4月22日、GTワールドチャレンジ・パワード・バイ・AWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、26日に開幕するバーチャルレース『SRO・EスポーツGTシリーズ』のエントリーリストを発表。実世界のシリーズ参戦ドライバーが出場するプロシリーズに計49名のドライバーが名を連ねた。
今月初めに発表されたSRO・EスポーツGTシリーズは、3月下旬にバーチャル世界のモンツァで開催された、チャリティeレースを基にした仮想GTシリーズだ。プラットフォームにはGTワールドチャレンジ(旧ブランパンGTワールドチャレンジ)の公式シミュレーター『アセットコルサ コンペティツィオーネ』が用いられ、対象者別にプロ、シルバー、アマの計3つのシリーズで構成される。
FFFレーシング、ベントレーが『SRO・Eスポーツ』参戦を表明。Rモータースポーツも追随
リアルドライバーが対象となるプロシリーズと、シムレーサー向けのシルバーシリーズは26日に最初のレースが行われる一方、一般のファンを対象としたアマシリーズでは5月19日の開幕戦に向けて、4月26日から5月10日まで予選が実施される予定だ。
そんなバーチャルレースシリーズには、現実世界のシリーズを戦うドライバーの他、GTワールドチャレンジ以外のシリーズからも多くのプロドライバーが集結した。
そのラインアップのなかにはマクラーレン720S GT3をドライブする2009年F1ワールドチャンピオン、ジェンソン・バトンや、2019年のシリーズチャンピオンであるアンドレア・カルダレッリをはじめ、多数のメーカーワークスドライバーが含まれる。
フェラーリはプロシリーズに最多7台を投入予定で、4名のドライバーがすでに決定済み。残る3名についてもまもなくアナウンスされる予定だ。
マクラーレンとランボルギーニ、ポルシェ、ベントレーは6台のGT3カーを送り込む。これに対し、アストンマーティン、アウディ、メルセデスAMGは5台体制でライバルに対抗する。
この中ではクリスチャン・エンジェルハート(ポルシェ911 GT3 R)、ラファエル・マルチェッロ(メルセデスAMG GT3)、カルダレッリ(ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo)という過去3年間のGTワールドチャレンジ王者の参戦も決定しており、注目したいところだ。
また、ランボルギーニのエントリーには元F1ドライバーのビタントニオ・リウッツィ、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの現王者であるアルバート・コスタの名も確認できる。
ベントレーは最多4名のワークスドライバーを今戦に起用。アレックス・バンコム、アンディ・ソウセック、セブ・モリス、ジョーダン・ペッパーがバーチャル世界のベントレー・コンチネンタルGT3をドライブする。
SRO・EスポーツGTシリーズの第1ラウンドは26日、シルバーストンで開幕。レースは15分間の予選の後、60分レースが続けて行われる予定だ。イベント開始時間は13時45分(日本時間20時45分)で、各セッションはYouTubeのGT Worldチャンネル、SROのTwitch、Facebookアカウントでライブ配信される。
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