現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 「指示を聞いた時にはピット入口を通過」代表がミスを謝罪。スタート前には変わらず話し込む姿も【角田裕毅F1第13戦分析】

ここから本文です

「指示を聞いた時にはピット入口を通過」代表がミスを謝罪。スタート前には変わらず話し込む姿も【角田裕毅F1第13戦分析】

掲載 3
「指示を聞いた時にはピット入口を通過」代表がミスを謝罪。スタート前には変わらず話し込む姿も【角田裕毅F1第13戦分析】

 レッドブルに移籍後、最高位となる7番グリッドからスタートすることとなった角田裕毅(レッドブル)のF1第13戦ベルギーGP決勝レース。角田ら各マシンがガレージを出て、スタート前のグリッドに着くあたりから雨が降り始めた。

 クリスチャン・ホーナーが代表だったころは、ホーナーが角田のグリッドを訪れることはほとんどなかった。それが、このグランプリからレッドブルのチーム代表となったローラン・メキースはスタート前に角田のグリッドを訪れた。

角田裕毅、ピット指示の遅れで入賞圏内から脱落「悔しい。大きく後退し、渋滞から抜け出せず」代表は「チームのミス」

 しかも、単なる激励のあいさつではなく、かなり長い時間、角田に語りかけていた。しかも、それは一度のみならず、国歌斉唱のセレモニーが終わって、角田が帰ってきてからも再び訪れ、かなり長い時間、話し込んでいたのが印象的だった。

 メキースはレーシングブルズ時代にも角田としっかりとコミュニケーションをとってきた人物で、それはレッドブルに移ってきてからも変わらないようだ。

 その間も雨は止まず、セーフティカー(SC)先導でフォーメーションラップが開始した。しかし、フォーメーションラップ中に角田ら多くのドライバーが「視界不良」を訴えたため、赤旗が出され、全車ピットレーンに向かう。

 その後、国際自動車連盟(FIA)は雨が止むのを待ち、80分遅れの現地時間午後4時20分にSC先導でレースが再開された。

 SC先導後の5周目にローリングスタートが切られたベルギーGP。全車インターミディエイトタイヤでスタートを切ったため、2種類のドライタイヤを使用するというルールはなくなり、レースの焦点はインターミディエイトタイヤからドライタイヤに交換するタイミングとなった。

 そんななか、11周目に13番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)らポイント圏外を走行していた4台がピットイン。インターミディエイトタイヤからミディアムタイヤに交換する。これら4人がセクター2だけで約3秒も速いタイムを刻んだことで、翌12周目に上位勢も続々とピットインする。

 レッドブルもマックス・フェルスタッペンに続いて、角田をピットインさせる予定でいた。しかし、レースエンジニアとの間でコミュニケーションミスが発生。角田はフェルスタッペンと同じタイミングでピットインすることができず、もう1周、インターミディエイトタイヤでの走行を余儀なくされた。

 この1周のタイムロスが響き、13周目にタイヤを交換してピットアウトすると、ハミルトン、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、2台のキック・ザウバー勢、そしてピエール・ガスリー(アルピーヌ)の5人に先行を許し、7番手から12番手へと大きくポジションを落としてしまった。

 その後、角田は失ったポジションを挽回しようと必死に食い下がったが、ガスリーがローダウンフォース仕様の空力パッケージだったのに対し、角田は晴れと雨の中間仕様だったため、ストレートラインスピードが不足していて、ガスリーをオーバーテイクすることができなかった。

 それでも最後まで全力でプッシュした角田だったが、「最後はタイヤが終わってしまった」(角田)ため、レース終盤にオリバー・ベアマン(ハース)とニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)に逆転され、13位でチェッカーフラッグを受けた。

「ピットインのタイミングについては、何と言ったらいいかわかりません。ピットインの指示を無線で聞いたときには、すでにピットロードの入口を過ぎていました。1周が長いスパでは正しいタイミングでピットインすることが非常に重要で、残念ながら僕たちはそのチャンスを逃してしまいました」

 レース後、メキース代表はこう言って角田に謝罪した。

「ユウキのピットストップは私たちのミスだ。マックスと同じ周回にピットインさせる予定で、クルーは準備万端でダブルストップに対応する態勢だったが、無線での指示が遅れた。これは私たちの責任だ」

 ミスがなくとも、ハミルトンには抜かれていただろうが、それ以外の4台に逆転を許すことはなく、8位には入賞できていた。いい走りが結果に結びつかないという今シーズンの角田を象徴するようなベルギーGPだった。

[オートスポーツweb 2025年07月28日]

