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48Vハイブリッドの新型「カウンタック」が日本上陸|Lamborghini

掲載 更新

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは6月21日、ハイブリッドシステムを搭載した新型スーパーカー「カウンタックLPI 800-4」を日本初公開した。

Lamborghini Countach LPI 800-4|ランボルギーニ カウンタック LPI 800-4

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ランボルギーニ、48Vハイブリッドの新型「カウンタック」を日本で初公開

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは6月21日、ハイブリッドシステムを搭載した新型スーパーカー「カウンタックLPI 800-4」を日本初公開した。

Text & Photographs by HARA Akira

0-100km/h加速2.8秒、最高速度は355km/hを公称

新型カウンタックLPI 800-4は、ランボルギーニのアイコンとなった初代カウンタックのデビュー50周年を記念して製作された、112台のリミテッドエディションだ。70年代から80年代を象徴する初代カウンタックが、2020年代に蘇ったらどんなスーパースポーツモデルに進化するのかを体現しており、2021年8月13日に米国で開催された「ザ・クエイル・モータースポーツギャザリング」で初公開された。

ボディは全長4,870×全幅2,099×全高1,139mm、ホイールベース2,700mmで、デザインは初代LP500とその市販モデルLP400を彷彿させるすっきりと純粋な線で構成され、グリーンハウスの鋭い傾斜は、初代カウンタック同様の直線的なラインを採用している。

また発表会で隣に展示されていたクワトロバルボーレからは、長くて低い長方形のグリルとヘッドライト、象徴的な六角形をテーマにしたホイールアーチなどからインスピレーションを得たとの説明だ。

リアの「ヘキサゴニータ」デザインや4本の強力なエキゾーストテールパイプは、カウンタックファミリーにみられる特徴で、V12モデルを象徴するシザードアも引き続き採用されている。

パワートレインは、最高出力780ps/8,500rpm、最大トルク720Nm/6,750rpmを発生する排気量6.5リッターのV12エンジンに、ハイブリッドモデルの「シアン」用に開発された最高出力34ps、最大トルク35Nmを発生するスーパーキャパシタ(コンデンサを利用した大容量のエネルギーストレージデバイス)方式の電動モーターを、ギアボックスに直接搭載したマイルドハイブリッドシステム。

カーボンファイバー製のモノコックシャシーとボディパネルにより乾燥重量1,595kgを達成し、パワーウェイトレシオはわずか1.95kg/ps。7段ISRトランスミッションとフルタイム4WDシステムによって、0-100km/h加速2.8秒、0-200km/h加速8.6秒、最高速度は355km/hを公称する。

21世紀に合わせて進化した点は、スーパーキャパシタを採用したハイブリッド技術だけでなく、フロントスプリッター、フロントウインドウとミラー周り、エンジンボンネットカバーのエアインテーク、ロッカーパネル、インテリアのディティールに使用したカーボンファイバー、また3Dプリント技術で生産した可動式エアベント、ボタン一つで不透明から透明に変わる調光ルーフなどに見ることができる。

今回の展示車は日本人のオーナーの手に渡るもので、ロッソランボルギーニ(鮮やかなレッド)にホワイト内装の組み合わせ。センターにはLPI 800-4専用となる8.4インチHDMIタッチスクリーンを備えており、Apple CarPlayに対応。「Stile(デザイン)」と書かれた独自のボタンを押せば、そこだけで聴くことができるカウンタックのデザインフィロソフィーの解説が流れるという。

発表会に登壇したランボルギーニ・ジャパンのダビデ・スフレコラ社長は、「カウンタックは、本国では“クンタッチ”と呼ばれていて、初代が登場した際にその独創的なスタイルを見たピエモンテ州の人が、その地方の方言で「Coon-tach(驚きの言葉のクンタッチ)」と呼んだことから名付けられました。また112台の生産台数は、初代の社内プロジェクト名であるLP112(LPはエンジン縦置き、1番目の12気筒モデルの意)に敬意を表したものです」と説明。

また、同社のアジア太平洋地域CEOであるフランチェスコ・スカルダオーニ氏は「日本でのスーパーカーの代名詞となっているクンタッチの新型を発表できることを光栄に思います。そして、クンタッチが再び現代に蘇ったことを祝福したいと思います」と表明した。

さらにオンラインで、デザインチームヘッドのミィティア・ボルケルト氏が出勤前の本国の自宅から登壇。「新型カウンタックのデザインは、一眼で“クンタッチ”とわかる“ワォ!”なデザインを採用していて、それはディアブロやムルシアラゴ、アヴェンタドールなど歴代モデルの基本となっている細い半月型のようなウェッジシェイプ、つまりスペースシップラインともシングルセンターラインとも呼べるデザインを踏襲しています。さらに今回のカウンタックではアグレッシブで筋肉質なリアフェンダーのラインなどに、未来のインスピレーションを盛り込んでいます」と解説した。

この魅力的なモデルは、本国での価格は200万ユーロ(約2億8,000万円)からと発表されていて、生産予定の112台はすでに完売。その中で数台が日本に入ってきたことを素直に喜びたい。

ランボルギーニ

https://www.lamborghini.com/jp-en

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