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WECポルティマオ8時間:8号車トヨタが、僚友7号車を抑え連勝。アルピーヌ健闘も3位

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WECポルティマオ8時間:8号車トヨタが、僚友7号車を抑え連勝。アルピーヌ健闘も3位

 WEC(世界耐久選手権)第2戦ポルティマオ8時間レースの決勝が行なわれTOYOTA GAZOO Racingの8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー)が優勝した。

 レース中、ペースが速いのは終始36号車アルピーヌだった。アルピーヌはポールポジションからスタートし、TOYOTA GAZOO Racingの2台のGR010を引き離していく展開。しかし1スティントで走行できる周回数はアルピーヌの方が短く、30周前後でピットインをするという状況。一方でトヨタ勢は、36~37周でピットストップを行なう展開だ。長時間のレースでは、この1スティントの周回数の差が積りに積もって大きくなっていく。

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 結果としてトヨタが1-2体制を築き、アルピーヌはレースペースに勝っていても、トヨタよりも多くピットストップを行わねばならないため、徐々にその差が拡大していく。

 レースの残りが2時間半に迫ろうかという頃、セーフティカーによって隊列が詰まり、トヨタ勢2台の真後ろにニコラ・ラピエールがドライブする36号車アルピーヌが接近する。レースペースはやはりアルピーヌの方が優れており、まずは中嶋一貴ドライブの8号車トヨタをオーバーテイク。さらに小林可夢偉が乗る7号車トヨタの真後ろに迫る。しかしこのタイミングでアルピーヌはピットイン。3番手に落ちる。

 残り時間40分を切ろうかという頃に、アルピーヌが最後のピットイン。これで7号車トヨタ、8号車トヨタ、そして1分半以上遅れた3番手に36号車アルピーヌという隊列になった。

 残り30分というところで、LMP2クラスの20号車ハイクラス・レーシングがコース上にストップ。これでフルコース・イエロー(FCY)が宣言された。残りの燃料搭載量に懸念があった首位7号車トヨタは、このタイミングでピットイン。これで首位の座を8号車トヨタに譲ったものの、7号車トヨタは4秒後方でコースに復帰することができ、終盤25分のスプリント決戦に持ち込まれることになった。

 ただ逆に8号車トヨタは燃費走行が必要であり、2台の間隔は急速に縮まった。そして残り17分あまりとなった289周目、トヨタ陣営は7号車を先行させることを決め、首位が入れ替わった。

 しかし8号車トヨタをドライブするセバスチャン・ブエミは諦めず、7号車にプレッシャーをかけ続ける。そして陣営は再び8号車を前に出すことを決め、ドライバーらに指示。再び順位が入れ替わることになった。

 最終的に8号車トヨタがトップチェッカー。7号車トヨタも2位に入り、トヨタ勢が1-2フィニッシュを果たした。アルピーヌは3位となった。

 初登場となったもう1台のLMHマシン、709号車グリッケンハウスは、レース序盤にLM-GTE Amクラスの777号車D'stationおよび77号車デンプシー-プロトン・レーシングと接触。この時にマシンにトラブルが発生した模様で、ピットに戻りガレージに入ってしまう。

 ガレージで修復を受けた後、709号車グリッケンハウスはコースに復帰。総合30位で8時間レースを走り切ることになった。

 LMP2クラスは、スタート直後にJOTAの2台が同士討ち。大きく順位を落としてしまう。しかしこの2台は共にレースを通じてポジションを挽回し、結局クラス1-2位でレース終盤を迎えることになった。そして、テール・トゥ・ノーズの激しい争いを繰り広げた。

 残り6分を切ったところで、38号車JOTAのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが、28号車JOTAを駆るトム・ブロンクヴィストをオーバーテイクし、これで勝負あり。JOTAが38号車-28号車の順でクラス1-2フィニッシュを達成した。

 LM-GTE Proクラスは、51号車AFコルセ(フェラーリ)が優勝。LM-GTE Amクラスは47号車セティラー・レーシング(フェラーリ)がトップでフィニッシュした。

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