現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 火災の危険もあるのにナゼ? サイドブレーキ解除忘れに「警告音」が出ないワケ

ここから本文です

火災の危険もあるのにナゼ? サイドブレーキ解除忘れに「警告音」が出ないワケ

掲載 更新 18
火災の危険もあるのにナゼ? サイドブレーキ解除忘れに「警告音」が出ないワケ

 この記事をまとめると

■サイドブレーキの下ろし忘れはやりがちなミス

エンジンが暖まったあとはほぼ動かないクルマの水温計! なぜ警告灯にしないのか?

■しかし警告音などは用意されていない場合がほとんど

■警告音が鳴らない理由と下ろし忘れのリスクを解説する

 燃えて火が出ることも!

 サイドブレーキの下ろし忘れは誰もが一度は経験しているのではないだろうか。最近では電動ブレーキの場合、発進できないクルマもあるし、手や足で解除するアナログ式でもかけたまま走り出すと、サイドブレーキがかかっているものとは別に警告灯が光ったり、警告音も鳴るクルマはある。

 ただし、基本的には掛けっぱなしで走ることについて、あまり気にかけていこなかったというのは事実だ。ドラムブレーキを模した警告灯は昔から付いているので、これで十分という判断はあったのだろう。またかかっていてもサイドブレーキの効きは弱いので、走り出せてしまうとはいえ、なんか引っかかった感じにはなるので気が付くだろうというのも警告音などを使わない理由のひとつだろう。

 また構造的にはかなりシンプルなので、かかっているかいないかの表示程度しかできなかったというのもその昔はある。サイドブレーキをかけたままでの走り出しを感知して、ある一定以上の時間と距離を経たら警告を発するというのは、最近のクルマでないとできないことだったりする。

 いずれにしても、サイドブレーキをかけたまま走るとどうなるかというと、ブレーキを踏みっぱなしで走っているのと同じなので、ドンドンと過熱してブレーキフルードが沸騰状態となってフェードしてしまう。またドラムブレーキでかけていることが多いが、摩擦材であるシューが焼けたり、ドラムが歪んだり、シャフトまわりのシールといったゴム類が溶けたりする。最悪の場合、燃えて火が出ることもある。

 すぐに気がつけばいいが、最近のクルマはパワーやトルクがあるので、かかり方が甘いと違和感もあまり感じないで走ってしまうことも考えられる。また意識散漫なドライバーも増えているとされるだけに、メーター内の表示や走行フィーリングに気を配ることなく、そのまま走ってしまうことも考えられるが、ブレーキ内部が焼けたり、燃えてしまうと、元に戻すだけでかなりの費用がかかってしまうので注意したい。

