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日産「フェアレディZ」実車初公開! “Gノーズ”復活&「MT設定」、伝説の「緑Z」も再臨!? トークショーで語られた改良モデルの「開発秘話」とは!

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日産「フェアレディZ」実車初公開! “Gノーズ”復活&「MT設定」、伝説の「緑Z」も再臨!? トークショーで語られた改良モデルの「開発秘話」とは!

■伝説の「Gノーズ」が復活!

 2026年5月5日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたフェアレディZのファンイベント「DUNLOPオールフェアレディZミーティング2026」。メインステージでは特別ゲストによるトークショーが数多く行われました。新型フェアレディZの開発メンバーによるトークショーも開催され、新型車の細かい情報についてのトークが繰り広げられました。

【画像】 日本初公開された日産「新型フェアレディZ」の実車です! 画像で見る

 DUNLOPオールフェアレディZミーティング2026では、現行型(RZ34型)フェアレディZのマイナーチェンジモデル、通称「 MY27モデル」がアンベールされました。

 初代フェアレディZ(S30型)の高性能モデル「240ZG」に採用された「Gノーズ」を彷彿とさせる約30mm延長されたフロントバンパーや、新色が採用され、会場では大きな盛り上がりを見せました。

 メインステージでは特別ゲストによる「レジェンドドライバー」「ドライバー+開発ドライバー」「デザイナー+開発」「RZ34新旧CPS(チーフ・プロダクト・スペシャリスト)+開発メンバー」と4つのトークセッションが用意されました。

 今回は「RZ34新旧CPS+開発メンバー」の内容の一部を紹介します。

 ゲストは日産自動車ブランドアンバサダー田村宏志氏(RZ34型がデビューした2021年時点でCPSを担当)、現CPSの伊藤潔氏、デザイナーの入江慎一郎氏です。

 このトークでは、待望のアンベールを果たしたRZ34 MY27モデルのコンセプトを中心に、伝統を継承しながら最新の技術を注ぎ込んだデザインの裏側や、オーナーからの熱い要望に応えた改良ポイントなどが語られました。

 入江氏は今回のアンベールについて以下のように話しています。

「自分が今回のRZ34マイナーチェンジモデルをアンベールさせてもらったのですが、アンベールした瞬間から、『かっこいい』とか『あ、やばい』という声を聞けたのは本当に良かったです」とアンベールした瞬間に良い感想が聞かれたことに安堵していました。

「RZ34のファーストロンチがあっての今のイヤーモデルです。S30をオマージュしたデザインを、このように長い歴史が集まっている会場でお披露目できたことは感無量と言いますか、歴史を繋いできたなと思いました」と、S30から脈々と繋がる、フェアレディZの歴史がRZ34型には詰まっていると感じられたようです。

 さらに、3名は新型のデザインやノーズについてもコメントをしています。

 伊藤CPSは「今回のマイナーチェンジでは、外観で言うとGノーズになっているのと、フロントにZのエンブレムを装備しています。ホイールは(3代目)Z31型のデザインをオマージュしています。ZのエンブレムはNISMO仕様にも展開しています」と言います。

 入江氏は「やはりZと言えばフロントノーズのエンブレムが重要です。途中途切れてしまい日産マークを付けていました。お客様からはZのエンブレムを付けてほしいという要望が多くありましたので反映いたしました」と話します。

 伊藤CPSは「リアの追従性をあげてほしいという声にお応えして、リアのサスペンションも変更しています。空力に関しても、ロングノーズになったことで空力も良くなっています。またNISMO仕様にはお声が多かった6速MTを設定しました」と改良点が多岐にわたることを語っていました。

 また、田村氏は「RZ34が出た時にフロントグリルに賛否両論があった。悩んでいた時もあった。ターボエンジンだと冷却性能が足りなくなり、仕方なくグリルが必要になった。自分が買った240ZGも3リッターエンジンにボアアップしたら全然冷えない。

 せっかくGノーズが付いているのに外してしまったり。結局カッコつけると冷えないということも分かった。なので冷やすためにはグリルをああ言う風にしなくてはならなかった」とRZ34型グリルの誕生秘話についても話しました。

■こだわり抜いた「伝統のグリーン」

 そして、ボディカラーについてもトークを広げています。

 入江氏は「RZ34型で出している『イカズチイエロー』『セイランブルー』に続く『ウンリュウグリーン』となります」と言ったところで田村氏が「間に『ワンガンブルー』と言うのもあるけどね」とツッコミを入れて会場から笑いが起きました。

 伊藤CPSが「実はこのグリーンは青と黄色の粒子を散りばめて表現しています。と言うのも実は緑というのは耐候性があまり良く無い、太陽の光を浴びると活性化してしまい良く無いんです。なので2色を散りばめていて、顕微鏡レベルで見ると2色あるのが分かります」とこのグリーンがどのように成り立っているのかを説明しました。

 ほかにも今回の仕様や発売時期については以下のように話します。
 
 入江氏は「エンジンスタートボタンを押すと、(カラー液晶メーターの」オープニングムービーが約4秒くらい流れます。その4秒の間に全ての歴代フェアレディZが現れます。なのでこの会場にいる人全てに刺さるのでは無いかと思います」と紹介しました。

 また伊藤CPSは「いつ発売、どの値段で販売するのかは言えません。猛暑が終わる頃には言えるかな」と言葉を濁しますが、夏の終わりから秋口にはいろいろな情報が発表されそうです。

 最後には3名から、フェアレディZへの想いについての話がありました。

 入江氏は「自分は1世代だけですが、次の世代のデザイナーに引き継いで、皆さんと共に歩み続けていければと思います」と思いを馳せます。

 伊藤CPSは「皆さんの声が商品企画をする上で大きな原動力になります。いろいろな声を聞かせていただければと思います。田村さんから引き継いだ経験を自分の代でも成長させて、次の世代に引き継いでいけるようにしていきたいと思います。これから10年20年とがんばり、田村さんのようになれればと思っています」と語ってくれました。

 田村氏は「日産のことはなんだかんだいろいろと言っていますが、なんだかんだ好きでやっていますし、皆さんとの縁というのもあります。フェアレディZも好きな方もいらっしゃいます、日産が好きな方もいらっしゃいます。世界平和のために日産が好きな人に悪い人はいないと信じてもらいたいなと思います」と締めくくりトークショーが終了しました。

 歴代モデルへの深い愛と、次世代へ繋ぐ情熱が交差した今回のトークショー。ファンの声を形にして進化を続けるフェアレディZの新たな門出に、会場は最後まで温かな興奮に包まれていました。(雪岡直樹)

文:くるまのニュース 雪岡直樹
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