新車で手に入る!美しさと音が魅力の空冷バイク
バイクを選ぶときはデザインや排気量、燃費などが重視されがちですが、エンジンに注目してみるのもおもしろいかもしれません。
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クルマは水冷エンジンが主流となっていますが、バイクには水冷エンジンと空冷エンジンが存在します。水冷と空冷では、エンジンの冷却方法が異なります。水冷エンジンはエンジンを動かして発生した熱を冷却水によって冷やしますが、空冷エンジンは、走っているときに受けた風で冷却する仕組みです。
また空冷エンジンには、たくさん空気を吸い込むために、「フィン」がついています。このフィンによって、空冷エンジンのバイクはクラシカルな雰囲気と美しさを醸し出しています。
さらに、空冷エンジンならではの鼓動感と排気音を味わえるのも魅力のひとつ。しかし、空冷エンジンは昨今の排気ガス規制に対応できず少しずつ姿を消してきています。
ただそんな中、新車で購入できる空冷バイクもあるようです。2023年11月現在、どのようなモデルがラインナップしているのでしょうか。
◼︎ホンダ「GB350」
2021年に登場し、2023年7月に最新モデルが登場した「GB350」。クラシカルでシンプル、かつ流行に流されないデザインが人気を集めています。
空冷単気筒エンジンなので、心地よい鼓動感を味わいながら走ることができます。また、自然なライディングポジションになるように設計されているため長時間運転しても疲れにくい仕様になっています。加えて、シフトアップをかかとでおこなえるため靴が傷みにくいのもポイントです。
見た目も走り心地もよいGB350の価格(税込)は、56万1000円に設定されています。
◼︎カワサキ「W800」
同メーカーの「W650」が生産終了した後、2011年に登場したのが「W800」です。2016年に一旦生産終了したものの2019年に復活し、2023年9月には2024年モデルが発表されました。
またW800は空冷エンジンが直立で配置されていること、メッキパーツが多いことなど、どこかレトロな雰囲気を醸し出しているのも特徴です。
W800の価格(税込)は、123万2000円に設定されています。
◼︎ロイヤルエンフィールド「クラシック350」
2008年に登場した「クラシック350」は、1948年に登場した同メーカーの「Model G2」のデザインを復刻したバイクです。2022年に新型が登場し、日本でも発売されています。
イギリスのバイク全盛期を連想させるようなデザインをしているクラシック350。ティアドロップ型の燃料タンクやキャスケットヘッドランプ、空冷エンジンなど美しいデザインが特徴的です。
またデザインだけでなく、走りにも魅力がつまっています。直進でもカーブでも簡単に操作できるように設計されているため、乗りやすさも感じられる一台と言えそうです。
日本のバイクとは少し違う、イギリスのクラシカルな雰囲気を味わいたい人はクラシック350を検討してみるのもよいかもしれません。
クラシック350の価格(税込)は、69万4100円~に設定されています。
◼︎ハーレーダビッドソン「ローライダーST」
2022年に発売された「ローライダーST」は、1986年に発売された同メーカーの「FXRT」を思い出させるフロントフェアリングとサイドバックがついており、ワイルドで圧倒的な存在感を示しています。
総排気量は1923ccと、ハーレーの中でもトップクラスのエンジンを搭載しています。車体重量が327kgあるものの、その重量を素早く動かせるほどのパワーを持っているエンジンと言えます。しかし、重量があるからといって動きが鈍いわけではありません。重さを感じさせないほどスポーティな走りをみせます。
スポーティな走りができ、安定感も抜群で長時間運転しても疲れづらいバイクと言えるローライダーSTの価格(税込)は、312万1800円に設定されています。
◼︎カワサキ「W230」
2023年10月に開催されたジャパンモビリティーショーで世界初公開されたバイクが「W230」です。2023年11月現在、価格や発売時期はわかっていません。
年々厳しくなっている排ガス規制によって空冷エンジンのバイクが少なくなっている中、W230は最新モデルにも関わらず空冷エンジンを搭載してるのが驚きです。加えて、昔ながらのバイクを彷彿とさせるクラシカルなデザインをしています。
歴史あるWシリーズの伝統を受け継いでいるW230は、発売後人気を集めそうです。
※ ※ ※
美しい外観と独特の鼓動感を味わえる空冷エンジン。昨今、空冷エンジンのバイクは少なくなっていますが、新車で買えるモデルもあります。空冷エンジンのバイクに乗ってみたい人は、探してみるのもよさそうです。
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これで国産の空冷大排気量車はカワサキW800(メグロK3)のみ…
カワサキさんがんばって…