東京都武蔵村山市のイオンモールむさし村山で6月1日、「プリンスの丘 自動車ショウ」が開かれ、かつての「日産村山工場」跡地に往年のヘリテージカーが里帰りした。
全日本ダットサン会東京本部の主催。会場は日産のもうひとつのルーツ、プリンス自動車の継承工場として日本のモータリゼーション発展の歴史に深く関わった場所。工場跡地の一部を所有するイオンと日産東京販売などの協力で2022年に開催され、今回で4回目となった。
今回エントリーしたのは150台。年々参加台数は増加し、中には北海道からの参加者も。プリンスと日産の村山工場生産車に加え、全日本ダットサン会会員及び協力クラブ員車が展示された。
歴代の『セドリック』&『グロリア』、『スカイライン』、『ローレル』が一堂に揃い、ダットサンは初期型セダンから『サニー』、『ブルーバード』、『フェアレディ』&『Z』などが並んだ。プリンスの『マイラー』や『クリッパー』など残存率の低い懐かしいトラック系の姿もあった。また「1990年代までに世界一の動的性能を実現する」ことを目標に掲げた「901運動」で生み出されたR32型スカイラインやS13型シルビア、A31型セフィーロ、K11型マーチなども展示された。
都内から見学に来たという60代の男性は「これだけ集まると壮観。プリンスも合わせて技術の日産と言われていたのを改めて思い出しました」と話した。一方、イベントに参加していた50代男性は「今日産が大変なことになっていますが、足車としてはやはり日産車を購入して応援していこうと思っています」と語り、もどかしい同社の現状に気を揉んでいた。
展示だけでなく様々な小イベントも行われた。『シルビア』発売60周年と、ダットサン スーパースポーツセダン(SSS) 60周年のトークショーはマニアックな内容となり、オーナーの体験談も加わって熱気にあふれた。また、ワンオーナーで50年以上乗ってきたという初代ブルーバードと2代目スカイライン、60年以上の初代ブルーバードの各オーナーには動態保存功労賞が送られ、大きな拍手が送られた。
全日本ダットサン会の佐々木徳治郎会長は、「1台でも多くクラシックカーを後世に残したい。これがひとつの信念でございますのでぜひよろしくお願いいたします!」とあいさつ。「でもクラシックカーを持っているとアップした税金がドーンとくる。何とかならんかねという話が良く出ます。1人では何もできません。やはりお国に、色んなところに物申すという組織団体ができて来ないといけないだろうと思っております」とアピール。
続けて「今色んな代表団体の方々と話しをしてなんとか自動車税を下げてもらおうとしています。海外では旧車の税金はゼロということがあるわけです。(日本は)自動車文化を大切にするという使命が国会議員の人たちの頭の中には全くない。だから我々が騒いで認めてもらうしかないと思いますので、皆さんの1人1人の力を借りないと行けません。徳治郎も何と85歳という年齢に達していますんで、ほんとに目いっぱい声を出しているんでございます! よろしくお願いします!」と声を振り絞ると、こちらも盛大な拍手が送られていた。
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510ブルの4独だって、プリンスのスプライン技術がなければ市販できなかった