■荷台部分をキャビンに換装したキャンピングカーを製作中
2021年10月15日(現地時間)、北米トヨタは公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。ピックアップトラック「タコマ」をベースにしたキャンピングカー「タコジラ(Tacozilla)」の製作過程を公開しました。
【画像】トヨタの巨大キャンピングカーが誕生!? トヨタ新型「タコジラ」の全貌とは? 画像で見る(28枚)
カスタムカーの祭典「SEMAショー」で完成した車両が披露されると見られますが、いったいどんなキャンピングカーが製作されるのでしょうか。
動画では、プロジェクトのチームマネージャーを務めるマーティー・シュヴェルター氏が、開発に至った背景について説明。
新型タコジラのモチーフとなっているのは、1970年代後半から1980年代前半にかけてラインナップされていた、北米トヨタとチヌークのコラボレーションで誕生したキャンピングカーだといいます。
再現にあたり、タコマの「TRDスポーツ」グレードをベースに荷台部分を専用設計のキャビンに改造することで、当時のスタイリングを想起させるシルエットを実現。
オーバーランド(車中泊やテント泊をしながら、クルマで長距離を移動するスタイルの旅)に対応したキャンピングカーに仕立てるということです。
マーティー・シュヴェルター氏は、新型タコジラの開発に関して次のようにコメントしています。
「開発にあたって大きな課題としては、積載できるパーツに限りがあるため、キャンピングカーを構成するすべてのものをミニマムにする必要があることです。パッケージ可能にするパーツを見つけることは、それ自体が挑戦になるでしょう。
そして、このクルマのクールなポイントは、それが“獣”になることです。旅の途中であなたが食料品店に立ち寄ったとき、新型タコジラは駐車場で4フィート(約1.2m)ほどほかのクルマより上に突き出るでしょう。どこに駐車したか覚える必要はありません」
北米トヨタは新型タコジラの完成予想イラストも公開。キャビンは運転席上部まで突き出ているほか、迫力あるオフロードタイヤが装着され、“獣”のような存在感を放つクルマになることが予想されます。
2021年10月19日時点で、新型タコジラの製作過程を収めた動画はエピソード2まで公開されていて、キャビンの枠組みが車体に装着されたところまで披露されました。
2021年のSEMAショーは11月2日から5日の日程で開催予定です。どんなキャンピングカーが公開されるのか、注目されます。
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