■世界最大級のカスタムカーショーのSEMAは2022年もアツい!
世界最大級のカスタムカーショー「SEMAショー2022」は、11月1日(アメリカ時間)から4日にラスベガスコンベンションセンターにて開催されます。
SEMAでは毎年、開幕前夜の火曜日に前夜祭が開催されており「MONDAY REVEAL」(月曜日のお披露目)としてSEMAに出展されるさまざまな新製品が壇上で紹介されています。
2022年10月31日に開催された前夜祭に参加した際に見つけた屋外展示の魅力的な日本車をちらっとお見せします。
【画像】1200馬力のトヨタSUVって何? ド派手&ド迫力なカスタムカーがやばい! 実車を見る!(30枚)
●1200馬力のトヨタ「4ランナー」が強烈!
ディストリビューターとして有名な「TURN14」+Pit+Paddockによる合同屋外展示ブースには数台のカスタムされた日本車が展示されていますが、なかでももっともアグレッシブなのが4ランナー。
3.4リッターにボアアップした2JZ-GTE搭載の1997年型4ランナーです。
パイプフレーム化したボディに1200馬力のエンジンを載せたドラッグマシンとなります。
そして注目すべきは今はなき「TAKATA」のフルハーネスベルトを採用していること。
アメリカでは今もレーシーな日本車にはグリーンカラーのデザインがおなじみTAKATAブランドが根強い人気を誇ります。
●日本ブランドのホイールを扱う「マッキン」はトヨタ「スープラ(JZA80型)」を出展
RAYSやADVAN、KYO-EI、Project Muなどの人気日本ブランドを北米で扱う輸入業者「Mackin Industries」のスープラ。
25年ルール適用によって日本からアメリカに輸入された右ハンドルの個体で、同社が取り扱っているADVAN Racing GTとプロジェクト・ミューでしっかりとキメた足元が目をひきます。
●ENEOSの屋外展示は丁寧なレストアを施した1971 ダットサン「521 ピックアップ」
日本最大の石油会社であり、アジアの自動車メーカーの多くにモーターオイルとトランスミッションフルードを供給しているENEOSも10年以上前からSEMAに出展しています。
屋外展示ブースに出展されている1971年型ダットサン521ピックアップは、SEMAの経験も長いDSPORT Magazine のセールス&マーケティング マネージャーで Rakesh Patel と10代の息子である Milen による親子の情熱がこもった作品です。
珍しいミクニ サイドドラフト キャブレターを含め、プロジェクトのために世界中からレストア パーツを集めたとのこと。
5年間に及ぶレストア作業の最後には日本の著名ボディキットメーカー「ロケットバニー」のキットを装着。
エネオスのコーポレートカラーであるオレンジ色がとてもよく似合います。ちなみに、モーターオイルはENEOS 5W-30 を使用しています。
■ヨダレが出そうな…国産スポーツカー祭り!?
●1997年型 アキュラ「インテグラ タイプR」
Pit+Paddock とTurn 14のブースに展示されていたのは1997年型アキュラインテグラタイプRです。
オーナーのアレックス・アルファロは2014 年にカナダからこのタイプ R を購入し米国に輸入しました。
車体を修復した後、カリフォルニア州カノガパークの 427 ガレージでサスペンションコンポーネントを粉体塗装し、新しいハードウェアMugen Power ブッシング、マウントですべてを固定。
エンジンはJUNオートメカニクスの故・田中淳一氏による製作で、淳一氏の遺志は息子である田中啓氏に引き継がれ、おそらく最後となるJUN Auto B18C-Rエンジン(Stage 2 Race B18C-R 1.8L DOHC VTEC 4cyl)が製作されました。
製造から25年経過したタイプ R の寿命を延ばすために、クルマのシステムの大部分を交換しています。
●きれいに仕上がったレアな三菱「ランサーエボリューションIII」登場!
デジタル系のチューニングを得意とする「Zeitronix」は自社製品を使用した真っ赤なランサーエボリューションIIIを展示。
ただでさえレアなエボIIIですが、そのうえここまで綺麗に仕上がっている個体はなかなか見られません。
●STREET HUNTERから初登場!2022年型GR86&BRZ用ワイドボディキット
StreetHunterは2022年春に GR86&BRZ のナローボディキットを発表しましたが、その際、製作がほのめかされていたのがこちらの「ワイドボディキット」です。
ついに完成し、2022年のSEMAで初お披露目となりました。
これは20 以上のピースで構成されており、これらの多くは完全な交換部品ですが、カーボンファイバーのオプションも提供されています。
●ジョニー・グルンワルドの ペンゾイル マツダ「RX-7」
100年以上の歴史を持つアメリカのオイルメーカー「ペンズオイル」は巨大なテントで構成されたブースを用意。
毎年、アグレッシブなカスタムカーやレースカー、歴史的名車のレストアモデルなど多数の魅力的な出展をおこなっています。
そして2022年のペンゾイルブース、その中央に鎮座するのは1994年型RX-7(FD3S型)。
こちらは2021年のSEMAショーでトーヨータイヤのブースで展示されていた個体です。著名ビルダー、ジョニー・グルンワルドの作品。
※ ※ ※
最後は、ずらっと並んだ「GRスープラ」。実はドリフト同乗体験用です。
こちらは、SEMAで毎年恒例の「ドリフト同乗体験」のコーナーですが、実は2021年までここにはマスタングなどフォード車が並んでいました。
2022年はフォードが出展しないこともあって、トヨタがこのコーナーを担当することに。
色とりどりのGRスープラでアメリカらしい豪快なドリフト同乗体験が楽しめます。
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