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今でも中古マーケットで大人気!! トヨタ3代目ハリアー ファーストインプレッション【ベストカーアーカイブス2013】

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今でも中古マーケットで大人気!! トヨタ3代目ハリアー ファーストインプレッション【ベストカーアーカイブス2013】

 2013年11月13日、満を持して登場したトヨタ 3代目ハリアー。さらに魅力的に進化した都会派SUVのファースト・インプレッションをプレイバック!(ベストカー」2013年12月26日号に掲載した記事の再録版となります)

撮影:平野 学

今でも中古マーケットで大人気!! トヨタ3代目ハリアー ファーストインプレッション【ベストカーアーカイブス2013】

【画像ギャラリー】ライバルは日産エクストレイルだ トヨタ3代目ハリアーの魅力をギャラリーでチェック!(13枚)

■ジャストサイズで初代へ原点回帰!

トヨタ 3代目ハリアー。大きくなったレクサスRXとは対照的な「日本ジャストサイズ」で登場だ

 1997年にデビューした初代ハリアーは、手頃なサイズ感のボディにスタイリッシュでアーバンな雰囲気。

 それまでSUVと言えば「泥臭い」イメージだったのに、ハリアーが出てきて「あれ!? SUVって都会で乗ってもカッコいいじゃん!?」と、みんな一気に意識改革が起こったのを鮮明に覚えている。

 インテリアの雰囲気など、まるで当時のマークIIのようで、「アウトドア派のマークII」などと呼ばれた。

 2代目ハリアーのデビューは2003年。初代のイメージをそのまま受け継ぎ、よりプレステージ性を高めるとともに、2005年には3L、V6エンジン+前後2モーターの「ハリアーハイブリッド」もラインアップに加えてより多角的なユーザーニーズに応えていた。

 ハリアーにとっての転機はレクサスブランドで「RX」を販売することになった2009年。もともと初代から北米では「レクサスRX」として販売されていたのだが、3代目へのモデルチェンジを機に日本でもレクサスブランドで販売することに。

 この時レクサスRXはボディを大きくするなど1クラス車格が上がることもあり、国内では高い人気を維持していた2代目ハリアーを継続して販売することとなり、3.5Lを廃止して2.4Lとハイブリッドのみ2012年9月まで販売を継続した。

高級乗用車的なインテリアはハリアーの伝統。本革シートは23万3100円のオプションで、写真のディープボルドー色のインテリアは注文時に指定することで標準のブラックから変更可能。カッコいい! 

■ハリアーの魅力を受け継ぐ3代目はダウンサイジング!

ボディサイズは全長4720mm、全幅1835mm、全高1690mmでホイールベースは2660mm

「レクサスRXでは大きすぎるし価格が高い」、「ハリアーのサイズがちょうどいい」

 ハリアーの継続を求めるファンの声は大きかったのだという。トヨタはそれを受けて3代目ハリアーの開発を決意したのだという。

 ハリアーの魅力を際立たせるためにボディサイズは全長4720mm(マイナス15mm)、全幅1835mm(マイナス10mm)、全高1690mm(プラス10mm)、ホイールベース2660mm(マイナス55mm)へとダウンサイジング。

 初代と比べるとひと回り大きいが、グッと引き締まった印象。最小回転半径5.3mと取り回しもいい。

シートカラーはアイボリーを選択することも可能。フロントシートはゆったりした着座感

■2.5L、直4ハイブリッドは後輪モーター駆動を踏襲

搭載されるパワーユニットは2.5Lハイブリッドと2L、直4ガソリンエンジン(151ps/19.7kgm)の2タイプ。2L車にはFFと4WDがラインアップされる。こちらはハイブリッドモデルのエンジンルーム

そしてこちらはガソリンモデルのエンジンルーム

 カムリにも搭載される直列4気筒2.5Lハイブリッドが新型ハリアーのポイントとなる。

 リア駆動専用の68ps/14.2kgmのモーターを組み合わせたE-Fourとなるのはこれまで同様だが、エンジンもダウンサイジングされたことでシステム出力は194psとなり、JC08モード燃費は最良グレードでは21.8km/L。SUVとしては充分な燃費性能を実現した。ハイブリッドにはFFはなく4WDのみの設定となる。

 10月24日にモデルチェンジを発表した日産エクストレイルがガチンコライバルとなるが、日産は当面2L直4のみでハイブリッドの追加は1年後。新型ハリアーには151ps/19.7kgmの直4、2Lモデルもあり、価格面でもエクストレイルとの真っ向ライバルとなることは間違いない。2L車にはFFと4WDが設定されている。

 インテリアは最新のマークXやクラウンにも通じるインパネまわりの造形とシートデザインなど、ハリアーの魅力である都会派SUVのイメージをより洗練させた印象だ。

 価格はハイブリッドが361万円から、2LのFF車が272万円、4WDが290万9000円から。

152ps/21.0kgmの2.5L直4エンジン+143ps/27.5kgmモーターのHVでフロントタイヤを駆動。リアタイヤは先代ハリアーHV同様、68ps/14.2kgmの後輪専用モーターで駆動するE-Fourを採用。システム出力は194psを発揮し、JC08モード燃費は21.8km/L

■まとめ:3代目ハリアーここが進化のポイント

ハイブリッド車のモータートルクの制御でピッチングを抑制

・ユーザーの声に応えるかたちでの10年ぶりのモデルチェンジ
・2代目よりもひと回りダウンサイジングしたジャストサイズの都会派SUV
・2.5Lハイブリッドはリアモーター式4WDでシステム出力194psを発揮する
・JC08モード燃費は14.8~21.8km/L
・151ps/19.7kgmの2L、直4を搭載するFFモデルもラインアップ
・ハリアーの伝統を受け継ぐエクステリアデザインはカッコいい!

■トヨタ 3代目ハリアー(ハイブリッドPREMUM)主要諸元

・全長:4720mm
・全高:1835mm
・全幅:1690mm
・ホイールベース:2660mm
・重量:1770kg
・エンジン:直列4気筒DOHCハイブリッド、2493cc
・最高出力:152ps/5700rpm
・最大トルク:21.0kgm/4400~4800rpm
・モーター出力/トルク:F)143ps/27.5kgm、R)68ps/14.2kgm
・システム出力:194ps
・JC08モード燃費:21.4km/L
・エコカー減税:100%
・価格:392万円
※ハリアーは全車5人乗り。エクストレイルは5人乗り、7人乗りが選べる

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

【画像ギャラリー】ライバルは日産エクストレイルだ トヨタ3代目ハリアーの魅力をギャラリーでチェック!(13枚)

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みんなのコメント

15件
  • mon********
    テール周りは断然こっちの方が良かった。
    リッド側も発光するブレーキランプは、後期では
    面発光型になってより見やすかった。
    それに比べ今のとっ散らかったウインカーときたら。
  • あっきー
    現行よりこの方の方が明らかな豪華さとお金かかってるのわかっていいよね。現行のはコストカットが目立ってて…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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