アストンマーティンは、チームのホームレースであるF1イギリスGPにフロアを含むアップデートパッケージを持ち込む。
今季、アストンマーティンは苦しいスタートを切ったが、エミリア・ロマーニャGPで投入されたアップデートの甲斐あってここ数戦で回復の兆しが見え始めている。
■アストンマーティンに、ニューウェイのかつての仲間が集結? マシン開発以外でもチームに貢献
さらにチームはファクトリーからわずか400メートルのシルバーストンで開催されるイギリスGPに向けて新たにアップデートパッケージを投入することを認めた。
チーム代表のアンディ・コーウェルはチームのウェブサイト上で、車両後部のエアフローを改善するために設計されたアッパーボディワークの改良と、新しいフロアが採用されていることを明らかにした。そしてこれは、エミリア・ロマーニャGPで行なわれたアップデート・パッケージの進化系であるという。
「この新しいパッケージは、イモラでのアップデートをベースにしている。イモラではアッパー部分に重点が置かれていたが、今回はフロアに重点を置き、リヤタイヤ周辺の空気の流れを改善するためにトップ(ボディワーク)にも若干改良を加えている」
今回のアップデートは、今季予定されている最後の主要なアップデートとなる可能性があるが、コーウェルは今年初頭から自社製の風洞施設を稼働したこともあって、追加で開発を行なう可能性を否定していない。
「24時間365日利用可能な自社製の風洞施設を持つことは、大きな違いを生む。より迅速な回答を得られ、効率が向上する。これはゲームチェンジャーだ」
そうコーウェルは語った。
「AMR25 の風洞セッションは、すでに予定されていたものはすべて終了しているが、この機動力のおかげで、その状況も変わるかもしれない」
名手フェルナンド・アロンソをもってしても、しばらくポイントを獲得できなかったほど苦しいシーズン序盤だったアストンマーティン。しかし前述のようにエミリア・ロマーニャGPでのアップデートで一気に前進し、アロンソは過去5戦で4度Q3に進出して3戦連続でポイントを獲得している。
ランス・ストロールが序盤戦で獲得した14ポイントと合わせ、アストンマーティンはハースやザウバーとコンストラクターズランキング7番手を争っている状態だ。
コーウェルは、まだマシンを完全に理解するためにやるべきことが残っているとしながらも、これまでチームが果たしてきた前進を称賛した。
「F1マシンを完全に理解するのは大きな挑戦だが、同時に非常にやりがいがあることだ。あらゆる実験、あらゆるテスト、あらゆる改良が、我々をそれに少しづつ近づけてくれる」
「シルバーストンに持ち込むパーツは、大胆な発想を持つ小さなグループのエアロダイナミクス専門家たちの仕事の成果だ。これは、知識をパフォーマンスに変える我々のプロセスの一部だ」
全24戦で行なわれる今季、第12戦イギリスGPは折り返し地点となる。チームに新たに加入したエイドリアン・ニューウェイと技術陣の多くは、すでに来季のレギュレーション変更に焦点を当てているが、2025年シーズンを諦めたわけではない。そして来季から始まる新たな時代に向けて不可欠となる、新風洞などの重要なツールをテストするという目的もある。
アストンマーティンにとってイギリスGPは成長を続けるチャンスであり、より良い後半戦を戦うきっかけになるかもしれない。
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