現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > スバル“ハイパフォX”、第3戦富士24時間に向けてもアップデートを実施。初の24時間レースに挑む

ここから本文です

スバル“ハイパフォX”、第3戦富士24時間に向けてもアップデートを実施。初の24時間レースに挑む

掲載
スバル“ハイパフォX”、第3戦富士24時間に向けてもアップデートを実施。初の24時間レースに挑む

 5月30日~6月1日、静岡県の富士スピードウェイで開催されるENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『富士24時間レース』。メーカーの開発車両が参戦することができるST-Qクラスは6台が参戦するが、2024年にデビューしたSUBARU HighPerformanceX Future Conceptは、初めての24時間レースに向けてもさまざまな改良を施している。

 2024年の富士24時間でお披露目され、第3戦オートポリスから実戦投入されたSUBARU HighPerformanceX Future Concept(通称ハイパフォX)は、これまでの参戦のたびにさまざまなアップデートを施され、クルマと人を鍛えている。伊藤和広/山内英輝/井口卓人/花沢雅史/伊藤奨というドライバーラインアップで迎える今季第3戦富士24時間は、ハイパフォXにとって初めての24時間レースだ。

シリーズ最大の一戦・スーパー耐久第3戦富士24時間のエントリーリスト発表。10クラス60台が参戦し豪華ゲストドライバーも多数

 そんな一戦に向けて、スバルは4月の第2戦鈴鹿からさらに進化を遂げてきた。まず車両の軽量化を目指し、再生カーボンを用いたカーボンルーフ、さらにフロントのカーボンドアを採用した。この変更により、2024年の最終戦と比べて58kgの軽量化を果たしている。

 なおルーフについてはカラーリングがされているため一見してカーボンとは分かりづらいが、このブルーのラッピングは、スーパーGTで戦うSUBARU BRZ R&D SPORTと同じものを用いているという。またフロントのドアは、ニュルブルクリンクで戦うSUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025と同じ形状で再生カーボンを使っているとのことだ。

 また、フロントまわりのボディ、サスペンションの補剛を行った。具体的にはフロントクロスメンバー、トルクボックスを改良。高G域でのアンダーステアに対応したほか、高負荷に耐える剛性を確保した。ドライバーの山内英輝は「今まででいちばん大きな変化かもしれません」と手ごたえを語っている。さらにAWDの制御に新たなロジックを採用し、スピン挙動の抑制を狙っている。

 第2戦鈴鹿では、同じST-Qクラスに参戦するMAZDA SPIRIT RACING 3 Future conceptと接戦を展開するなど、着実にその速さを増しているハイパフォX。初めての24時間レースで本井雅人チーム代表も「ドキドキしています」というが、どんな戦いをみせてくれるか大いに期待したいところだ。

[オートスポーツweb 2025年05月30日]

