人と被らないクルマが欲しくてさらにタイムスリップ
人気のネオヒストリックから、さらに時代をさかのぼったクルマを選択をしたオーナーがいます。村上弘樹さんが1980年代のトヨタ「クレスタ(GX71型)」から乗り換えたのは、さらに20年以上前の「コロナ ハードトップ」。その理由はシンプルで、「人と被りたくなかった」からだといいます。便利さとは無縁の旧車を選び、手をかけながら乗るという決断。その先にある楽しさとは何なのか。旧車と付き合うリアルを紹介します。
父との思い出のトヨタ「コロナ」を40年後に再び入手…10年探した個体は当時憧れた最上級グレードの2000GTでした
ドラムブレーキとノンパワステは旧車ならではの慣れが必要
2年ほど前に1980年代のトヨタ クレスタから、トヨタ コロナHT(ハードトップ)に乗り換えた村上弘樹さん。71クレスタも「ネオヒストリック」と呼ばれる人気の年代だが、なぜさらに旧い1960年代から1970年代のコロナに乗り換えたのだろうか。
「71クレスタも乗る人が増えてきて、人と被るのが嫌だったんで、なるべく珍しい個体を探していたらコロナにたどり着きました。実車を見てかっこいいなと思って、もうひと目惚れですね。2ドアハードトップのスタイリングが好きなのと、フロントまわりの『バリカン』(その形状からそう呼ばれる)も好きですね。あとは、1度はキャブ仕様のクルマに乗りたいなと思っていたのもあって」
人と重ならないために71クレスタからより旧いコロナに乗り換えた村上さん。メーターが交換されているため走行距離は不明だが、50年以上前の電気的なアシストのない年代のクルマだけに、クレスタからの乗り換えで少しとまどったこともあったようだ。さらにヒストリックモデルならではの操作系のほか、やはりトラブルにも困らされている。
「買ってから人に教わって気づいたのですが、ブレーキが前後ともドラム式なのでなかなか止まらず、怖いですね。まだ慣れないです。パワーステアリングもないので、これもなかなか慣れないです」
「センサーがだめで水温計が動かなかったり、燃料センサーも針が行ったり来たりの状態で当てにならないので、おおよその距離でガソリンを入れています(この状態で山形から水戸まで自走してきたのだそうだ)。パーツに関しては、そこまで人気がないのでまだ安く買えますね。内装パーツもヤフオクで探したのですが、ギリギリありました」
センサー類を直したらカスタマイズも楽しみたい
手に入れたコロナは困ったことばかりではなく、カスタムも楽しんでいる。ホイールをRSワタナベの8スポークに交換し、足まわりはフロントにダウンサスペンション、リアはショートストローク・ショックアブソーバーとリーフスプリング(板バネ)の逆組みでローダウンを行った。また、購入時からトランクに入っていたという2点式シートベルトを自身で装着。さらに今後も、補修を含めてやりたいことがあるのだそうだ。
「とりあえずセンサー類を直して安心して乗れるようにした後に、もうちょっと車高を下げたいなと思っています。車高調整式サスペンションはないので、ショックを短いものにして、ホイールも太いタイプを入れたいですね。たぶん7インチ幅(7J)くらいは入るんじゃないかと思います。それでツライチにしたいですね」
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みんなのコメント
ところが昨今はそんな『1600GT』が貴重になり珍重されたことで、今度は普通の『コロナハードトップ』が部品取りの憂き目に・・・
そんな食物連鎖の最下層とも言える車がオリジナルに近い形で残っているってことに価値があるって理解があれば、なかなかシャコタンやツライチにしようって発想は出てこない。