強いこだりと関西ならではのユーモアを巧みに掛け合わせた大阪ファッションの震源地を紹介する短期連載がスタート。第2回は、唯一無二のセレクションで新しいヴィンテージの価値を提案する「古着屋十四才」を紹介する。
もう一発ダサいところを狙う大阪のファッション・カルチャーの発信地、アメリカ村の三角公園から徒歩3分、老舗から新鋭まで様々なショップが軒を連ねるショウザンビルの1階で異彩を放つ「古着屋十四才」。ザ・ブルーハーツの軽快なビートが流れる約15平方メートルの店内には、約1000点もの古着が所狭しと並べられている。店内を見渡せば、SPEEDやSMAPなどの懐かしいタレントやびっくりドンキーのユニフォームといったお馴染みの起業ロゴが目に入る。古着のカテゴリーやジャンルは数あれど、これまで光が当たらなかった独自のセレクションで新しい領域をファッションで提案し、注目を集めているのが「古着屋十四才」だ。
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オーナーの塩見大地さんは、大学卒業後に地元のスーパーで8年ほど働いた後、2015年に「古着屋十四才」をオープン。父親の影響で、中学生の頃からアメ村に通いはじめアメカジ古着からハマっていったという。
「最初はヴィンテージの古着を全身着ているような、古着どっぷりな感じでした。岡本太郎やザ・ブルーハーツに触れはじめた頃から、メインストリームとは違うとこ、違うところっていう方向に目を向けるようになりました。甲本ヒロトが『ダサければダサいほどカッコ良い世界ってある』って言ってて、なるほど!と。 自分は背が低いし、特段かっこいいわけでもない。そういう人でも面白いことできるんかなって時にヒロトの言葉に出合って、自分でも面白い何かができるんじゃないかなって。店を出すつもりもなかったのですが、たまたまこのテナントが空いたので、やってみるかとスタートしました。オープン当初は、とりあえず私物のヴィンテージを置いていたので、今とはだいぶコンセプトが違っていましたね」
人と違うものが気になる性質を元々もっていたと語る塩見さんの想い描いていたセレクションが濃くではじめたきっかけは日本特有のキャラクターだった。
「さまざまな古着のジャンルがある中で、漢字や浮世絵Tシャツをハズしとしてセレクトしている店はあったんですが、それメインでやっている古着屋は当時なかったので、それをやったらどうなるんだろうってセレクトしはじめました。たとえば、漢字や浮世絵、アニメだったら普通はアメカジの延長の範疇というか、あってもおかしくないよねってものがほとんど。でも、僕は『誰が着んねん!』みたいなアイドルものやヒカキンのTシャツとか、ちょっとあかんやろってところを一歩踏み出したています。最初は、PIKOやBAD BOYなど90年代に流行ったブランドからはじめて、徐々に浸透していったんで、いけると思って、もう一発ダサいところを狙っていきました」
「古着屋十四才」は、キャラクターやアイドルものだけでなく、ユニクロのヴィンテージと言われるオールド・ユニクロにいち早く目をつけセレクトしていたことでも知られている。
「今では定番になっているオールド・ギャップが話題になりはじめたとき、日本におきかえたらなんやろって考えていたんです。僕は西成出身なんですが、そのへんのリサイクルショップに行けばユニクロって200円とかで売られているんです。フリースとかもあって。バイヤーにもユニクロを片っ端から集めてもらって、その中からええなって思うものを集めています。ユニクロは、ネルシャツのパターンやMA-1のシルエットとか良いんですよね。一生懸命リーバイスを真似したんやろなってものとか(笑)。“最旬トレンド”を元にしたパターンを引いてる健気な感じが伝わって、クオリティーもそこそこ。でも、所詮ユニクロってところもあるので、その中で面白いことができへんかなっていうのがきっかけで集めていったらオールド・ユニクロって呼ばれはじめました」
世はヴィンテージブーム真っ只中、2025年でオープン10周年を迎え、「古着屋十四才」の知名度も全国区になったが、「なんとなく生き残れた」と塩見さんは語る。
「いろんなブームがありますが、やっぱり生き残って続けることが一番大事だと思うんです。この変な感じで50、60歳になって20年、30年続けていった方が面白さが増して行くじゃないですか。どれだけ売れている店でも時間には勝てないですから、その面白さを大事にしていきたいですね」
古着屋十四才店名の十四才は、ザ・ハイロウズの名曲「14才」から由来。今年発売された「ルイ・ヴィトン シティガイド」の大阪にも掲載された。
住所:⼤阪府⼤阪市中央区⻄⼼斎橋2-13-13 ショウザンビル1F
営業:13:00~20:00、月・水・金 14:30~20:00
不定休
https://jyuyonsai.thebase.in/
https://www.instagram.com/jyuyonsai/?hl=ja
大阪ファッションLOVER──Vol1. IMA:ZINE強いこだりと関西ならではのユーモアを巧みに掛け合わせた大阪ファッションの震源地を紹介する短期連載がスタート。第1回は関西ファッションのキーマン、TANY(谷 篤人)がディレクターを務める「IMA:ZINE(イマジン)」の魅力に迫る。写真・中島真美 編集と文・高杉賢太郎(GQ)
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