イギリス・シルバーストンにある”テクノロジー・キャンパス”と呼ばれるファクトリーにおいて、自社の最新風洞を稼働させたアストンマーティンF1。チーム代表のアンディ・コーウェルは、この風洞が既に新たな気付きを与えていると語った。
これまでパワーユニット(PU)サプライヤーであるメルセデスの風洞を使用していたアストンマーティンは、2025年3月中旬から新風洞を動かしている。これは天才デザイナーのエイドリアン・ニューウェイ、そして新PUサプライヤーのホンダによって作り上げられる新規則下の2026年マシンはもちろんのこと、2025年マシンの開発にも影響を与えることになる。
■海外F1記者の視点|富豪ストロール率いるアストンマーティンF1、世界一の野望のため“全て”を揃えるも直面する厳しい現実
今季のアストンマーティンは、昨年、一昨年と比べてパフォーマンスを落としてしまっている。2年前は王者レッドブルに次ぐパフォーマンスを見せることもあったが、今季序盤5戦は入賞もままならない状況。コンストラクターズランキングは7番手となっている。
今後サーキットに持ち込まれるアストンマーティンのアップデートパーツは、新風洞にかけられたものとなる。コーウェル代表は、風洞が新しくなったことにより把握が難しい面もあるとしつつも、新風洞からポジティブなものも見られているとコメントした。
「よく言われるのが、『時計をふたつ持っていたら、どちらの時間を信じればいいかわからない』という話だが、風洞も同じ。ひとつの風洞で開発作業をして、次に別の風洞に切り替えた場合、空力荷重をどう正確に把握するかは難しい」
コーウェルはそう語る。
「ふたつの風洞がまったく同じ結果を示すことはない。しかし我々は新しい風洞からうまみを得ている。いくつかの特性に気付かされ、視野が広がった。ただ、それで終わりではない。新しいテスト設備でより明確で現実的なデータが得られるなら、そこからさらに空力開発作業をしなければいけない」
「形状を変更し、部品を製作し、理解を深め、それからフルサイズのコンポーネントを作り、サーキットという複雑な環境でテストする必要がある。我々は今そのプロセスにあり、この新しいツールを活用し、より速いレースカーを作ることを楽しみにしている」
新風洞は「将来チャンピオン獲得を目指す上で重要な一歩」だとしているアストンマーティン。その効果は今シーズンのパフォーマンスという形でも表れるだろうか。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
過去に死亡事故も…駐車場を爆走する「コンビニワープ」なぜ取り締まらない? 赤信号が嫌なので“私有地をショートカット” 法律ではどうなのか
「安易な登山」は本当に自己責任なのか? 「救助費用は全額自己負担」は正論? “自己責任論”の裏に潜む国家の資源選別問題とは
中国人の「住所がホテルの免許証」今後禁止に? 河野氏の発言に波紋… 実際はどうなのか 緩すぎた「“外国人優遇”の免許制度」 今後抜本改革が必要
「放送をスクランブル化すれば良い」の声も! 各地でNHKの「カーナビ受信料未払」問題多発…なぜ? パトカーや消防車は対象外にするべき? いま何が起きているのか
自転車「幅寄せやめろ」クルマ「後ろ確認しろ」どっちが悪いのか 実は双方が相手を理解していない?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
そもそも自力の開発で上位に来たこともWCを争ったこともないのだよ