これまでのブランドイメージを刷新する新たな提案
サンダーモーターサイクルは、2026年3月27日から29日にかけて開催された「東京モーターサイクルショー2026」の会場にて、新型モデル「FTS250」を一般公開しました。
【画像】ブランド初のスポーツモデル!! サンダーモーターサイクルの新型モデル「FTS250」を 画像で見る
これまで本格的なボバースタイルのモデルを中心に独自のブランドイメージを築いてきた同社にとって、今回のFTS250は、そのラインアップに新たな方向性を示す一台となります。
サンダーモーターサイクルは、これまで250ccクラスのボバースタイルのモデルを展開し、その独自の世界観で多くのファンを魅了してきました。
昨年の「モーターサイクルショー2025」においても、250ccのVツインエンジンを搭載し、クラシカルなルックスの中にリアサスペンションを備えた「ソフテイル サンダー250」を出展し、来場者から大きな注目を集めたことは記憶に新しいところです。
これに対し、今回発表されたFTS250は、従来のモデルラインアップとは一線を画す、全く新しいコンセプトのもとに開発されました。軽量かつコンパクトな車体構成と、スポーティなデザインを融合させることで、ブランドの新たな可能性を提示しています。
FTS250の心臓部には、最高出力21.5kWを発揮する排気量249ccの単気筒エンジンが搭載されています。このパワフルなエンジンを、車両重量わずか127kgという軽量かつコンパクトな車体に組み合わせることで、ライダーが意のままに操れる扱いやすさを実現しているのが最大の特徴です。
また、その足回りも注目すべきポイントで、前後には18インチタイヤを装着し、240mmという高い最低地上高を確保することで、優れた走破性と共に軽快でスポーティなライディングフィールを実現。シンプルなメカニズムながら、走りの楽しさを追求した設計思想が随所に見て取れます。
FTS250が放つ強烈な個性は、そのデザインからも明らかです。車体側面には、ダートトラックを疾走するレーシングマシンを彷彿とさせるゼッケンプレート風のデザインが施され、「56」というナンバーが大きく描かれています。このレーシーなディテールと、無駄を削ぎ落としたシンプルな車体構成が融合し、独特のスタイリングを創出しています。
このモデルの開発コンセプトについて、サンダーモーターサイクルの野呂裕二さんは「一言で言うと『映え』です」と語ります。かつてバイクの情報源が専門誌中心であった時代から、個人がSNSで発信する現代へと変化したことを受け、FTS250はユーザーが共に写真を撮って投稿したり、自身のファッションの一部としてコーディネートを楽しんだりすることをイメージして開発されたといいます。
多くの来場者が関心を寄せたゼッケンナンバー「56」の由来についても、興味深いエピソードが明かされました。野呂さんによると、この数字はデザインを進める過程で生まれたものだといいます。
「デザインを進めていくなかで、どうしてもその部分だけスペースが空いてしまったため、何かアクセントを入れようということになりました。そこで、昔飼っていた犬の名前を数字に置き換えて入れることにしたという経緯です(笑)」と、開発の裏側にある遊び心に満ちたストーリーを語ってくれました。
新たなコンセプトでモーターサイクルシーンに新風を吹き込むFTS250ですが、販売予約の開始は2026年6月が予定されています。
なお、車両の販売価格については現時点では未定となっており、今後の正式なアナウンスが待たれます。これまでのファン層に加え、新たな世代のライダーにもアピールするであろうFTS250の登場は、今後の市場に大きなインパクトを与えることになるでしょう。(バイクのニュース編集部)
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かっこいいだけに残念。