気になる人が話題のクルマに乗って、好きな場所へ赴くシリーズ。第7回は、「Aぇ! group」の小島健が、日産が誇る伝統のスポーツカー「フェアレディZ」の最新モデルに乗って、アウトドアを楽しんだ。
アウトドアを楽しむために運転免許を取得
日産「フェアレディZ NISMO」を前にしたAぇ! groupの小島健は、「最新のフェアレディZに乗ることが出来ると聞いて、今日の取材を楽しみにしていたんです」と、輝くような笑顔を見せた。
「20歳で免許を取って1年ほどしてから、2002年型のフェアレディZを中古で買ったんです。いまはもう手放してしまったんですが、楽しかったなぁ……。このZは新しいデザインになっているんですが、僕が乗っていた当時のフェアレディZを思わせるフォルムも残っていて、そこがイイ感じです」
ドアを開けて運転席に乗り込むと、「外観と同じで、新しいんだけど“Zらしさ”も残していますね」と、言いながら、センターコンソールの3連メーターを指でなぞった。確かに、液晶メーターやインフォテインメントシステムは最新のものになっているけれど、3連メーターの配置はフェアレディZの伝統に則っている。
「ほら、最近はサイドブレーキをスイッチにしているクルマが多いじゃないですか? でもフェアレディZは昔ながらのサイドブレーキを残していて、こういうところにもちょっと“グッ”と、きますね」
細部に至るまで、フェアレディZ NISMOのインテリアを確認する様子からは、心の底から本日の試乗を楽しみにしていたことが伝わってくる。
スターターボタンをプッシュして、排気量3.0リッターのV型6気筒ツインターボエンジンに火を入れる。軽くアクセルペダルを煽ると、フォン! という快音がこだました。小島は、「音もレスポンスもすごいっすね……」と、小さくつぶやいた。
本日の目的地は、東京の「キラナガーデン豊洲」。
日産フェアレディZ NISMOのドライビングを楽しんだ後は、グランピング施設で料理研究家からアウトドア料理を教わるのだ。
というのも、小島が運転免許を取得したのがアウトドア趣味を楽しむためだったのだ。「20歳の頃にキャンプにハマっていて、免許があればもっと快適に移動できると思ったんです」とのこと。
「時間があればもっと遠くまでドライブして、本格的なキャンプを楽しみたいのですが、なかなか難しく⋯⋯なので、次のキャンプまでに、キャンプ飯のレパートリーを増やしたいんです」
日産フェアレディZ NISMOの操作に慣れてくるにつれ、小島の表情が柔和になり、ハンドルさばきも軽快になる。
「めっちゃ楽しいクルマですね。 “気持ちよく走るクルマ”という軸がブレてへん感じがします。NISMOだからなのか、アクセル操作に対するレスポンスが超素早くて、ちょこっとアクセルを踏んだだけでブオン!ってエンジンが回って加速して、それが最高に気持いいです。いいなぁ、もう1回、フェアレディZに乗りたくなってきたなぁ……」
本当の“3分間クッキング”に挑戦!
キラナガーデン豊洲に到着すると、料理研究家の坂口優子が準備を整えていた。彼女は東京と大阪に拠点を置き、料理教室を開催したりケータリングサービスを行ったりするほか、ビジネス誌でコラムを連載するなど、多方面で活躍している。
本日のアウトドア料理教室のテーマは、本当の“3分間クッキング”。
包丁を使わずに(!)、キャンプ場で手軽にできる料理のレシピを2種類、小島に伝授する。
1品目は「鮭と野菜の塩昆布焼き」で、スキレットにキャベツともやしとごま油を入れ、その上に塩昆布と塩じゃけを置く。
あとはただ火にかけるだけと、いたってシンプルだ。
坂口によると、「キャベツともやしがしんなりしてきたら、さけの上にかぶせて、さけを蒸し焼きにして火を通します」とのこと。
「味付けはどうするんですか?」という小島の問いに、坂口は「塩じゃけと塩昆布の塩味でおいしく蒸し上がるんですよ」と、にこやかに答える。
2品目は「切り干し大根サラダ」。ハサミで切った切り干し大根をボールに張った水で戻し、少しふやかす。そこに同じくハサミで切ったハムと大葉を混ぜる。これをマヨネーズ、醤油、ごまで作った調味料で和えれば出来上がり。
「両方とも、マジで3分もかからないじゃないですか!」と、小島は驚きの表情を浮かべた。
そして気になる試食タイム。
まずはふっくらと蒸し上がったさけを口に運ぶ。小島は、「あんなにシンプルな料理なのに味に深みがある!」と、目を閉じて味わった。
続いて切り干し大根をひとくち口にすると、今度は目を見開いて、「これは今晩にもリピートします!」と、感嘆の声をあげた。「すごくおいしいうえに、包丁も火も使わないから、飲みながら作っても安心じゃないですか」とは小島の弁だ。
「20歳の頃はキャンプ場で、アヒージョを作ったり肉を焼いたりして楽しんでいました。そうそう、『めんつゆを使って焼きそばを作ったらうまい!』と、だれかが言い出して、作ってみたら本当に美味しかったんですよね。最近はなかなか時間がとれないのでキャンプこそ行けないけれど、キャンプ飯を作るだけでも楽しいですね」
そしてエントランスに停められた日産フェアレディZ NISMOに目をやって、「ここまでの運転中、自分の好きな音楽をかけて、つい自分の世界に入ってしまいました」と、笑った。
「キャンプの帰りに友だちを家まで送って、でももう少し運転がしたくて遠回りをして帰ったことを思い出しました。やっぱり自分にとっては、クルマでキャンプに行くような時間が大切だということをあらためて感じましたね」
取材ではあるけれど、今日のドライブは多忙な小島健にとって、自分を取り戻す貴重な時間になったようだ。
【プロフィール】小島健(こじまけん)
1999年6月25日生まれ、大阪府出身。Aぇ! groupのリーダー。サードシングル『Chameleon』が、2025年6月18日(水)に発売される。
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