FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦スパ・フランコルシャン6時間の予選/ハイパーポールが実施された。ポールポジションを獲得したのはフェラーリ50号車(アントニオ・フォッコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン)だった。
開幕戦カタールで表彰台独占、第2戦イモラでも51号車が優勝を飾るなど勢いに乗るフェラーリ勢は、スパでも速さを発揮。ポールの50号車、そして2番手に入ったカスタマーエントリーの83号車が2分を切るタイムをマークし、3番手には51号車が入ってトップ3独占となった。
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4番手以下には、プジョー、キャデラック、アルピーヌ、BMWといったメーカーが続く。その一方で、昨年マニュファクチャラーズタイトルを争ったトヨタ勢とポルシェ勢は、計5台が全てトップ10入りを逃してハイパーポールを逃すという事態となった。
特にトヨタの苦戦は著しく、8号車はブレンドン・ハートレーがアタックを担当してトップと1.8秒差の15番手。小林可夢偉が乗る7号車もそこから0.003秒差で16番手となった。彼らの後ろにいるのは新規参戦のアストンマーティンの2台だけというのが、苦戦を物語っている。トヨタはイモラから性能調整で20kWを失っており、その影響は少なくないと見られる。
小林は公式中継のインタビューで、何が起きているのかと尋ねられると「何もないですよ。これが今のパフォーマンスです。ベストは尽くしました。2台が同じラップタイムですからね」と淡々。決勝で順位を上げられると期待しているかとの問いには「そうは思わないですね」と返した。
またTOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパの中嶋一貴副会長は、次のようにコメントした。
「スパに来るまでに厳しい状況は予想できましたが、思っているより厳しいと実感しています」
「レースペースは予選順位ほどの差はないと思っていますし、何より厳しい状況の中でチームとしての力を出し切れるかがル・マンに向けても大事になってくると思います。ここからどれだけ順位を上げられるかを楽しみにやっていくしかないのかなと」
なおLMGT3クラスでは、アコーディスASPの78号車レクサスRC F GT3がポールポジションを獲得。同チームには、ベン・バーニコートの代役として昨年までスーパーGT・GT500で活躍した中山雄一がWECに初参戦しており、こちらにも注目だ。
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