文:AUTOSPORT web

こんな記事も読まれています

【暫定結果】2026年WEC第2戦スパ 決勝
【暫定結果】2026年WEC第2戦スパ 決勝
AUTOSPORT web
終盤に荒れたスパでBMWが1-2、ハイパーカー初優勝を祝う。トヨタは可夢偉組が追い上げ5位【第2戦/後半レポート】
終盤に荒れたスパでBMWが1-2、ハイパーカー初優勝を祝う。トヨタは可夢偉組が追い上げ5位【第2戦/後半レポート】
AUTOSPORT web
たれ目がキュート。高速道路もしっかり走る初期モデル「ルノー カングー」|自慢の愛車スナップ
たれ目がキュート。高速道路もしっかり走る初期モデル「ルノー カングー」|自慢の愛車スナップ
グーネット
大激戦の終盤戦に……BMWが現行WEC初優勝を1-2フィニッシュで決める。トヨタ決勝で順位上げるも5位まで|WECスパ6時間レース
大激戦の終盤戦に……BMWが現行WEC初優勝を1-2フィニッシュで決める。トヨタ決勝で順位上げるも5位まで|WECスパ6時間レース
motorsport.com 日本版
BMW 5シリーズ(G30) 前期と後期でどう違う?|輸入車の前期後期を比較
BMW 5シリーズ(G30) 前期と後期でどう違う?|輸入車の前期後期を比較
グーネット
【MotoGP】マルク・マルケス、ハイサイド転倒で右足を骨折。フランスGP決勝&次戦カタルニアGPを欠場へ
【MotoGP】マルク・マルケス、ハイサイド転倒で右足を骨折。フランスGP決勝&次戦カタルニアGPを欠場へ
motorsport.com 日本版
スプリントで転倒のマルク・マルケス、第5戦フランスGP決勝と第6戦カタールニャGPを欠場へ/MotoGP
スプリントで転倒のマルク・マルケス、第5戦フランスGP決勝と第6戦カタールニャGPを欠場へ/MotoGP
AUTOSPORT web
BMWとトヨタが“別戦略”でポジションゲイン。元F1ドライバー同士の激しいバトルも勃発【第2戦スパ/前半レポート】
BMWとトヨタが“別戦略”でポジションゲイン。元F1ドライバー同士の激しいバトルも勃発【第2戦スパ/前半レポート】
AUTOSPORT web
【途中経過】2026年WEC第2戦スパ 決勝3時間後
【途中経過】2026年WEC第2戦スパ 決勝3時間後
AUTOSPORT web
開幕戦から女性ドライバーが躍進。25周年メモリアルシーズンのD1GPは何かが起こる予感
開幕戦から女性ドライバーが躍進。25周年メモリアルシーズンのD1GPは何かが起こる予感
AUTOSPORT web
GT3の初レースから20年。SROモータースポーツ・グループが振り返る2006年FIA GT3ヨーロッパ選手権開幕戦
GT3の初レースから20年。SROモータースポーツ・グループが振り返る2006年FIA GT3ヨーロッパ選手権開幕戦
AUTOSPORT web
スプリントはマルティンが制し今季2勝目。M.マルケスは終盤に大クラッシュ/第5戦フランスGP
スプリントはマルティンが制し今季2勝目。M.マルケスは終盤に大クラッシュ/第5戦フランスGP
AUTOSPORT web
マルティン、予選8番手から大量ブチ抜きスプリント勝利! 小椋藍7位|MotoGPフランスGP
マルティン、予選8番手から大量ブチ抜きスプリント勝利! 小椋藍7位|MotoGPフランスGP
motorsport.com 日本版
ホンダよ、おまえもか! 4輪事業「1664億円の赤字」の衝撃 日産との統合破談から1年……両社を襲う“火の車”と中韓勢に呑まれる恐怖
ホンダよ、おまえもか! 4輪事業「1664億円の赤字」の衝撃 日産との統合破談から1年……両社を襲う“火の車”と中韓勢に呑まれる恐怖
ベストカーWeb
ランボルギーニ「ミウラ」生誕50周年を祝う特別な名車「限定50台」は色も仕立ても粋!【ミウラ生誕60周年_14】
ランボルギーニ「ミウラ」生誕50周年を祝う特別な名車「限定50台」は色も仕立ても粋!【ミウラ生誕60周年_14】
Auto Messe Web
残された昭和ドライビングウェイを楽しむ旅へ 番外編
残された昭和ドライビングウェイを楽しむ旅へ 番外編
グーネット
Moto2フランス予選|佐々木がQ2直行も14番手。ゲバラ、初ポールポジション獲得
Moto2フランス予選|佐々木がQ2直行も14番手。ゲバラ、初ポールポジション獲得
motorsport.com 日本版
日本の美術館では初!Mr.、11年ぶりの国内個展が開催 ──『Mr.の個展:いつかある晴れた日に、きっとまた会えるでしょう。』
日本の美術館では初!Mr.、11年ぶりの国内個展が開催 ──『Mr.の個展:いつかある晴れた日に、きっとまた会えるでしょう。』
GQ JAPAN

みんなのコメント

3件
  • まさ
    メキース代表の直接の謝罪を角田は受け入れ、気持ちを切り替えて仕切り直しだ。
    ミスはミスとしてシッカリと反省してもらい、角田は自分自身が今出来る事に集中し、自分の力を最大限に発揮できるように頑張る。
    それしかない。
    戦犯を吊し上げて非難するだけでは、物事は何も解決しない。
    角田に出来ない事をチームが一生懸命にカバーし、チームとドライバーは持ちつ持たれつの良好な関係を築けてこそ、角田にとっての明るい未来が切り開けるんだと思う。
    チームの戦犯を非難するだけでは、未来は切り開けない。
    全て人のせいにするだけでは、角田をかばう人は誰もいなくなってしまって孤立するだけ。
    せっかくの良い流れを、この一件で断ち切ってはダメだ。
    七転び八起き。
    今日がダメなら明日。
    明日がダメなら明後日。
    悔しい気持ちを一旦リセットして、チームと共に未来を切り開け。
    まだ残りレースはたくさんあるから、次のレースに全集中して頑張って欲しい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村