お馴染みの自動車評論家が現代の「官能エンジン」搭載車からオススメを選ぶ!! ということで車種別に取り上げているのだが、ここでは「セダン&ハッチバック&ワゴン」と、三種でひとつの部門。SUV一強時代を官能エンジンで生き抜け!!
※本稿は2025年9月のものです
【画像ギャラリー】トップはダントツであのクルマ!! 数は少ないがこだわりファン多数の官能エンジンセダン&ハッチバック&ワゴン(16枚)
文:片岡英明、鈴木直也、国沢光宏、渡辺陽一郎/写真:スバル、ホンダ、マツダ、日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年10月10日号
片岡英明が選ぶ「官能エンジン」セダン&ハッチバック&ワゴン
スバル勢の水平対向4気筒DOHCエンジンがワンツーで上位に名を連ねた。インプレッサは3人が得点を与えたものの4人が高得点を投じたWRX S4に大差を付けられている。セダンであってもスポーティ方向に振ったターボだし、CVTも性能を引き出す味付けだから納得だ。
シビックRSとマツダ3のSKYACTIV-Xも魅惑のエンジンだが、賛同が少数にとどまり、伸び悩んでしまった。
鈴木直也が選ぶ「官能エンジン」セダン&ハッチバック&ワゴン
セダン&ハッチバック&ワゴンというジャンルは、基本的に実用車が多い。そのなかで、WRX S4はダントツにパワフルかつスポーティ。ここに票が集まっちゃうのは無理もない。
個人的には、消滅間近なSKYACTIV-Xに花を持たせてやりたかったけど、アレは「メカフェチの独り善がり」と言われてもしょうがないエンジン。次世代エンジンでの名誉挽回を期待しています。
国沢光宏が選ぶ「官能エンジン」セダン&ハッチバック&ワゴン
このところスポーツモデル人気ながら、なぜかWRX S4は取り残されている。スバルのスポーツイメージが落ちてきたということなんだろう。乗るとスゴくいいクルマなので上位にしておきました。
そのほか、スバルの純エンジン車は雪道で使う人には稀少。絶版の前に買っておくことをすすめておく。シビックRSは魅力的な純エンジン車だと思うけれど、いかんせん高価。
渡辺陽一郎が選ぶ「官能エンジン」セダン&ハッチバック&ワゴン
今や少数派のカテゴリーだからエンジンの種類も少ない。個人的1位は2.4L、水平対向4気筒ターボを搭載するWRX S4とレヴォーグSTIを同点にした。安定性も含めればWRXが勝るが、動力性能はレヴォーグも同等だ。
2位はシビックRS。特にパワフルではないが、車両重量とのバランスが優れていて、6速MTで動力性能をフルに引き出せる。安定性も高いため、スポーツセダンの王道を行く走りを満喫できる。
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