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スズキ新型「GSX-S1000」登場! ウイング採用の新デザインとパワーアップしたエンジン

掲載 更新 23
スズキ新型「GSX-S1000」登場! ウイング採用の新デザインとパワーアップしたエンジン

パワーモード、トラコン、クイックシフトも装備!

スズキは、ストリートスポーツバイク「GSX-S1000」の全面改良版を世界同時発表。2021年6月より欧州をはじめ世界各国で順次発売する。スズキのバイクとしては初採用となるものフォーカスタイプの縦目2灯LEDヘッドライトを採用し、新たに電子制御スロットルを備えた999cc並列4気筒エンジンは152psに出力向上している。

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さらにワイドレンジなパワーを手に入れたK5エンジン

スズキは、ストリートスポーツの「GSX-S1000」の全面改良版を2021年6月より欧州をはじめ世界各国で順次発売すると発表した。新型GSX-S1000には、LED縦目2灯ヘッドライトやウイングレットを新採用したアグレッシブなデザインが与えられ、ユーロ5に適合しながら出力向上も果たしたエンジンを搭載する。

名機と呼ばれる、2005年型(K5)のGSX-R1000に端を発した並列4気筒エンジンは、新しい吸排気カムシャフト、新しいバルブスプリング、新しいクラッチ、新しい排気システムを採用。電子制御スロットル(ライドバイワイヤ)を新採用した電子制御システムは、新たにS.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)と名付けられており、出力特性を3つのモードから選択できるSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、選択幅を広げ5段階から選択可能となったトラクションコントロールシステム、クラッチレバーを操作しなくてもシフトアップ/ダウンできる双方向クイックシフトシステムなどを採用した。

きめ細やかに制御できる電子制御スロットルと、バルブオーバーラップを減少させたカムプロファイルにより、ユーロ5規制に適合しつつも野太いサウンドをキープ。さらに、最高出力は148ps/10000rpm→152ps/11000rpmへとパワーアップし、より高回転でピークパワーを発揮する半面、最大トルク発生回転数は250rpm低い9250rpmに。より広い回転域でトルクを生み出している。

SDMSは3つのモードを備え、A~Cはすべて同じピーク出力を発生するが、レスポンスのシャープさが異なっており、Aモードがもっともスポーティ、Cモードがもっともソフトなパワーデリバリーに。すべての情報は、アップデートされたLCDメーターに表示される。

また、新型ハヤブサなどでもおなじみのスズキイージースタートシステム(ボタンを1回押すと始動するまでスターターモーターが回る)と、低回転域でクラッチを繋ぐと自動的にエンジン回転が少し上昇するローRPMアシストも装備している。

アルミ製ツインスパーフレームは従来型を踏襲するが、新たにテーパードハンドルバーを採用。グリップ位置はライダーに20mm近付き、快適性を向上している。前後サスペンションはフルアジャスタブル、フロントブレーキはφ310mmダブルディスクにブレンボ製モノブロックキャリパーが組み合わされる。また、燃料タンクは17→19Lへと増量された。

ちなみに、英国におけるGSX-S1000のスローガンは“OWN THE STREETS”。GSX-R1000/Rの“OWN THE ROAD and RACETRACK”はワインディングロードやサーキットを我が物とせよ、といったニュアンスだが、こちらは全てのストリートを我が物にする勢いだ。

GSX-S1000は日本への導入も確実と思われるが、正式発表はもう少し先になりそう。欧州では英国における価格が1万999ポンド(日本円換算約165万円)と発表されている。

―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]

―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]

SUZUKI GSX-S1000[2021 model]

【SUZUKI GSX-S1000[2021 model]】主要諸元■全長2115 全幅810 全高1080 軸距1460 シート高810(各mm) 車重214kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 152ps/11000rpm 10.8kg-m/9250rpm 変速機6段 燃料タンク容量19L■キャスター25°/トレール100mm ブレーキF=φ310mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250mmディスク+1ポットキャリパータイヤサイズ タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●英国価格(参考):1万999ポンド ●色:青、灰、黒 ●発売時期:2021年6月以降 ※諸元や価格はすべて欧州仕様

―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]metallic triton blue

―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]metallic triton blue

―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]metallic triton blue

―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]metallic triton blue

―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]metallic triton blue

―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]mechanical matt grey

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―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]stealthy gloss black

―― SUZUKI GSX-S1000[2021 model]stealthy gloss black

SUZUKI GSX-S1000[2021 model]ディテール

―― アップデートされたLCDメーターパネルは情報の視認性が向上した。

―― LEDヘッドライトを縦型2灯式に配列した斬新なデザイン。

―― もう少し横のアングルから。上下2段のモノフォーカスLEDと、その上のポジションランプという配置だ。

―― パワーを掛けた際のフロントアップを抑制するウイングレット。

―― 別アングルからのウイングレット。大きなダウンフォースを発生するタイプではなさそうだが、スタイリング上のアクセントにもなっている。

―― 伝説のK5エンジンは、スーパースポーツとしてはストロークが長めに取られており、トルク重視のストリートバイクにも相性がいい。

―― φ310mmダブルディスクにブレンボ製モノブロックキャリパーを奢る。フロントフォークはKYB製の倒立タイプで、フルアジャスタブルだ。

―― リヤサスペンションもフルアジャスタブル。現行モデルからはセッティングが変更されている。

―― 燃料タンク容量は19Lで、約310kmの航続距離を誇る。

―― シートカウルのデザインも、よりエッジの立ったものに。肉厚のシートクッションで快適性も約束する。

―― テールランプはシンプルさがかえって凄みを増す。

―― サイドパネルにはアーバンカモフラージュの意匠を施す。

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みんなのコメント

23件
  • デザインが全体的にKTM臭がする。ひょっとしてデザイナーが同じ?
    それはさておき、デザイン恰好いいと思う。
    モダンでストリートファイター感がより際立った。公道最速といった出で立ち。
    静止状態でも中低速での抜群の速さを感じる。

    とびきりのマシン達を所有する友人が、現行モデルを普段乗りに使っているが、絶賛している。
    スーパーバイクレースで活躍した比較的ストローク長めの名機をうまく活用した、いわばSSの開発競争が生んだ成功例とのこと。

    自分も興味あるが、手元の20年選手のメガスポも抜群に良くて・・・スズキは名車を生み出して長く売るところも長所だね。
  • コスパはいいからデザインが好きな人にはスズキの感染者にはいいよね〜

    ここ数年はネイキッドはZ900RSの独壇場だからなぁ…
    同じ丸目でもCB1100シリーズは当初からそこまで騒がれてなかったような気がするし
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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