関連タグ

こんな記事も読まれています

駐車枠の予約に詳細な満空情報! 普段見慣れたSA・PAがもの凄い勢いでいま進化している
駐車枠の予約に詳細な満空情報! 普段見慣れたSA・PAがもの凄い勢いでいま進化している
WEB CARTOP
マツダ「和製スーパーカー」実車公開! 「ロータリー・ミッドシップ」降臨に衝撃! 斬新「RX500」幕張に登場で反響集まる
マツダ「和製スーパーカー」実車公開! 「ロータリー・ミッドシップ」降臨に衝撃! 斬新「RX500」幕張に登場で反響集まる
くるまのニュース
フェラーリF1、マイアミGPでSF-24のカラーリングを変更。2種類のブルーを取り入れたスペシャルバージョンを導入へ
フェラーリF1、マイアミGPでSF-24のカラーリングを変更。2種類のブルーを取り入れたスペシャルバージョンを導入へ
AUTOSPORT web
苦戦から一転。RBリカルド、F1中国GPでは「速さを感じていた」決勝ではあえなくストロール追突でリタイア
苦戦から一転。RBリカルド、F1中国GPでは「速さを感じていた」決勝ではあえなくストロール追突でリタイア
motorsport.com 日本版
カワサキ、2024年限りでWSBKのファクトリー参戦終了。復活するビモータにエンジン供給
カワサキ、2024年限りでWSBKのファクトリー参戦終了。復活するビモータにエンジン供給
motorsport.com 日本版
「岡山環状道路」2024年度延伸へ! 2本の国道結ぶ「南西区間」開通で岡山港方面も便利に
「岡山環状道路」2024年度延伸へ! 2本の国道結ぶ「南西区間」開通で岡山港方面も便利に
乗りものニュース
セゾン自動車火災保険、10月から「SOMPOダイレクト損害保険」へ
セゾン自動車火災保険、10月から「SOMPOダイレクト損害保険」へ
日刊自動車新聞
トヨタが「新ランドスケープ」発売! 685万円のゴツ×アゲな「クロスオーバー」公開! みんなの声は?
トヨタが「新ランドスケープ」発売! 685万円のゴツ×アゲな「クロスオーバー」公開! みんなの声は?
くるまのニュース
Uターン苦手なバイク初心者も大歓迎! ライディングを基礎から学ぶ「ヤマハ バイクレッスン」に、ほぼほぼ初心者ライダーの北向珠タがチャレンジしてみました!!
Uターン苦手なバイク初心者も大歓迎! ライディングを基礎から学ぶ「ヤマハ バイクレッスン」に、ほぼほぼ初心者ライダーの北向珠タがチャレンジしてみました!!
バイクのニュース
“メルセデス・ベンツの大定番”はどう進化? 新型「Eクラスステーションワゴン」公道での印象は? “人気低迷中のワゴン”でも人気が衰えない秘密とは
“メルセデス・ベンツの大定番”はどう進化? 新型「Eクラスステーションワゴン」公道での印象は? “人気低迷中のワゴン”でも人気が衰えない秘密とは
VAGUE
「カワサキ プラザ奈良」がグランドオープン!広い店内にゆったりと、新型車を中心に展示!  
「カワサキ プラザ奈良」がグランドオープン!広い店内にゆったりと、新型車を中心に展示!  
モーサイ
125ccスポーツ「ホンダCB125R」がマイナーチェンジ、フルカラー液晶メーターを新採用し52万8000円で4月25日発売
125ccスポーツ「ホンダCB125R」がマイナーチェンジ、フルカラー液晶メーターを新採用し52万8000円で4月25日発売
モーサイ
【絶賛発売中!】学校で自慢できる知識が盛りだくさん!マイナーなクルマが多いから大人まで楽しめる!『満タン豆チシキ!すごいクルマ事典』
【絶賛発売中!】学校で自慢できる知識が盛りだくさん!マイナーなクルマが多いから大人まで楽しめる!『満タン豆チシキ!すごいクルマ事典』
月刊自家用車WEB
排気量別でルート検索!?カーナビのパイオニアからバイク用音声ナビ「MOTTO GO(モットゴー)」がAndroidで公開
排気量別でルート検索!?カーナビのパイオニアからバイク用音声ナビ「MOTTO GO(モットゴー)」がAndroidで公開
月刊自家用車WEB
「F1は唯一無二。そして今や黄金期」ウイリアムズ、ポストコロナのF1旋風がスポンサー獲得の追い風に。コマツとの提携にも寄与
「F1は唯一無二。そして今や黄金期」ウイリアムズ、ポストコロナのF1旋風がスポンサー獲得の追い風に。コマツとの提携にも寄与
motorsport.com 日本版
スバル「レガシィ」生産終了へ 「フラッグシップセダン」36年の歴史に幕… SUV&電動化にシフト 北米法人が明らかに
スバル「レガシィ」生産終了へ 「フラッグシップセダン」36年の歴史に幕… SUV&電動化にシフト 北米法人が明らかに
くるまのニュース
ヨシムラが XSR125用「フェンダーレスKIT」の受注を開始!
ヨシムラが XSR125用「フェンダーレスKIT」の受注を開始!
バイクブロス
GW渋滞、阪神高速のピークはいつ・どこで発生? 最大33kmの渋滞を見込む【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
GW渋滞、阪神高速のピークはいつ・どこで発生? 最大33kmの渋滞を見込む【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
くるくら

みんなのコメント

18件
  • 今の車はみんな警告音鳴るでしょ!
    そもそも警告灯が赤く光ってるし!
  • 実家の10年前くらいの軽自動車にも警告音が付いてるんだが、本当に警告音が出ないモデルが多数なのだろうか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村