フォーミュラE第8戦東京E-Prixを制したのは、マセラティのストフェル・バンドーンだった。赤旗によって大きなアドバンテージを得たが、それを引き寄せた戦略はプラン通りのモノだったという。
バンドーンは、14番グリッドからレースをスタート。積極的にバッテリーを使い、義務付けられている”ピットブースト”を真っ先に消化した。ピットブーストはレース中にピットインして急速充電を行なうのだが、バッテリー残量が40~60%にならないと実施できない。バンドーンはレース序盤3分の1ほどで40%以上のバッテリーを消費していたのだ。
■バンドーン、展開味方に見事な独走優勝! マセラティが日産下す|フォーミュラE第8戦東京E-Prix
その後、マキシミリアン・ギュンター(DSペンスキー)がコース上でストップしたことで、レースは赤旗中断に。この時点で、ピットブーストを消化していたのはバンドーンただひとり。ピットレーン通過によるタイムロスと、34秒の静止時間で遅れた分が帳消しになるという大きなアドバンテージを手にすると、そのアドバンテージを切り崩しながらバッテリーをマネジメントし、トップチェッカーを受けた。
「いい気分だよ。しばらくぶりの勝利だからね」
2022年のモナコ以来、49レースぶりのフォーミュラE優勝を飾ったバンドーンは、レース後の記者会見でそう語った。
「今日のコンディションはとても特殊だった。でもピットウインドウをかなり早い段階でオープンにするために、序盤に多くのエネルギーを消費しなければならなかった。ピットブーストができたのは僕たちが最初だった」
「その後、赤旗が出たのはラッキーだった。自分のポジションはわかっていたし、エンジニアともたくさんコミュニケーションをとった。彼は僕を落ち着かせてくれたし、何とか結果を持ち帰ることができた。だから、僕らの計画が実際に実を結んで、とても嬉しいよ」
勝利の鍵となった戦略について、誰が決めたのかと聞かれ、レース前に話し合っていたと明かしたバンドーンは、同様の戦略を選んだドライバーがいなかったことに驚いたという。
「実はレースの前に、事前に話し合っていたんだ。そういうギャンブルをする人が少なかったことにちょっと驚いている」
「僕たちはたぶん極端なことをしたんだろうけど、そうするしかなかったんだ。そしてギャンブルをするなら、きちんとやること。それが今日やったことだ」
「だからそうだね。成功するために何をすべきかが分かる前から話し合っていたんだ」
「赤旗後のリスタートは視界が全く無くて難しかった。かなりギャップを開けたよ。でもピットの分が、他のドライバーにとって大きな痛手になっていたんだ」
昨年の東京E-Prixは、当時マセラティに所属していたギュンターが日産のオリバー・ローランドを抑えて優勝しているため、マセラティとしては東京E-Prix”勝率100%”を維持していることになる。
「チームもこの結果に興奮していると思うよ。僕たちはここ数レース不運に見舞われていたし、この幸運と勝利に値する」
そうバンドーンは付け加えた。
「明日も別のレースがある。適切なコンディションで僕たちがどこまでやれるか見てみよう」
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