしましょう!

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みんなのコメント

2件
  • えっ!?せっかくカブヌシになったのに知らなくて行けなかった(´TωT`)
  • 速さが売りのスポーツモデルでも何でもないバイクがこれほどのコミュニティを作れる。
    暮らしに寄り添うマシン、これもホンダの顔。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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