ローガン・サージェント、セブ・プリオール、マイク・ロッケンフェラーに加え、ニック・イェロリーやトム・ブロンクビスト、そしてポルシェを離脱したマット・キャンベルを起用し、2027年からWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスに参戦するフォード・レーシングは、アメリカはミシガン州ディアボーンにある開発拠点で実施してきたダイナモ室でのベンチテストの映像を公開。動画には“コヨーテ”V8エンジンをベースにした5.4リッターのハイパーカー用V8エンジンが、サルト・サーキットを模した仮想コースをダイナモ上でフルラップ走行している様子が収められている。
フォードの公式リリースとして8月4日に公開された映像では、コーナーに応じてギアチェンジするたび回転数が変動し、スロットル全開で回転数が9000rpmを超えてユノディエールを駆け抜ける。さらにミュルサンヌへ向かうブレーキングの瞬間や、フォード・シケインを抜けて全開加速してストレートを立ち上がるまで、すべてがリアルタイムで再現されている。
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「これこそが世界最高水準のバーチャル・テスト環境がもたらす恩恵であり、こうしたエンジン開発作業は何カ月にもわたって水面下で続けられてきました」と、フォード・レーシングのパワートレイン・チーフエンジニアを務めるクリスチャン・ヘルトリッヒ。「私たちは、サーキットに出るまで学びを待つようなことはしません。そんな余裕はないからです」
フォードが採用したLMDh規定に従い、ボッシュ製共通ハイブリッドシステムを搭載したパワートレインは「エンジンを組み上げ、徹底的に検証し、データを通じて真に取り組むべき課題を見極める」という、フォード・レーシングがあらゆるモータースポーツ・プログラムから耐久レースへと受け継いできた教訓が活かされているという。
「当時学んだことが今日の活動の指針となり、今日の活動が未来を形作っていく。それこそが、このプログラムをこれほど刺激的なものにしているのです」
実際、新型ハイパーカーの開発で使用されるエンジンベンチのテスト室は、60年以上前に初代『GT40』の開発が行われた場所からわずか数mの距離に位置しており、この手法を最初に実践したプログラム……すなわち1960年代のGT40によるル・マン・プログラムからの学びも生きている。
さらに映像ではノースカロライナ州にあるテクノロジー・センターの様子も紹介され、そこではハイパーカーのドライバーたちが、サーキットで実際にステアリングを握る前にモックアップ(実寸大模型)を使って、マシンの感触を確かめる模様も収められる。
「あらゆる細部が徹底的に磨き上げられます。ドライバーがル・マンの地に立ったとき、予期せぬ事態に直面するわけにはいかないからです」とヘルトリッヒ。「フランスでの初テストまであと数日と迫っていますが、ダイナモでのセッションやモックアップでの検証に費やす1分1秒が、準備において不可欠なものとなっています。私たちは万全の状態で現地入りするつもりです。そして、実際に万全の状態で臨むことになるでしょう」
[オートスポーツweb 2026年08月06日]
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何だかえらくのんびりしてるように感じるけど大丈夫かな?
マクラーレンが早すぎるだけなのだろうか?