関連タグ

【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

880PSを誇る『フェラーリ296スペチアーレ』が日本初上陸。富士スピードウェイに登場
880PSを誇る『フェラーリ296スペチアーレ』が日本初上陸。富士スピードウェイに登場
AUTOSPORT web
『ニッサン・パルサー・ミラノX1ツインカム』最小排気量クラスに挑んだホットハッチ【忘れがたき銘車たち】
『ニッサン・パルサー・ミラノX1ツインカム』最小排気量クラスに挑んだホットハッチ【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
FIA-F4、FRJで活躍する鈴木斗輝哉と梅垣清が5月のGTEテストで初のGT300ドライブ。みせたスピードと自信
FIA-F4、FRJで活躍する鈴木斗輝哉と梅垣清が5月のGTEテストで初のGT300ドライブ。みせたスピードと自信
AUTOSPORT web
フェラーリとの明暗くっきり、プロトンの戦いは「ワンマンショー」とジャニ。ポルシェに情報提供を求める
フェラーリとの明暗くっきり、プロトンの戦いは「ワンマンショー」とジャニ。ポルシェに情報提供を求める
AUTOSPORT web
ル・マン優勝の499Pサーキット専用モデルが日本初走行。296スペチアーレ初披露&480台の跳ね馬が集結【フェラーリ・レーシング・デイズ2025写真日記】
ル・マン優勝の499Pサーキット専用モデルが日本初走行。296スペチアーレ初披露&480台の跳ね馬が集結【フェラーリ・レーシング・デイズ2025写真日記】
AUTOSPORT web
アルベルト・アレナス、鈴鹿8耐に2年連続で参戦。2025年はスズキCNチャレンジで津田、マッソンとトリオ組む
アルベルト・アレナス、鈴鹿8耐に2年連続で参戦。2025年はスズキCNチャレンジで津田、マッソンとトリオ組む
AUTOSPORT web
2026年F1雨天用タイヤテストが終了。フェラーリのルクレールがフィオラノで走行
2026年F1雨天用タイヤテストが終了。フェラーリのルクレールがフィオラノで走行
AUTOSPORT web
7月11~13日のSRO GTパワーツアー富士はGTWCアジア/ジャパンカップ合計57台が参戦へ。サポート含め100台超のGTカーが富士集結
7月11~13日のSRO GTパワーツアー富士はGTWCアジア/ジャパンカップ合計57台が参戦へ。サポート含め100台超のGTカーが富士集結
AUTOSPORT web
レッドブル育成リンドブラッドが旧型F1カーのテストへ。FP1デビューへの準備か
レッドブル育成リンドブラッドが旧型F1カーのテストへ。FP1デビューへの準備か
AUTOSPORT web
「レースをしている。テストじゃない」タイヤのケアを求められるも攻め続けたアロンソ【F1第10戦無線レビュー(1)】
「レースをしている。テストじゃない」タイヤのケアを求められるも攻め続けたアロンソ【F1第10戦無線レビュー(1)】
AUTOSPORT web
リヤタイヤの状態を見ながらトルクの安定性を確保。レースではPUの水温と油温が限界に近づく場面も:ホンダ/HRC密着
リヤタイヤの状態を見ながらトルクの安定性を確保。レースではPUの水温と油温が限界に近づく場面も:ホンダ/HRC密着
AUTOSPORT web
Honda HRCがワン・ツー独占。EWCフル参戦組はYARTヤマハを筆頭に夜間走行で速さ見せる/鈴鹿8耐テスト 1日目
Honda HRCがワン・ツー独占。EWCフル参戦組はYARTヤマハを筆頭に夜間走行で速さ見せる/鈴鹿8耐テスト 1日目
AUTOSPORT web
グロージャン、マシンの「ほぼ100%」を引き出しトップを走行。「着実に目標に近づいている」とクビアト
グロージャン、マシンの「ほぼ100%」を引き出しトップを走行。「着実に目標に近づいている」とクビアト
AUTOSPORT web
ポルシェワークスのファントールが「キャリア最大の」クラッシュ。大破したマシンはニュル24時間から撤退
ポルシェワークスのファントールが「キャリア最大の」クラッシュ。大破したマシンはニュル24時間から撤退
AUTOSPORT web
ホンダ、コースとの相性に苦戦。代役参戦の中上「今のホンダにとってトリッキーなサーキット」/第9戦イタリアGP
ホンダ、コースとの相性に苦戦。代役参戦の中上「今のホンダにとってトリッキーなサーキット」/第9戦イタリアGP
AUTOSPORT web
Honda HRC、鈴鹿8耐にSBKライダーのイケル・レクオーナを招集「決勝では勝ちたい」
Honda HRC、鈴鹿8耐にSBKライダーのイケル・レクオーナを招集「決勝では勝ちたい」
AUTOSPORT web
初合流のHonda HRCレクオーナが2番手に0.6秒差の好発進。BMW勢も強さ誇示しトップ3入り/鈴鹿8耐テスト 2日目
初合流のHonda HRCレクオーナが2番手に0.6秒差の好発進。BMW勢も強さ誇示しトップ3入り/鈴鹿8耐テスト 2日目
AUTOSPORT web
「マシンは喋ってくれない」レーシングチームが「ミニ四駆」を本気で作ったら“定番の問題”にぶち当たり困惑
「マシンは喋ってくれない」レーシングチームが「ミニ四駆」を本気で作ったら“定番の問題”にぶち当たり困惑
乗りものニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村